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転生したから、ガチャスキルでやれなかったことを全部やる!  作者: 甘海老男
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487.ダンジョン養殖

俺はゴーレと合流をし、ライルダンジョンに来ていた。


「今回は何を?」

「卵を産む魚をダンジョンで見つけたんだよ。今日の午後、生きたままダンジョンから連れてきて育てたいんだよね」

「なるほど」

ゴーレは頷いた。


俺はコアを軽くいじる。

「淡水と海水で生活できるっていうから、湖畔と島かな。広さは広大にしてみるか」

ダンジョンポイントで島を取得し、地下13階層を改造していく。



改造が終わり、地下13階層に行くと海に囲まれている島に出た。

マヌセラのダンジョンをイメージしていたが上手く行ったみたいだ。

島の中心には大きな湖がある。


「海と湖を繋げる川を作ったりすればいいのかな?てか既にこの海に魚がいるとかない?」

「たぶんですが水草や海藻はあるかもしれませんが、魚はいないと思われます」

「ゴーレが言うならいないんだろうな」

やっぱり外からマザー魚を連れて来ないとダメみたいだ。


「何か準備は必要ですか?」

「あとは湖と海を繋げるだけかな。ゴーレ、手伝ってくれる?」

「はい。了解しました」


俺はゴーレと一緒に川を作って、マヌセラへ向かった。


▽ ▽ ▽


マヌセラのダンジョン地下2階層。

ヒューズさんとガッツさんは気合が入っていた。


「今回は魚を生け捕りなんだよな?」

「はい。ヘビみたいな魚をたくさん捕まえましょう」

「ヒューズさんとガッツさんとリリアンさんは海の中でマザー魚を捕まえてください。僕とゴーレとクララさんとノヴァは船でこの網を使って捕まえましょう」


マザー魚がどうやって孕むのかわからないのでマザー魚以外も連れて行く必要があった。



ヒューズさん達が海に潜っていった。


「よし。じゃあ餌を撒きますね」

俺は撒き餌を作ってきていた。


餌を撒くとイールが海面に浮いている餌に食いついてきた。

それを漁業部門から借りた網で捕まえていく。


「捕まえたら一旦漁船の生簀に入れてください」

「わかったー」

「了解!」

クララさんとノヴァは集まったイール達をどんどん生簀に入れていった。


「あとはマザー魚を捕まえるだけだ」

俺もクララさんとノヴァと一緒にイールを捕まえた。


▽ ▽ ▽


ヤルクダンジョンの海ではたくさんのイール達が泳いでいた。


「はー。やっと終わった」

俺の身体はヌルヌルになっていた。


ヒューズさんとガッツさんがやる気を出してくれたので、マザーオイルイールとマザーファットイールとマザーシャープイールを数匹ずつ捕まえることができた。


ダンジョンに運ぶのは、リリアンさんとノヴァの水魔法を使った。

持ち運び可能な水魔法の生簀に入れて、往復して運んだ。


「あとはこの環境で育てばいいんだけどね」

俺はそう言いながら、餌を撒いた。

今後は餌撒きをショーグン達にお願いするつもりだ。



「ヒューズさん達には追加でお願いしちゃったけど大丈夫かな?」


ダンジョンが確認できてから、マヌセラで獲れるようになった魚が3種類いる。

ダンジョンが消滅するとその3種類が取れなくなるかもしれないので、その3種類のマザー魚を地下1階層で捕まえて海に放流してほしいと伝えた。


ダンジョン養殖も考えた。

だけどストロングセリオラとベビーセリオラとファットフレはダンジョンの外でも生きれていたから放流にした。


「地下3階層と4階層の海にも新種がいればいいんだけどな」


明日もダンジョンに行く予定だ。

モンスターサーカスもあるから早めにダンジョンを攻略しておきたい。



▽ ▽ ▽



翌日。

地下3階層。


「海の中にいるモンスターや魚は地下2階層と変わらないですか?」

「うーん。わからん。潜って移動はしてないからな」

「あーそうか」

「船に乗ってるときに襲ってくるモンスターくらいしかわかんないな」

「ちなみにそれは?」

「ランスフィッシュだな。海中から跳ねて刺してこようとしてくる」

「一応そいつも肉が出たら教えてください」

「わかった」

今まで通り、ヒューズさんとガッツさんとリリアンさんは海に入る。


残った俺達は、少しずつ漁船を進ませながら釣りをした。


▽ ▽ ▽


地下3階層では新しい魚はいなかった。

ランスフィッシュの肉が出たから焼いて食べてみたが、噛むと出てくる脂が苦い鉄の味がした。


「次は地下4階層。ちゃちゃっと調べてダンジョン攻略しましょう」

「ちゃちゃっとって!大変なのは私なのよ!」

リリアンさんは頬を膨らませた。


「リリアンさん!リリアンさんのおかげで新しい食材が見つかった時は最初に食べさせますから」

「昨日のヌルヌルのやつも?」

「当然です!」

「ならちゃちゃっと終わらせちゃいましょう!」

リリアンさんの機嫌が良くなり、3人は海に入っていった。



数十分後、ヒューズさんが漁船に戻ってきた。

「ライル。海底のほうにタートル型のモンスターがいた。倒したらこんなのドロップアイテムだった」


ヒューズが何かを俺に投げた。

俺が掴んだものは貝だった。


「え!?これがドロップアイテム?」

「それが数十個だ。甲羅に何かついてると思ったら貝だった」


俺はすぐに貝を鑑定した。


○アサリ

 バイバルブタートルの甲羅で育った貝。

 貝殻の色や模様はたくさんあり、同じ模様はない。


「え!ヒューズさん。ドロップアイテム全部ください!」

「お?じゃあ拾ってくるか?」

「はい。あとそのバイバルブタートルの魔石も絶対要ります!!」


まさかの貝を手に入れた。

貝のモンスターもハズレばっかだったから、これは正直嬉しい。


ヒューズさんが追加で持ってきた貝はアサリとは明らかに違った。


○シジミ

 バイバルブタートルの甲羅で育った貝。

 貝殻は黒褐色でツヤがあり、成長線が輪状に表れる。


「最高すぎます。ヒューズさん。必ず魔石をお願いします」

「ああ。ちゃんと報酬はあるんだろ?」

「はい。最高の貝料理を作ります」

「頼んだぞ!」

ヒューズさんは嬉しそうに海に飛び込んでいった。



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