The later story17
「知ってたんですね…、天鹿和さん」
「当たり前だ」
「自分の風邪に気付かない奴が居るか?」
「コレは風邪ってレベルじゃ…」
「俺にしてみりゃ-、風邪みたいなモンだ」
「いつ死のうが死ままいが、関係ねぇよ」
「でも…」
「細けぇ事をグチグチ言ってんじゃねぇよ」
「お前もやる事が有るんだろ?」
「は、はい…」
「さっさと行け」
「テメェの用事を終わらせてから来やがれ」
「で、でも…」
「どうでも良いから…」
「さっさと行けってんだろ!!」
ゴスッ!!
「痛ッ!!」
「殴らなくても良いじゃないですかぁ!!」
「テメェがクドクドクドクドクド…、小言の多い姑か!テメェは!!」
「すいません…」
「…行け」
「アイツに会うんだろ?」
「…解りました」
「では、お元気で」
「心配しなくても、コイツは1億年ぐらい元気よ」
「確かにそうね」
「1億年じゃなくて1兆年じゃない?」
「キリがねぇよ…」
「ま、確かにそんぐらいは元気だろうけどな」
「アハハハハハ…」
「じゃぁな」
「暇になったら来いよ」
「はい!」
「私も帰るわ」
「木を大切にしなさいよ?」
「…当たり前だ」
「ありがと」
「では」
「おう、じゃぁな」
イトウの研究所
「帰ってきたのか」
「どうも」
「お願いしますね」
「うむ、任せておけ」
「体の損害は腕1本で済ませよう」
「ええええ!?」
「冗談じゃ」
「ビックリした…」
「ガ-さんは?」
「出かけておるわ」
「最近は溜息ばかりでのう」
「何か悩み事でしょうか?」
「直接、言えば解決なんじゃがのう…」
「?」
「お主、天然じゃろ」
キュゥウイイイン…
「む、準備が出来た様じゃな」
「行くが良い」
「では、さようなら」
「いつでも来るのじゃぞ」
「スカルにも頑張るよう、伝えておいてくれ」
「はい!解りました!」
バタン…
扉研究施設
ガチャッ
「ふぅ…」
「お帰り-!秋雨!!」
「ただいま、白珠」
「凩さんは?」
「海外支部に行ったよ-!!」
「え?どうして?」
「秋雨と入れ違いに出てきて、そのまま海外支部に行っちゃったんだ-」
「だから、凩も着いて行ったの」
「海外支部か…」
「うん、ありがとう」
「行くの?」
「その前にGLを迎えに行かなきゃ」
「本部に行くよ」
「うん!解った-!!」
「気をつけてね-!!」
「それじゃ、白珠も頑張ってね!」
本部
「GL-!!」
「彼女を捜してるんですか?」
「か、「彼女」ぉ!?」
「冗談ですよ」
「いえ、半分本気です」
「亞幹璃!!」
「お久しぶりです」
「元気だったか!?」
「当たり前ですよ」
「会長から解放されましたから」
「会長が卒業してから、すぐに出て行ったよな…」
「少し、寂しかったですけどね」
「もうコスプレは?」
「しませんよ!!」
「アハハハハ!」
「結構、似合ってたんだけどなぁ…」
「あの時ほど、自分の外見を悔いた事は有りませんよ…」
「で、その会長は?」
「大学部で頑張ってるらしいよ」
「向こうでも、誰かコスプレの標的を見つけてるんでしょうか?」
「かも知れないね」
「うぅ…、可哀想に」
「…で、何の用で?」
「あ、GLを探しに来たんだ」
「居るかな?」
「居ますよ」
「呼んできましょうか?」
「うん、お願い」
「秋雨!」
「お待たせ、GL」
「治療は上手くいった?」
「当たり前よ!」
「良かった」
「うん」
「端から見ると、完全な彼女彼氏ですね」
「「だ、誰が!?」」
「もう告白はしたんでしょう?」
「恥ずかしがらなくても…」
「それはそれで…」
「コレはコレって言うか…」
「そ、そうだよ!」
「まだ、立派な…、付き合ってるって言うか…」
モジモジしながら、互いに視線を合わせない秋雨とGL
(和む光景ですね…)
「…G、GL!」
「何?」
「海外支部に行くんだけど…」
「…解ったわ」
「でも、その前に迎えに行きましょ」
「え?誰を?」
「デ-トから帰って来たらしいわ」
「ああ、なるほど」
「行くんですか?」
「うん、行くよ」
「それじゃ」
「はい、お元気で」
読んでいただきありがとうございました




