↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/21

15

松の森に囲まれた小道で、自転車を静かに止め、姿勢を低くしてロッジに近づいた。心臓が花火のように高鳴り、胸の中で激しく打ち続けている。


遠くから、人々の歓声が聞こえてくる。祝祭のために集まった人々の笑い声や叫び声が、夜空に上がる花火の音と重なって響いていた。


心臓の鼓動がおさまらないのは、自転車をこぎ続けたせいなのか、それとも、こんなことをしているからなのか、自分でも分からなかった。


リザの姿を期待していたが、窓はすべて暗く、ロッジの中に人の気配はなかった。


ひょっとしてロスに帰ったのかと思い、ロッジの周りを落ちた松葉を踏みながら歩いた。


裏手に回ると、中二階の小窓がわずかに開いていた。


誰にも見られていないことを確かめ、自転車を窓の下まで運ぶ。ゴム手袋をはめ、サドルに乗って跳び上がった。


窓枠に手が届いた瞬間、自転車が倒れ、鈍い音が響いた。


それでも構わず、窓枠をつかんで体を引き上げ、身をねじ込むようにして中へ入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。