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転生したから、ガチャスキルでやれなかったことを全部やる!  作者: 甘海老男
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470.解放のシンボル

翌日の昼前、俺はキーに起こされる。


「マスター。マリーナガヨンデル!」

「え?要件聞いてる?」

「デスヘルデボウケンシャガアバレタ」

「は?」

まさかジェイク達とドルビダ達がダンジョン攻略中にデスヘルで面倒なことが起きるなんて。


「ガボガ達は?」

「キョウハマヌセラニイタミタイデス」

「なるほど。マリーナさんにはすぐ向かうと伝えて」

「リョウカイシマシタ」

俺は着替えてデスヘルの冒険者ギルドに向かう。


▽ ▽ ▽


冒険者ギルド内には3人の気絶した冒険者が縛られていた。


「マリーナさん。これは?」

「ライルくん。来てくれたのね。この冒険者が[鬼将軍の調理場]で暴れたのよ」

「は?」

俺は一気に怒りが溢れてきた。


「ちょっとアルゴットとフィアダの様子を見てきます」

「わかったわ」

俺はすぐに[鬼将軍の調理場]に向かった。



「アルゴット!フィアダ!大丈夫!」

店の中に入ると何も壊れていないし、アルゴットとフィアダも怪我をしてないようだ。


「ライル様。わざわざすみません」

「大丈夫なの?」

「はい。【蒼玉姫】の方々が助けてくれて」

前に順位表に乗っていた女性だけのパーティだ。


「それで何があったの?」

「前にデスヘルにいた【月の騎士】というパーティが、久々に来店したんです」

「あれ?前に順位表に載ってたことあるよね?」

「はい。久々に来店したと思ったら、「ライル商会は獣人やドワーフを雇ってる!」や「人族を乗っ取ろうとしている!」と叫びだして。それで器などを投げようとし始めたところを【蒼玉姫】が助けてくれたんです」

なんか嫌な予感がする事件だ。


「アルゴットとフィアダもマジックアイテムで人族の見た目じゃなかったら襲われてたかもね」

「はい。私達もお店も被害はなかったのでよかったです」

「とりあえず俺はイライラするから【月の騎士】をボコしてくるわ」

「ライル様!」

俺が店を出ようとするとアルゴットが止めた。


「前に店に来ていた【月の騎士】は礼儀正しい良い冒険者だったんです。なので話を聞いてあげてください」

「そんなに変わってたの?」

「はい。全く印象が違いました」

俺の嫌な予感が的中しそうだ。


俺は店を出て、冒険者ギルドに向かう。


▽ ▽ ▽


冒険者ギルドから叫び声が聞こえる。


「お前達もわかってるだろ?穢れている他種族が人族の領域を犯していることを!!」

「早く縄を解け!俺達は他種族を許してはいけない!!」

【月の騎士】の叫び声みたいだ。


「ワープ」

俺は縄で縛られている3人を森帝のロッドで殴り飛ばす。


「ぐっ!」

「べっ!」

「がっ!」

3人は壁にぶつかり、気持ち悪い声を出した。


「元気みたいだな。よくもうちの店で暴れてくれたな。エアアーム!」

風の腕を出し、両手で3人を掴んで締め上げる。


「がっ!お前がライルか!」

「何故他種族なんか雇っている!」

「人族の未来のために他種族を殺せ!」

俺は黙って力を入れる。


「ぐっ!がああ」

3人は再び気絶した。


「マリーナさん。こいつら漁ってもいいですか?」

「え?漁る?」

「多分最近いろいろある宗教絡みな気がします」

俺は3人の服を漁ってみると、クライドが持っていた物とは違うシンボルを全員が持ってた。


俺は『鑑定』を使う。


○解放のシンボル

鑑定結果不明


「解放のシンボル。また鑑定結果不明か…」

「これがクライド様をおかしくしてたやつ?」

「違う種類見たいですけど、出所は同じ気がします。こいつらがデスヘルを離れた時に何をしていたかを可能なら調べてください」

「わかったわ。あ!ライルくん。お願いがあるんだけど」

「なんですか?」

「こっちにも牢屋を作ってくれない?」

「あーなるほど。わかりました。すぐ作ります」


俺は『秘密基地』と『小屋作成』で冒険者ギルドの地下に牢屋を作る。


バッフン!


「一応確認しますね」

俺は新たに作った地下に繋がる階段を降りると1体のゴーレムがいた。


「あれ?ムズリ?」

そこにいたのはジェイラーゴーレムエリートのムズリだった。


「マスター。お久し振りです」

「あれ?ここの牢屋もムズリの管轄なの?」

「はい。そこの扉がヤルクの牢屋と繋がってます」

「え!」

勝手に『秘密の通路』のようなものが出来ていた。


「ご安心してください。我々ゴーレムと手錠を付けた罪人しか通れないので、悪用されることはないです」

「あーなるほど。よかったよ」

管轄外の『秘密の通路』が出来たと思って少し焦っていたが、安心した。


「ちょっと3人連れて来る。牢屋は大部屋でいいかな」

「グレードCですね。了解いたしました」

俺は1階に上がり、気絶してボロボロの3人をムズリに渡す。


「起きて3日くらいしたら連絡して。聞きたいことが山ほどあるから」

「わかりました」

俺は3人を任せて、1階へ戻った。



「マリーナさん。3人はムズリに頼みました」

「ムズリ?」

マリーナさんもムズリがデスヘルにいることに驚いているようだ。


「詳しくはムズリに聞いてください。とりあえずこういうシンボル持ちには気を付けることと、【月の騎士】がデスヘルに戻ってくるまでの情報がほしいです」

「わかったわ」

「俺は[鬼将軍の調理場]に行って、そのまま帰ります」

「うん。ごめんね。ありがとー」

俺は冒険者ギルドを出て、[鬼将軍の調理場]へ向かった。



[鬼将軍の調理場]に到着する。

アルゴットとフィアダにシンボルが関係していた事を伝える。


「なるほど。だから人が全然違ったんですね」

「これからも現れるかもしれないから気を付けて」

「「はい」」

2人は頷く。


「あと世間話で良いから、冒険者の情報を知っておいて。今回みたいに急変したら、原因のヒントになるかもしれないから」

「「わかりました」」

「あーあと、【蒼玉姫】に好きなライル商会の商品をあげるって伝えて」

「3名全員ですよね」

「うん。うちで叶えられるお願いなら聞くよと伝えたら、商品が欲しいってなるだろう」

「わかりました」

俺は[鬼将軍の調理場]を出て、ヤルクに帰った。


俺はヤルクに帰り、解放のシンボルを破壊した。


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