邪魔な木々
注意!!
この作品はダークファンタジーです。
「ハロぉ〜皆さァ〜ん、朝ですよォ〜」
「ふあァァァ……おはよー…サニー…」
「おはよー、千咲?」
「う〜ん……ってェェェェェェ!?」
千咲は見た事のない人物を見て、酷くビビった。
「誰だよ!!」
千咲はナイフを構えた。
「うわァ!!待て待て待てェェェ!!僕は先端恐怖症なんだァ!!」
「千咲〜…ウルセェよ…誰だテメェ?」
「自己紹介がまだだったねェ、僕はヴァレ、ヴァッくんって言ってくれよ。」
「ヴァッくん?」
「追っ手らしいです、ですが裏切り、居場所がなかったので私達に寝返ったらしいです。」
「長い付き合いになりそうなんでぇ、よろしく〜」
「面白いじゃん、さてと、さっさと先に進もう。」
「彼らの組織は案内するよ。」
「ちなみに、彼らの組織についてしってることとは?」
「この世界を征服するためのからくり人形生成、幹部が3人いて、ボスがいるんだ。
しかし、名前も顔も俺にはわからん、たしか、からくり人形を教育する、『学校』なんてあったっけ。」
「学校……」
「あなた達は学校の蜘蛛女を倒して来たんでしたっけ?」
「まじ!?あいつ嫌いだったんだよねェ。」
「会ったことあるの?」
「あぁ、知性があるときにな、生意気なんだよ、害虫の癖によぉ。」
「言うねェ」
「これくらい言わんと気が済まんのだよ。」
「へぇー」
しばらく歩くと、木々が倒れている場所にあたった。
「運動できないやつは…いないな」
ヴァレは確認をとった後、木々を登り、移りながら移動していった。
「私達も行こう」
「待て、そんなことしなくても、」
サニーはハンマーで木をぶち割った。
「これでソウルは移動させる」
「すいませんね、矢と医学、毒耐性以外はあまり個性がなくて。」
「じゃあ私は先に行ってるね。」
千咲はヴァレの後を追っていった。
「お、いいペースの飛び移りじゃあん、身軽だねぇ。」
「かなりトレーニング続けたんだから、遅れはもう取らない。」
「つまりこの前は遅れていたと?」
「…」
「ごめんごめん、嘘だよォ!!」
「私、ナイフ使う前はサニーの足手まといになっちゃってて…」
「ダサいねぇ、そういうのは嘘でいいから『昔も運動出来てた』って言えばいいじゃなぁい?いまできてるんだし。」
「そう…だよね…」
「お、そろそろこの木々から抜けるぞ。」
ヴァレと千咲は着地した。
「あいつらまだかなぁ?僕は飯が食いたいんだよ。」
すると、木がミシミシ音を立てて割れた。
「2着かァァ」
「木片がすごい飛んだけど、大丈夫ですか?」
千咲は木片まみれの顔を拭い、
「ああ……」
と言った。
「まだまだ先だが、僕は腹が減った、ソウル、飯を出してくんないか?」
「生意気ですね。」
ソウルは4人分のパンを用意した。
「ちょっとあっちに探検してくるわ」
ヴァレは近くの洞窟にパンをもって探検しに行った。
「勝手に移動をしないでくださァァァい」
「俺も行くか。」
サニーはヴァレに同行した。
「どうなっても知りませんよォー」
ソウルと千咲は呆れたようにため息をついた。
洞窟からは、コウモリだ飛び交っていた。




