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転生先が公爵令嬢だったのでちょっと世直しして来ます♪〜昭和世代の倫理観で勧善懲悪世直し祭り〜アベさん!カイさん!やっておしまいなさい!  作者: 石上 三歳
3章 伝説の聖女...再臨!しかしソコに立つ者は〜虚実混交編(インアドヴァータントリー・アキュレット)〜

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9話 仕込みは上々に 後編

セシル「今度はカマーセサイド(バトゥ視点)なの?!」

リア「よくやるのぅ」

三歳「アッチからの情報も必要でしょうが!?」

サクヤ「実際には妄想ですが」

三歳「せめて推測と言ってくれない!?」

クレア「始まりまぁ〜すよ(フザケ始めた)」

「戻ったか、ナジル」「はい」「で?どうだったんだい?」「...チッ!」


殿下が声をかけて下さったのに、この粗暴(そぼう)な男は素っ気ない態度を取る。しかも(アタイ)が聞いた事に対しては、答えず舌打ちを返してきやがった。その上(にら)んでまで...


「ナジル?モーリスの件、報告してくれ給え」「...うぃッス」


でもそんなナジルを殿下は気にも止めずに、優しく報告を促すだけに(とど)めている。

流石は殿下、人の上に立つお人はこんな馬鹿とは次元が違う。そんな風に考えていると


「以上ッス」「...そうですか」


要領を得ない報告が終わった。話半分でしか聞いてなかったとはいえ、あいかわらずコイツの話は理解出来ない。だが殿下はコイツの言葉を理解(解読)出来るようで


「モーリスはもう、帰ってきませんね」「ちょ、ちょっと脅せばまた「カマス(お前)じゃねぇんだ!無理に決まってる!」ひぃ!?」「おおきな声を出すんじゃないよ!」「あぁん?」「二人共お止めなさい」「チッ!」「申し訳ございません殿下」


モーリス(アイツ)はもう戻って来ないと言い切った。ソレはそうだろう。アイツは元々仲間じゃないし、ただ居場所が無くて殿下の側に居ただけなのだから。しかも今はドールなんかの下に()いた。アイツは頑固だったから、あの調子だと多分忠義だなんだと言い出している事だろう。この間までアタイらと一緒に悪口を言っていたのに、どの口が言うんだいって思うわ。


「それよりも...日和見(ひよりみ)していたサージェがアチラに付いたのは、誤算ですね」


「そ、それは寮が同室だったからでは?」「そんなんで味方になんのかよ!」


でも、その後の殿下の説明でアタイは納得した。流石は殿下、見る所が違う。


「ナジル、ケナス逆ですよ」「「逆?」」「サージェの入れ知恵でしょう。彼がドール家に入り込むのに、モーリスを利用した。現に、彼はずっとセシルにベッタリです」「まぁ♪そう言う事でしたのね!流石殿下、慧眼(けいがん)の持ち主ですわ」


アタイは今が称え時(チャンス)だと感じ、精一杯殿下を(たた)えた。すると殿下はいつものように、アタイの手に触れてくる。


「今ので理解するとは...バトゥ、君も充分聡明だよ」「殿下♪」


「んで?どういう事で?」「...(ウンウン)」


そしてアタイの事を()めて下さる殿下。だが、馬鹿(赤頭)無能(黄頭)が殿下に説明を求めてくる。


「ひょっとしたら...サージェがモーリスを(けしか)けた可能性も有りますね...自分を売り込む為に」


「だから!...どういう事なんで?」「(ビクッ!?)」「ひとつ...確かめてみますか」


だが殿下はソレに答えず、一人思考を(めぐ)らす。

そんな殿下に


「カマーセ様...♡」


アタイは陶酔し(メロメロになっ)た演技をするのだった。



挿絵(By みてみん)



春...と言うには、そろそろ日差しが強くなって来た放課後のひと時(昼下がり)


「あら?サージェ様ではありませんか?」


「これは...エマ殿下、斯様(かよう)な所でお会いできるとは」


僕は雑貨店でセシル殿下の妹君に出会う。その後ろに控えていた騎士(ロイ)が、一瞬前に出ようとしたのを彼女は手で制した。


「今日はどういったご用向きで?」「今使っている羽根ペン(クイル)がイマイチなので」「それであれば御用聞き(側仕え)でも...」「散歩も兼ねてますのよ♪」「成る程、そうですか」


