秘密がわかる?みたいです
「なるほど⋯⋯気がついたらここにいた⋯⋯と。」
パンツ前後逆の金髪イケメン。カークさん。
サラサラの金髪。真っ青な瞳。スラっと背が高いイケメン。
が、パンツ前後逆⋯⋯。
「ゆあ、といったか?」
もう1人の黒髪で、瞳の黒い、ワイルドなイケメン。ちょっとキツそうな顔をしている。
「はい。えっとお名前は⋯⋯」
黒髪イケメンに尋ねると。
「ガイだ。」
ガイさん。
整理すると⋯⋯
パンツ前後逆が、カークさん。
パンツ破れているのがガイさんね。しかも、ガイさんは、今日着たら捨てるって笑えるよね。
⋯⋯
でも、なんで2人して!!パンツよ!
落ち着いて今の状態を考える。
2人には知らないうちにここにいたとか説明したけど⋯⋯。
あたしは、
渋谷のホームにいたはずが⋯⋯見たことのない原っぱ。しかも2人は魔法使ってて⋯⋯
よく、アニメとか漫画で見たことのある。異世界に迷い込んだみたいな話?なのかなぁ。
そりゃ、最近そういう漫画や小説やアニメよく見るよ?転生とかさ、異世界に迷い込んだとかね?
もう流行りよね。
ワクワクしながら見たりしてた。はい!してました。
現に今もハマってる漫画あります!
でもね?
私の身に起きるとか⋯⋯ありえないのよ。作り物なの。ああいうのは⋯⋯。
現実にあるわけないじゃん⋯⋯。どういうことよ。
しかも⋯⋯女子高生の必需品のカバンがないし⋯⋯落ちてるとき吹っ飛んだのかも。スマホもどっかいっちゃってるし⋯⋯。
手ぶらだよあたし⋯⋯。
それとも、大きな穴?に落ちて死んだのかなぁ?私⋯⋯。天国なのかなぁ?
私は悶々と考え込んでいた。
と⋯⋯。カークさんが、私に小さな声で尋ねる。
「で、ゆあ。1つ尋ねたいのだが⋯⋯その、なんで前後逆って⋯⋯。」
だよねぇ
私はガイさんに向き合うと。
「あのぉ?ガイさん⋯⋯今日⋯⋯なんですけど。破れたパンツ履かれてます?あとで捨てるつもりで。」
すると目を見開いて、私を見るガイさん。
「なっ⋯⋯。」
図星⋯⋯か。
そうすると⋯⋯
「なんかどうもなんですが⋯⋯隠してること?うーん秘密?が、わかるみたいです。私。」
しかも!内容がくだらなすぎ!!!!
「は?どういうことだ?!」
カークさんはそう言って私を見る。
「うーん。よく分からないんですよ。私⋯⋯ここの国の人じゃないんです。気がついたらここにいて⋯⋯。」
ガイさんは私をみて。
「確かに、変わった服装だ。⋯⋯神のいたずらか何かにあったのだろうか?」
⋯⋯神のいたずら⋯⋯。
神隠しみたいなものかなぁ?
「確かに!時々神のいたずらでそういう知らないものが迷い込むとか聞いたことあるなぁ?」
カークさんがそう言って私を見た。
「それより秘密が分かるとはどういうことだ。」
ガイさんはそれが気になったようで食い入るようにあたしを見る。
「うーん。カークさんはさっき、火を手から出してましたよねぇ?ガイさんは水?」
あたしが2人にそう言うと、2人は私を見て頷く。
「まぁ。魔法だからね。僕は、火の魔法の使い手だね。ガイは水と風。」
へー。
「じゃーそんなようなものかと。」
あたしが答えると。
2人は考え込むように黙ってしまう。
「秘密がわかる魔法なんか聞いた事ないよね。」
カークさんがうーんと唸る。
「ないな。ない。」
ガイさんも頷いた。
うーん。そんなこと言われても⋯⋯。
「もう。スイマセン⋯⋯。よく分からないんです。」
私はただうなだれることしかできなかった。
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