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転生相手は復讐者(仮題)  作者: ジョセフィーヌ
行き倒れ少女と盗賊狩り
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第21話

 王都のギルドはイボールのそれよりも広かった。しかし機能としては変わらず、いくつかのカウンターや奥にある酒場としての空間、そして依頼の掲示板があった。ナギナが掲示板の依頼を見に行く間に、薬草輸送とゴブリン退治の報告を行う。

 ギルドカードに記載されていたこともあって報告はスムーズに終わり、報酬として666リュフが支払われた。(内訳は薬草輸送が200リュフ、ゴブリン討伐が3リュフ×22匹で66リュフ、そのリーダー格のオークマジシャン討伐報酬で400リュフだった)

 更にオークマジシャンの魔石を買い取って貰い、それが700リュフになった。大きな魔石は色々な使い道があり、それだけでもそれなりに金になるようだ。

 今回の報酬を合わせて1366リュフと手持ちの480リュフを合わせて1846リュフ。その内金貨1枚分の1000リュフをギルドに預けて、クレアはナギナの待つ掲示板へ向かった。


「そういえばナギナのランクはどれだ?私はDだから、あまり差があると依頼を受けられないが……」

「心配してくれてありがとうございます。でも私もDランクなので大丈夫ですよ」

「へぇ、その若さでDランクとは凄いな」

「師匠が凄腕でしたからね。ところで、Dランクならこんな依頼はどうですか?」


 ナギナが見せてきた依頼はC級依頼、内容は盗賊征伐だった。どうやら街の西の森の方で盗賊が現れているらしく、殲滅もしくは撃退が目的になる。依頼終了後に職員が現地を視察し、問題がなければ依頼完了になる。それと盗賊の貯め込んだお宝は冒険者の取り分として扱われるそうだ。


「私の実力をお見せするのにちょうど良い機会です。報酬も悪くないですし、一緒に受けませんか?」


 たしかに報酬は2000リュフ。2人で分けるなら1000リュフになるが、それだけでもそこそこの報酬になる。その上で盗賊のお宝が手に入ると考えればだいぶ稼げる依頼だろう。


「分かった、それで行こう。何か用意はあるか?」


「あ、そういえばギルドに少しお金を預けてたはずなので、それでお借りしていた分はお返しします。その上で少し食料を買ってきますね」


 そう言ってナギナはお金を下ろしてきた。ここに来るまでの食事代と先程払った分の宿代、そして入都税の支払いとして大銀貨3枚、300リュフが渡された。明らかに多いのでクレアは返そうとしたが、ナギナに借りの返済ですからと押し付けられた。


「しょうがないな。とりあえず受け取っておこう。それと保存食は私も用意が必要だったんだ」


 これまでの旅の間にある程度『倉庫』に信用が置けるようになったのもあり、ある程度大目に食料を仕入れることに決めたらしい。まぁ入れるのは俺なんだけどな。


 こうして俺たちは街に行き、食料を買いにいくのだった。


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