カラクリ人形
注意!!
負傷する場面があります。
「どうします?このまま侵入しますか?」
「2人は傷が深い、しばらく隠密に行動した方がいいんじゃなァい?」
「分かりました
ひとまず、小屋の中を見てきてくれないですか?ヴァレ」
「人使い荒いな〜」
ヴァレは音を立てずに小屋に侵入した。
(地下、地下)
近くにあった机をどけると、見るからに怪しいトラップドアがあった。
(開けてバレるのは嫌だ、ソウルを呼びに…)
すると、すぐそばの椅子が動いた。
(ッッ!?)
「ぐ…グゥ……」
(人…形?)
否、それはカラクリ人形だった。
千咲とサニーが過去に戦ったカラクリ人形だった。
(まずい!!くる!!)
カラクリ人形はヴァレに飛びかかった。
(動きは単調、良し!!)
ヴァレはカラクリ人形の攻撃を回避し、関節技でカラクリ人形の腕をへし折った。
「やりィ!!」
ヴァレはそのままカラクリ人形の足を持ち、両足ともへし折った。
「これで動けない、早くソウルに報告を…」
そのときだった、カラクリ人形はぞろぞろ後ろから出てきて、ヴァレに向かって走り出した。
「何体いるんだ!?」
ヴァレは勢いよくドアを開け、ソウルを呼んだ。
「ソウル!!手ェ貸せ!!なんかたくさんいるんだよ!!」
「まだ敵が?とりあえずおとりになっててください。」
ソウルは素早く矢を構え、一発で数体づつ壊していった。
「木製なので脆いですね。
あと3体ほどなので、そのままおとりを続けてください。」
そのとき、小屋のドアがいきなり吹っ飛び、中から一回り大きいカラクリ人形が出てきた。
「デカイ…」
「的が大きいですね。」
ソウルは構えると、カラクリ人形の両膝を撃ち抜いた。
カラクリ人形は体制が崩れ、下から体が壊れるように粉々になった。
「大きいあいてだったら私にお任せを」
「しばらくここに居てもまた見つかるぜ?こんなボロ小屋、さっさと離れよう。」
「まぁそうですね、ヴァレはサニーさんを運んでください。」
「重い方を持たせんなよなァ」
ヴァレは渋々サニーを担ぎ上げ、近くの森の中に入っていった。
ソウルはヴァレに続き、千咲を担いでヴァレの後をおった。
数十分あるいたところだった
「ここの古い穴場でしばらくジッとしてましょう。」
「ほら〜、サニー起きろ〜」
「ん……なんだよ…?」
「今夜はシチューですよ」
「マジ?」
サニーは一瞬で起き上がり、素早く火をおこした。
「ライターあるんですけど……」
「え?……………まぁいいとしよう!!」
「無駄な努力ご苦労さん、組織の住処がわかったんだ、しばらく隠れて複雑なタイミングで襲撃だ。」
「異議なし、早く千咲を起こそうぜ。」
「まってください、千咲さんはかなり重症です、しばらく寝かせてあげましょう。」
「まて、じゃあなんで俺は起こしたんだ?」
「頑丈だからです。」
「頑丈だからだろ。」
「なるほど」
サニーは納得し、頭のヘルメットを外した。
「サニーさんがヘルメットを取った姿、初めて見ました。」
「いつも寝る時は取ってるぜ?ただ毛布に包まって見えないようにしてる。」
「1回覗こうと思ったけど、全く毛布が離れないんだよ、ちょっとよくわかんないな。」
「わかんないですね。」
「とりあえず早くシチューが食べたい。」
「分かりました、しばしお待ちを。」
ソウルは鍋を取り出した。
サニーはかなりお腹が鳴っていた。




