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転生したから、ガチャスキルでやれなかったことを全部やる!  作者: 甘海老男
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457/505

443.宣伝会議

夕食が終わってルフレッテを連れてヤルクに来ていた。


「え!?どういうことです?」

「俺のエクストラスキル。スキルで建てた建物には移動できるの」

「え?え?」

「このことはライル商会外には漏らしちゃだめだよ」

「わ、わたしは知ってはいけないことを知ってしまった?」

「そんなことない」

混乱してるルフレッテを見てゴトフとイタロは笑っていた。



ゴーレがやってきたのでアリソンとセフィーナさんを呼んで工場エリアの会議室に呼んでもらった。


待っている間、俺はイチゴのタルトとサリルデザートのコーヒーを出してあげた。

入れ方を悩んでいたら、ゴトフが手伝ってくれた。


「イタロ、これサリルデザートだよ」

「本当に?ありがと」

自分の管理している畑から採れたコーヒーをイタロは嬉しそうに飲み始めた。


少しするとアリソンとセフィーナさんがやってきた。


「ライル様、これは何の集まりですか?」

セフィーナさんはメンツを見て首を傾げた。


「サーカスの宣伝関係の話かな。イタロは関係ないけどね」

イタロはペコっと頭を下げた。


「まずカラッカ領民で希望する人のサーカスチケット代とカラッカの街での宿泊費を負担します」

「え?」

「1回目だしモンスターサーカスにはやる気を出させたい。それに俺がしようとしてることは2回目への布石なんです」

「どういうことです?」

セフィーナさんは俺の言葉を聞き流さないようにしていた。


「カラッカ領民にサーカスを楽しんでもらう。そして大盛況になる。その様子をルフレッテが絵と文章で記録して、いろんなところに配るんです」

「記録する?その方はゴルティ商会の娘さんですよね?」

「うん。ルフレッテ、卒業試験の時の文章と絵は持ってる?」

「は、はい」

ルフレッテは小刻みに震えながら、大量の紙をカバンから出した。


みんなはそれを手に取った。


「す、すごいですね。あの日の事が思い出せます」

「アリソンの絵とは違う上手さでしょ?アリソンは想像して作りだして描く感じ。ルフレッテは目で見たものを絵にしちゃうんだ。それも興味をそそる文章と共に」

俺がそういうとアリソンは小さく頷いた。

アリソンの創造力で俺の拙い絵を見れる絵にしてもらってるので感謝している。


「いい案だと思います。問題点は2つ」

「意外と少ない」

「まずは領民には文字が読めない人が多いです」

「だから絵が必須なんです。まあ他にも対策は考えてます」

「対策ですか?」


俺はアリソンを見て、紙とペンを渡す。


「簡単にで良いから絵を描いて。まずはパンの絵とパンの文字を書いて、あとは同じようにスライム、家、火を書いて」

アリソンはびっくりするスピードで見やすく書いてくれた。

俺はその紙をルフレッテに渡す。


「これを本物のように描いて。位置とかはそのままで」

「わ、わかりました」

ルフレッテもサクサク書いて行く。


出来上がったのはパンとスライムと家と火が書いてある紙。

アリソンのデザイン力とルフレッテの画力でなかなか良い物が出来た。


「こういうのを集めた本を作ります」

俺はセフィーナさんに紙を渡す。


「領民の馴染みのある物で文字を覚えてもらうんですね…」

「はい」

「わかりました。領民の識字率問題はいいです」

セフィーナさんは納得してくれたようだ。


「もう1つ。これを複写する方法はあるんですか?沢山必要なはずです。商人ギルドでお金を払えばできると聞いたことはありますが、かなり高いはずです」

「そこは考えているんで大丈夫ですよ。2人に何千枚も書かせるつもりはないですから」

「わかりました。そこはライル様の異常さを信じます」

「セフィーナさん?」

「失礼しました」

「セフィーナさんはスイーツ3日禁止です」

「え!?」

俺は残っているイチゴのタルトを見せつけるように頬張った。


▽ ▽ ▽


話し合いで色々決めておいた。


サーカスのチラシやポスターはアリソンが担当。

サーカスが始まるまでの[モンスターサーカスとは]と開園後の[モンスターサーカス大盛況]と[モンスターサーカスを見た人の声]をルフレッテは書き上げることになった。

タイトルはかなり適当に俺が考えた。


それと並行して[文字勉強本]と[ライル商会通信]もルフレッテの担当だ。

デザインなどはアリソンが監修に入るから大丈夫だろう。

チラシやポスターはグリフォン運輸が運んでくれる。


領民をモンスターサーカスに招待する件はラドニークさんと相談するらしく、一旦待ちになった。


本当に素晴らしい布陣だ。


「よし。製本と印刷?これはどうにかしないと」

目途がないわけではない。


ガルスタン達が作れる可能性もあるし、『ガチャ』がある。

なんかのカタログにそういうのがあった気がする。

興味がなさ過ぎて覚えてないが、どうにかなる。

いやどうにかする。


俺は『ガチャ』を使用した。


所持ポイント12,621


☆武器・防具ガチャ

低級から神級の様々な武器からガチャができるよ!

5連 5,000P


☆テイマーガチャ

あなたのテイムしたモンスターに関係するアイテムが

とても出やすくなっているガチャだよ。

1連 1,000P 5連 5,000P


☆カタログガチャ(1回限り)

あなたが必要としてるガチャだよ!

3連 30,000P


☆前世ガチャ

あなたのためになるガチャだよ!

10連1回限りの限定ガチャ!

10連 50,000P



「は?は?カタログガチャ!!!来たー!!」

俺はよく見てみた。

「ん?30,000P?は?待て待て」


ダンジョンのポイントにしてしまって魔石を全く持ってない。

いつも魔石をくれる弟子達もいない。

これはまずい。


「明日ガルスタン達に相談して難しそうなら狩りだ。危険地域でライル商会スタンピードだ」

俺はその覚悟を持ってベッドに入った。



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