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納期遅れで死んだ俺、異世界では魔力の詰まりが見えるらしい 〜最弱Eランクだけど、術式を読み替えて世界の流れを変えていく〜  作者: 好山 雪
第1章 月影の森で目覚める

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6/11

# 第6話 走る、転ぶ、そして魔道具ギルドへ

 翌朝。


 シュウは、アルメリアの外壁近くにある小さな訓練場に立っていた。


 土の地面。

 木剣を振る若いアヴァントゥリーストたち。

 的に向かって短剣を投げる者。

 端の方では、荷袋を背負って走らされている新人らしき少年が、今にも倒れそうな顔をしている。


 そして、シュウの前にはセリアがいた。


「じゃあ、まず走ろうか」


 朝の光を背に、セリアは爽やかに言った。


 まるで、今日は天気がいいね、とでも言うような軽さだった。


「どれくらい?」


「訓練場を五周」


「五周」


 シュウは訓練場を見渡した。


 広い。

 かなり広い。


(昨日、俺の体力Lv.1って出てたよな)


 嫌な予感しかしない。


「五周って、初心者向けなのか?」


「うん。かなり優しめ」


「この世界の優しさは、少し信用できないな」


「大丈夫。倒れる前には止めるから」


「倒れる前提みたいに聞こえる」


 セリアはにこっと笑った。


 笑顔は明るい。

 だが、逃がす気はなさそうだった。


「シュウは、まず体を動かすところから。見える力があっても、体がついてこなかったら危ないでしょ?」


「それは、正しい」


 正しい。

 だから反論できない。


 前の世界でも、現場に無茶を言う時ほど、正論の形をしていた。

 ただ、今回は自分のための正論だ。


「行こう」


 セリアが軽く走り出す。


 シュウもその後に続いた。


     ◇


 一周目。


 まだ余裕があった。


 息は上がるが、走れないほどではない。


 二周目。


 足が重くなってきた。


 セリアは横で軽く流している。

 呼吸も乱れていない。


(同じ人間なのか?)


 いや、この世界では種族も違う者がいる。

 だがセリアはリュード、つまり見た目は人間に近いはずだ。


 三周目。


 ふくらはぎが悲鳴を上げ始めた。


 喉が乾く。

 心臓がうるさい。


「シュウ、大丈夫?」


「大丈夫……では、ない」


「正直でよろしい」


「褒められてる気がしない」


 セリアは笑った。


 その笑顔が少し近くに見えた瞬間、シュウは足元の小石に気づくのが遅れた。


「あ」


 体が前に傾く。


 転ぶ。


 そう思った瞬間、セリアが腕をつかんだ。


「危ない!」


 ぐいっと引き戻される。


 シュウの体はセリアの方へ寄り、肩が軽く触れた。


 近い。


 近すぎる。


「大丈夫?」


「……ああ」


「顔、赤いよ?」


「走ったからだ」


(走ったからだ。たぶん。いや、今のは走ったからだけじゃない)


 シュウは目をそらした。


 セリアは少し首を傾げたあと、にやっと笑った。


「ふうん」


「その顔はやめてくれ」


「どの顔?」


「昨日もそのやり取りしただろ」


「覚えてたんだ」


「覚えてる」


「そっか」


 セリアは少しだけ嬉しそうに笑った。


 シュウは咳払いをして、再び走り出した。


(こういう距離感に慣れてないんだよな、俺)


 前の世界では、誰かとこんなふうに走ることもなかった。

 まして、腕を引かれて照れるような余裕もなかった。


 仕事、納期、調整、謝罪。

 それが生活の大半だった。


 四周目。


 余計なことを考える余裕は消えた。


 ただ苦しい。


 五周目。


 足が上がらない。


 最後の角を曲がったところで、シュウはほとんど歩いていた。


「あと少し!」


 セリアが前から声をかける。


「分かってる……」


「頑張って!」


「頑張ってる……」


「戻ったら水飲めるよ!」


「それは……かなり魅力的だ」


 最後の数歩を、ほとんど気力で進む。


 そして、訓練場の端に置かれた木の杭に手をついた。


「……着いた」


「お疲れさま!」


 セリアが笑顔で水袋を差し出してくる。


 シュウはそれを受け取り、ゆっくり飲んだ。


 水が、信じられないくらいうまい。


(走っただけで、ここまで消耗するのか)


