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仮面と、追っ手

注意!!

この作品はダークファンタジーです。

「今日は休まない?めちゃくちゃ疲れたんだけど……」

「あのサニーが、疲れ!?」

「おや、珍しいですね、ではもうお眠りになりますか?」

ソウルはリュックの中から布を3枚取り出した。

「ソウルはなんでも持ってんなぁ」

「慣れっこなんですよ、こういう状況」

すると、ソウルはキツネの面を出した。

「千咲さんに渡したかったんでした。」

「なんで?」

「顔をわからないようにするためです。」

「俺も、顔を伏せるために変装してるんだったな」

「食事するときよく汚れないよね」

「コツがある」

「いらないだろ」

「俺以外使わんな」

「そんなこと言ってないで、さあ、被って」

千咲はキツネ面を被った

「似合ってんじゃん」

「そう?」

「お似合いですよ、こだわって作りましたので、壊さないでくださいね。」

「顔隠すだけなのに……」

「『お守り』という気持ちもこめていますので。」

「ナイフのことも、この面も、色々ありがとうね、ソウル」

「どうってことないですよ」

ソウルは自慢げに言った

「さあ寝よう!!」

サニーは布に倒れ込んだ。

「私はしばらくここらを見張っています。」

「助かるよ」

千咲は安心して眠りについた。

「さぁて…あなたは誰ですか?」

ソウルは物陰に弓を向けた。

「ただのウサギですよォ?」

「手を上げて、物陰から出てきてください。」

「チェ……」

すると、ソウルより数ミリ身長が高く、ウサギの被り物を被った人物が出てきた。

「名乗れ」

「おやァ?さっきまでの敬語はどうしたんだァい?」

「随分と偉そうだな、私が弓を引いて離した瞬間、お前は死ぬんだぞ?さっさと名乗れ」

「ちなみに、いつから気づいた?」

「1〜2時間前」

「あらァ、以外と遅いんだな。」

「もう離していいか?さっさと名乗れ」

「わかったってェェェ、僕は『ヴァレ』尾行者さ」

「つまり追っ手か?じゃあ死ね」

「待て待て待てェ、短期だなァ、実を言うと、あいつらに利用されるのはうんざりなんだ。」

「だから?」

「同行させてくれ、居場所が無くてねぇ。」

「はァ?どうせ裏切るでしょう?」

「でもお前らは武器をもっている、俺は手ぶらだ、裏切ったところで何にもならない。」

「じゃあさァ、これ避けれる?」

すると、ソウルは矢を放った。

「ブナぁい!!」

ヴァレは軽々と避けてしまった。

「乱暴だなぁ、死んだらどうするんだ?」

「やっぱり、私を尾行しているときの軌道は明らかおかしかった、木から木へと飛び移りながら追ってたろ。」

「すごいねェ、逆にキモイよ」

「なんも言わずについてくるのもキモくなぁい?」

「で?俺はどうすんの?」

「…いいでしょう、その身体能力なら足手まといになる事はない」

「やったねェ」

そういうと、ヴァレは近くの岩場に座り、ソウルに言った。

「彼らに言っといてよ、『頼りになる仲間が入った』って」

「そのような大層な紹介はしません。」

「ずっと生意気だねェ、キミ」

ヴァレはそう吐き捨て、眠りについた。

「明日からうるさくなりそうですね……」

ソウルは呟き、眠りについた。

ソウルは少し安心していた。

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