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シャトルバスを降りると、僕は何かに追われるように自転車を買いに向かった。何度も振り返りながら、リザが別のシャトルバスで戻ってくるのを待った。
自転車を手に入れた僕は、できるだけ目立たないようにしながら、一人で向かいの停留所をじっと見つめた。時折、周囲を警戒しながら、何でもないふうに空を見上げる。
しばらくすると、案の定、リザたちを乗せたシャトルバスがゆっくりと停留所に入ってきた。
僕は息を詰めた。
バスから降りたリザは、サングラスをかけていた。いつもの彼女とは少し違って見えた。肩に流れた髪が風に揺れるたび、僕は目を離せなくなった。
降りてきた客が次々と散らばっていくなか、僕はリザの姿を追った。
三人は時計を確かめると、最初に目に入ったバーへ入っていった。
三十分ほどして、三人が店から出てきた。タクシーを拾い、そのまま乗り込む。
僕は物陰から、その様子を見ていた。
タクシーが走り出した。
僕は自転車にまたがり、あとを追った。
そして、その夜、僕は自転車で彼女を追った先へ向かった。
そこで、あの事件を引き起こすことになるとは、このときの僕はまだ知る由もなかった。