 情けない。


 だが、これが現実だった。


「どう?」


 セリアが聞く。


「思ったより、弱い」


「うん」


「そこは否定してくれてもいいんだぞ」


「でも、嘘はよくないし」


「正直だな」


「でも、昨日より少し進んだよ」


「五周走っただけで?」


「そう。昨日のシュウは、たぶん五周走る前に途中でやめてた」


「自分でもそう思う」


 シュウは苦笑した。


 確かに、途中でやめたくなった。


 だが、最後まで走った。


 それが大きな成長かどうかは分からない。

 ただ、何もしないよりはましだった。


「次は木剣ね」


「まだあるのか」


「あるよ。基礎訓練だから」


「基礎が多いな」


「基礎だからね」


 セリアは木剣を一本渡してきた。


 シュウは受け取る。


 軽いと思った。

 だが、実際に構えてみると、妙に手首が頼りない。


「まずは握り方から」


「そこからか」


「そこからだよ」


 セリアはシュウの手元に近づいた。


「ここ、力入りすぎ。もっと指で包む感じ」


 そう言って、彼女はシュウの手に自分の手を重ねた。


 指の位置を直される。


 シュウは固まった。


(近い。いや、教えてくれてるだけだ。これは訓練だ。変に意識する方がおかしい)


「シュウ?」


「……分かりました」


「急に敬語」


「気にしないでくれ」


 セリアがまた笑いそうになる。


「はいはい。気にしません」


(絶対、気にしてる)


 シュウは木剣を握り直した。


 そこから、素振りが始まった。


 十回。

 二十回。

 三十回。


 最初はぎこちない。

 肩に力が入り、腕だけで振ってしまう。


「腰を使って」


「腰?」


「そう。腕だけで振らない」


「難しいな」


「最初はみんなそうだよ」


 セリアは木剣を持ち、横で軽く振って見せた。


 動きが滑らかだ。


 剣先がぶれない。


 シュウはその動きを見て、ふと青い流れを感じた。


 セリアの体の中を、魔力が細く流れている。

 足から腰へ。

 腰から肩へ。

 肩から腕へ。

 腕から剣へ。


 流れが途切れていない。


(なるほど。だから無駄がないのか)


 シュウは自分の体に意識を向ける。


 青い流れは薄く、ところどころで詰まっているように見えた。


 特に肩。

 力が入りすぎて、流れがそこで止まっている。


(肩の力を抜く。腰から動かす)


 もう一度、振る。


 少しだけ、剣が軽く感じた。


「今の、よかった」


 セリアが言った。


「分かったの?」


「少しだけ。体の流れが止まってるところが見えた」


「体の流れ?」


「魔力みたいなものだと思う。セリアの動きは、足から剣まで流れがつながってる」


 セリアは目を丸くした。


「私のも見えるの?」


「少しだけ。魔物ほどはっきりじゃないけど」


「変な感じ」


「嫌か?」


「ううん。嫌じゃないけど、ちょっと恥ずかしい」


 今度はセリアが少しだけ視線をそらした。


 シュウは、思わず黙った。


(待て。こっちが照れる番じゃないのか)


 妙な空気になりかけたところで、横から大きな声が飛んできた。


「いやいやいや、朝から何この空気! 訓練場って、こんな甘酸っぱい場所だったっけ!?」


 ジノだった。


 膝にはまだ薄い布が巻かれている。

 だが、昨日よりは元気そうだった。


 セリアがじろりと見る。


「ジノ。いつから見てたの?」


「シュウが三周目で死にかけてたあたりから」


「最初からじゃない」


「だって面白かったから」


「面白がるな」


 シュウは息を整えながら言った。


 ジノはにやにやしている。


「いや、いいと思うぜ。青春って感じで」


「違う」


「違わない」


「違う」


「じゃあ、そういうことにしとく」


 ジノは軽く手を振った。


 セリアが呆れたように息を吐く。


「ジノ、今日は依頼は?」


「あるぞ。ちゃんと受けた。リリアさんに『今度こそ依頼票を最後まで読みましたね』って褒められた」


「それは褒められることなのか?」


「俺にとっては大きな一歩」


 ジノは胸を張る。


「で、何の依頼だ?」


 シュウが聞くと、ジノは少しだけ目をそらした。


「薬草配達」


「安全そうだな」


「うん。安全。たぶん。薬師ギルドまで運ぶだけ」


「たぶんをつけるな」


「癖なんだよ」


 ジノは笑った。


 だが、昨日の食堂で聞いた「薬代」という言葉が、シュウの頭をよぎった。


 薬草配達。

 薬代。

 病人。


 偶然かもしれない。

 踏み込むには早い。


 シュウは聞かなかった。


 代わりに、ジノが自分から少しだけ口を開いた。


「ま、薬師ギルドには顔が利くしな」


「よく行くのか?」


「まあな。家の用事で」


 それだけ言って、ジノはすぐに軽い表情へ戻った。


「というわけで、俺は働く男になってくる。シュウも死なない程度に頑張れよ」


「昨日から、死なない程度という言葉をよく聞くな」


「この世界の基本だ」


「嫌な基本だな」


 ジノは笑いながら訓練場を出ていった。


 その背中は軽い。

 だが、昨日より少しだけ違って見えた。


(あの人も、何か守ってるのか)