そんな感じで日常会話をしていると


「サージェ?」「あら...アナタも居たのですね」「これは!?エマ様」


モーリスが僕の背後からやって来て、何気なしに声をかける。

エマ様に気付いていないモーリスへ、彼女は先程とは打って変わって冷えた声を浴びせた。

すると驚いたモーリスが慌てて臣下の礼を取ろうとするも、今度はロイが割って入りその視線を(さえぎ)る。


「許したのではないのですか?」「赦してません(許しました)よ?」「成る程...」


僕はその赦すと許す(ニュアンス)の違いに納得したが、モーリスは分からないだろう。後でそっと教えてあげるとして、今はどうやってこの場を収めようかと思案していると


「おや?見た事あると思えば、どこかの馬の骨と金魚の糞じゃないかぃ?」


「「アナタ(お前)は?!」「バトゥ...」「気安く呼ばないで欲しいねぇ」


同級生(緑頭の女)がソコに居た。しかもその声を聞いたからか、取巻き連中(黄頭と赤頭)も出て来た。

ソレを見たロイが今度はモーリスの前にまで出て、僕たちを守るように立ちはだかる。するとモーリスも負けじと追従しようとしたがロイに止められた為、仕方なく斜め後方に立つ。


「(お知り合いで?)」「(昨日、少しですが...ね)」


エマ様の声音と表情で、昨日(ソレ)(ろく)でも無い事であろうと察する。


「ひそひそ話してんじゃねぇぞ!」「静かにしな!」


苛立ったナジルに声をかけるバトゥ(お前)も同じだよ。

そう感じていると


「騒ぎを起こしている店とはここか?!」


そう言って店内に入ってきた衛兵らしき人影が、コチラに歩み寄ってきた。


「ずらかるよ」「チッ、またかよ!」「は、はやく!?」


すると信号機頭(三人)は手慣れた様子で裏口へと向かう。そんな彼らを見て


「手慣れてますね」「あはは...変な同級生で申し訳ない」「アレが!?同級生?!」


(さげす)むエマ様に僕が同じ組だと告げ(謝罪す)ると、思いっきり驚いていた。


「(お姉様はあんなのと同じ教室で?)」「僕たちもですけどね」


小声で言ったその一言に僕も一言添えると、エマ様は少し照れながら「そうですか」と返してくる。


そうこうしている内に「大丈夫ですか?」と、やって来るなりエマ様に声をかけてきた衛兵。


(ん?コレは)僕がこの違和感に(とら)われていると


「やはりヴァンでしたか」「えぇ、まぁ(呼ばれましたので)」「呼ばれた?」「私が呼びました」


エマ様はこの衛兵の名前を口にした。しかも気になる事を小声で言った衛兵に、エマ様は躊躇(ちゅうちょ)無く問いかける。そうしたら...どこからかやって来たメイドが一人、その質問に答えた。


「ここでは目立ちます。場所を移しましょう」「そうね」


この衛兵の提案に僕たちは従い、少し離れた路地裏へと入る。

ソコで簡単な自己紹介を終え、話の続きをする事になるのだがその前に


「この前は...誠に申し訳ありませんでした」


「事情は既に聞いている。今は話を進めよう」


モーリスが衛兵(ヴァン)に謝罪したが、どうも先程のエマ様とご同様の(結果は同じ)ようだ。

そうしてヴァンから、僕たちは事情聴取とは少し違うやり取りを行う。だが誰もその違和感に気付かない。


一通り聴取が終わったのを見計らい、僕は彼を呼び止め一つだけ質問する。


「ヴァンさんでしたか?」「あぁ」「アナタは何故、単独で動いているのですか?」


その問いに対して、彼が僕に向けた視線は...


挿絵(By みてみん)

セシル「最後は何?」

サクヤ「ミステリーでも始める気ですか?」

三歳「たまには違う趣向があっても良いじゃない!?」

リア「ココは違う手法だらけではないかぇ?」

クレア「続きまぁす(まだフザケてる)」

一同「「「「早くない?!」」」」


読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

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