第10話 ミーム利用
さて、ここから出る前に装備を整えましょう。
今の状態でモンスターと遭遇したら死にますからね。
僕みたいな一般人にとって対策は大事です。
用心深いおかけで、僕もヴァンパイアを撃退できました。
皆さんも都合の良い奇跡は信じず、堅実に行きましょうね。
最後に信じられるのは自分自身の力です。
まずはお巡りさんの死体から拳銃を拝借しましょう。
ふむふむ、自動拳銃ですか。
色々とカスタマイズされてますね。
お巡りさんの趣味だったのでしょうか。
僕はよく分かりませんが便利そうです。
あ、予備の弾も貰っておきますね。
部屋の中は殺風景で何もありません。
他に武器があればと思いましたが残念です。
ここは拳銃だけで妥協します。
警察署ですし、たぶん簡単に見つかるはずです。
さて、無事に脱獄もできたことですし、カメラのバッテリーを取り返しに行きますよ。
もちろん他の没収された私物もです。
貴重品と言えるほどのものはありませんが、紛失するのは嫌ですからねぇ。
あとは移動用の車が欲しいです。
僕のせいか知りませんが署内はパニックですから、さっさと脱出しちゃいましょう。
できれば頑丈な警察車両とか、武装車両がいいですねぇ。
ゾンビの大群を蹴散らす映像を撮りましょうか。
「……ッにゅぁ」
あらら、お巡りさんの生首が動き出しました。
一生懸命にお喋りしてくれていますが、ちょっと意味が分からないですねぇ。
この感じは生首だけのゾンビですか。
ヴァンパイアの犠牲者がゾンビになるという解釈なのでしょうかね。
僕の持つ何らかの作品の知識が影響したのかもしれません。
とりあえず射殺してみましょう。
ほい、バンバーン。
まだまだ撃てますよー。
お巡りさんも頑張ってくださいねー。
痛くて手も足も出ませんか……あ、今は生首だけですね。
……さて、ようやく死にましたね。
ついつい何発も撃ち込んじゃいました。
ざっと数えて三十発くらいですかね。
一度もリロードしませんでしたが、弾切れは起きません。
物理法則を無視してますね。
僕は拳銃の装弾数を知りません。
そもそも数えていません。
今は不安がると実現する世界ですから、弾切れなど起きないと本気で信じ込んでみました。
その結果、無限に撃てる拳銃の完成です。
エコな世の中になりましたねぇ。