 シュウはそう思った。


 セリアもジノの背中を見ていた。


「ジノは、ああ見えて悪い人じゃないよ」


「それは少し分かった」


「トラブルは呼ぶけど」


「それも少し分かった」


 セリアは苦笑した。


     ◇


 午前の訓練を終える頃には、シュウの腕はすっかり重くなっていた。


 走った。

 木剣を振った。

 構えを直された。

 何度も足の位置を注意された。


 戦闘らしいことはしていない。

 それでも、体は十分に疲れている。


「今日はここまで」


 セリアが言った。


「助かった」


「明日もやるよ」


「明日もか」


「もちろん」


 分かっていた。

 分かっていたが、改めて言われると少し気が重い。


 その時、訓練場の入口に組合職員が現れた。


「シュウさん、セリアさん。リリアさんがお呼びです」


「リリアさんが?」


「はい。昨日の赤い印の木箱の件です」


 シュウとセリアは顔を見合わせた。


 休む間もなく、組合へ向かうことになった。


     ◇


 受付奥の確認室には、リリアが待っていた。


 机の上には、昨日の赤い印の木箱に関する報告書が置かれている。


「訓練後にすみません」


「大丈夫です」


 シュウは椅子に座りながら答えた。


 全身は少し痛いが、話を聞けないほどではない。


 リリアは書類を開いた。


「昨日の保留品ですが、魔道具ギルドから一次確認の返答がありました」


「何だったんですか?」


「魔石片、という申告でしたが、中に術式を刻んだ破片が混じっていた可能性があります」


「術式を刻んだ破片?」


「魔道具や魔法陣の一部に使われるものです。通常は管理記録が必要ですが、今回の箱には記録がありません」


 シュウは眉を寄せた。


 昨日見た濁った流れを思い出す。


 普通の魔石ではなかった。


「危険なものなんですか?」


「今のところ、即座に大きな被害を出すほどではないようです。ただし、魔力を持つ素材に反応していました。薬草や魔石に近づくと、魔力を濁らせる可能性があります」


「だから薬草袋に向かったのか」


「おそらく」


 セリアが腕を組む。


「誰かがわざと混ぜたってこと?」


「その可能性があります」


 リリアの声が少しだけ低くなった。


「魔道具ギルド側でも詳しい確認が必要とのことです。そして、シュウさんに話を聞きたいという要望が来ています」


「俺に?」


「はい。あなたが最初に流れの異常に気づいたためです」


 シュウは少しだけ背筋を正した。


 魔道具ギルド。


 新しい場所。

 新しい人間。

 そして、自分の能力をまた説明しなければならない。


(また面倒なことになりそうだな)


 そんな気がした。


 リリアは続ける。


「ただし、話す内容には注意してください。魔流視の詳細を不用意に広める必要はありません」


「分かりました」


「セリアさんも同行してください」


「はい」


 リリアは少しだけ考えてから、言葉を選ぶように言った。


「魔道具ギルドには、少し癖の強い整備士がいます」


「癖の強い」


 セリアが小さく笑う。


「リリアさんがそう言うなら、相当ですね」


「ええ。相当です」


 リリアは否定しなかった。


「彼女の名前は、ミラ・フォルネ。腕は確かですが、納得できない説明を嫌います」


「納得できない説明……」


 シュウは嫌な予感がした。


 自分の説明は、だいたい感覚に頼っている。


 流れが見える。

 濁って見える。

 詰まって見える。


 理屈で説明しろと言われると、かなり苦しい。


「つまり、相性が悪そうですね」


「そうとも限りません」


 リリアは穏やかに言った。


「ただ、最初は少し噛み合わないと思います」


「少し?」


「かなり」


「言い直しましたね」


「正確を期しました」


 リリアは涼しい顔だった。


     ◇


 魔道具ギルドは、組合から歩いて十分ほどの場所にあった。


 石造りの二階建て。

 入口には、歯車と魔石を組み合わせたような紋章が掲げられている。


 建物の近くに来ると、空気が少し違った。


 鉄と油。

 焼けた石。

 乾いた木材。

 そして、微かな魔力の匂い。


 中に入ると、作業台がいくつも並んでいた。


 小さなランプ。

 金属の輪。

 魔石の欠片。

 細い線が刻まれた板。

 見たことのない工具。


 シュウは思わず立ち止まる。


(工場というより、試作室みたいだな)


 前の世界の設備や治具を思い出した。

 工具の配置。

 作業台の傷。

 部品の分類。


 文字は読めない。

 だが、ここが「ものを作る場所」だということは分かる。


 奥から、少し鋭い声が聞こえた。


「だから、それは向きが逆。魔石の流れを見れば分かるでしょ」


「す、すみません!」


「謝る前に直して。謝罪では魔力は流れないから」


 セリアが小声で言う。


「たぶん、あの人だね」


「かなり癖が強そうだな」


 奥の作業台から、一人の女性が顔を上げた。


 短く切った黒に近い髪。

 細い工具を手に持ち、作業用の革エプロンを身につけている。

 年齢はシュウより少し若いくらいか。


 彼女はシュウとセリアを見るなり、視線を細めた。


「あなたが、赤印の箱の流れを見たっていう新人?」


「シュウ・サエキです」


「ミラ・フォルネ」


 名乗りは短かった。


 ミラは作業台に置かれた封印箱を指さした。


「説明して」


「え?」


「あなたが何を見たのか。どこから、どう流れて、何に反応していたのか。できるだけ具体的に」


 いきなりだった。


 シュウは少しだけ息を整えた。


「箱の右上の隙間から、灰色に黒が混じったような流れが漏れていました。床に向かって落ちて、そこから周囲へ広がっていました。薬草や魔石のように魔力のあるものへ寄っていくように見えました」


 ミラは黙って聞いている。


「それで?」


「それで……封印布をかけると、流れが分散して弱くなりました。ただ、右下から少し漏れが残っていました」


「なぜ右下から漏れたと思う?」


「分かりません。ただ、布が完全に密着していなかったのかもしれません」


「見えていたのに、分からない?」


 ミラの声が少し刺さる。


 シュウは眉を寄せた。


「見えることと、理由が分かることは違います」


 ミラの目が少しだけ変わった。


 セリアが横で、少し心配そうにシュウを見る。


 ミラは作業台の上に置かれた小さな魔道具を手に取った。


「じゃあ、これは?」


「これは?」


「簡易魔光灯。今、調子が悪い。あなたには何か見える?」


 試されている。


 そう分かった。


 だが、拒む理由もない。


 シュウは魔光灯を見つめた。


 小さな魔石から、細い青い流れが伸びている。

 本来なら輪のように巡るはずなのだろう。

 だが、途中で少し引っかかっていた。


 小さな金属板の角。


 そこで流れが細くなり、光が弱くなっている。


「ここで流れが細くなっています」


 シュウは指を差した。


 ミラの表情が止まった。


「……そこ?」


「はい」


「触ってないのに?」


「見えたので」


「見えた、ね」


 ミラは工具を取り、シュウが指した部分の金属板を少しだけ動かした。


 次の瞬間、魔光灯がふっと明るくなる。


 作業台の周囲にいた職人見習いたちがざわついた。


 ミラは魔光灯を見つめたまま、低く呟いた。


「理屈が合わない」


 そして、シュウを見た。


「合わないのに、結果だけ合ってる」


 その目は、疑いと興味が混じっていた。


「あなたのそれ、説明になってない」


「自分でもそう思います」


「でも、無視もできない」


 ミラは腕を組んだ。


「いい。赤印の箱、あなたにも見てもらう。感覚だけの説明は嫌いだけど、見えるものを見ないふりするのはもっと嫌い」


 セリアが小さく笑った。


「認めてくれたってことでいいのかな?」


「認めてない」


 ミラは即答した。


「少しだけ、使えるかもしれないと思っただけ」


「それ、ほぼ認めてるんじゃ」


「セリア」


「はい」


 セリアが黙る。


 シュウは魔光灯を見た。


 自分が触れたわけではない。

 ただ、流れが細くなっている場所を伝えただけだ。


 それでも、光は強くなった。


(見えるものを、ちゃんと伝えれば、何かが変わる)


 薬草。

 木箱。

 魔光灯。


 少しずつ、できることが増えている。


 だが同時に、見えてしまうものも増えている。


 ミラは封印箱の前に立った。


「じゃあ、本題に入る」


 彼女は封印箱の蓋を軽く叩いた。


「この中に混じっていた破片。普通の魔道具部品じゃない」


「何なんですか?」


 シュウが尋ねる。


 ミラは口元を引き締めた。


「誰かが、魔力を濁らせるために作った部品」


 作業場の空気が、少し重くなった。


「そして、たぶんこれは試作品」


「試作品……」


「そう。つまり、誰かがこれを作って、どこかで試している」


 シュウは封印箱を見た。


 中からは、まだ薄い濁った流れが漏れている。


 その流れは細い。


 だが、確かにどこかへつながっている。


 アルメリアの街の、見えないどこかへ。


 ミラが静かに言った。


「面倒なもの、見つけたわね。あなたたち」


 シュウは返事をしなかった。


 ただ、胸の奥で思った。


(また、流れが詰まってる)


 そして今度は、それを見なかったことにはできなかった。


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