表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先が公爵令嬢だったのでちょっと世直しして来ます♪〜昭和世代の倫理観で勧善懲悪世直し祭り〜アベさん!カイさん!やっておしまいなさい!  作者: 石上 三歳
2章 学生編突入!騎士軍学校は敵だらけ〜高貴な者には義務が無い?〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
39/45

24話 エマの冒険 風雲急を告げる編

セシル「謝られても...ねぇ?」

三歳「やっちまったモンは仕方ねぇだろ?」

クレア「はいはい今日は駄目ですよ〜」

一同「「「「何が?」」」」

クレア「始()ます♪」

「どういう意味ですか?」「そのままの意味です」


私は今のやり取りで大体の経緯を理解した。理解しました、しましたが...


(お姉様ごめんなさい)


そう心の中で呟くも、やった事実は消せません。お姉様風に言うなら


「覆水盆に返らず(『後悔先に絶たず)...ですか?(ってやつですね♪』)


と独り言をしたつもりでいたら、サミーがイタズラ(声を合わ)してきた。


「サミー?」「冗談です、エマお嬢様」「...やっぱりドール家って変だわ」


私が圧をかけるもサミーは涼しい顔をしている。そこにネメリアが、少し呆れた様子で突っ込みを入れた。


「ゴホン!さて、それでは特に真新しい情報も無さそうですし、失礼させて頂こうと思います」


「そうだな...ん―――「大変です!」何事だ?!」


咳払いしてヴァンが席を立とうとしたのを見て、ベンは大きく伸びをする。そこへ血相を変えてロイがやって来て、何事かを伝えようとしてきた。ヴァンが手短に説明するようロイを落ち着かせようとするが


挿絵(By みてみん)


「火事です!季節外れの強風が何故か先程から吹いており、炎の勢いが強く思うように消火出来ません!」


呼吸を整える暇も惜しむように、ロイがそう言った後...更に


「火元は...教会施設と...思われます」「なっ?!」


「ラムっ!じゃない、グレアは...無事なのか?」「分かりません」


衝撃の事実を知らされた。が...


(グレアって神父さんの名前よね?ラム...?)


タイミング的に言い間違えたのだろう。そして、私にはラムから始まる名前に心当たりがある。

私はロイを見て


(あの時感じた出来事(魔力適正)は勘違いじゃなさそうね)


そんな事を考えていると


「何悠長に身構えてやがる!」


ベンが大きな声で叱咤(しった)する。


「ネメリア!ウェニ―!緊急招集を掛けろ!手の空いている奴は片っ端からだ!ランクは問わん!」「「はい!」」


その後も矢継ぎ早に指示を飛ばし...


「ヴァン!お前も行け!」「だが「だがじゃねぇ!俺に指名依頼さ(こき使わ)れてぇのか?!」そいつは勘弁だ」


ヴァンにも発破(はっぱ)を掛ける。そこで意を決したようにヴァンも動き出す。


「ロイ、行けるか?」「勿論であります(イエス・マイ・ロード)!」


先程ベンが掛けた発破がロイにも通じたのか、先程までの不安と緊張も()りを(ひそ)めたようだ。


(わたくし)も参ります」「おい!」「冒険者(Cランク)なんでしょう?」

「ランクは問わねぇって言ってたぜ」「言ってましたね」

「ならもっと問題は無いわね」「これがドール家御令嬢(じゃじゃ馬)か」


私は今回、事の顛末(てんまつ)を見極めに来たのでは無い。あくまで姉の名代(みょうだい)として(おもむ)き、動向を探りに来ただけである。だがドール家の威信(姉の汚名)取り戻す(すすぐ)為にも、ここは引き下がれない。その私の決意が届いたのか


「良い面構えだ、嬢ちゃん。それなら「待った。公爵家御令嬢だぞ...こちらで受け持つ」...そうかよ」


ベンが私に同意した。だがそこにヴァンが待ったを掛けるが、私の身柄は自分が持つと言い出す。


「構いません。寧ろ今回は、そうでなければいけません」「ああん?」


私がそう二人に告げると、ベンは少し機嫌を悪くしたようだ。相槌(あいづち)怒気(どき)()もる。だが...私もここで、引く訳にはいかない。


「公的機関で何かあれば、誰かが責任を負わねばなりません。その時は、全責任を私が負います」


「「「「「!!!!!」」」」」


そう私が宣言すると、ここに居た全員が驚いたようだ。だが


「まちぃ〜なエっちゃん!そんな勝手な「勝手ではありません!私は今回、お姉様「おい!」何ですか!」


私がマルヴェラの言葉に答えようとした所で、ベンが割って入ってきた。


「嬢ちゃんの覚悟は分かった。ヴァンも目立つ訳にはいかん。その条件は渡りに船だ」


それなら何も問題無いじゃないですか...そう思っていると


「それよりも、一回落ち着け。そして、さっきからずっと黙ってたんだが...」


ベンが溜めて言った一言に...私は、今日一番の後悔をする事になった。






熱風が荒れ狂う中、私はドール家次期当主名代として拡声魔法(ラウトマギー)で指示を出す(を解き放つ)


〘ドール家嫡子セシル=クランドールの名代として、エマ=クランドールが命じる!〙


枕詞(クッション)として、私は意図的に嫡男の名代(兄代行)を強調した。


(お前さんは感情的になると、姉の男装(カモフラージュ)の事が抜ける)


大失態だ。幸いネメリアはお姉様がギルド登録した時の当事者で、全て知っていた(裏工作した張本人だ)

当然ギルド長(ベン)も知っていた(さっき知った)


〘冒険者ランクがD以下の者はギルド職員に従い、消火作業に専念せよ!〙


衛兵詰め所の長(ヴァン)にも秘密があり、ベンがそれを私に密告(ばら)した事で共犯(仲間)に引きずり込んだ。まぁ...聞けば、元から運命共同体だった(裏で接触していた)らしいが


〘Cランク以上の者は衛兵と共に要救助者を探せ!(ただ)し無理はするな!二次災害をもたらすな!〙


そんな事はどうでも良い。私には、覚悟が足りなかった。私は、(ほほ)(つた)う涙を(ぬぐ)う事もせず


〘不測の事態があれば即時撤退!必ず報告せよ!以上!!〙


この(あか)く燃え盛る炎と共に、私は()の運命に殉じる(抗う)事を改めて心に(きざ)んだ。


だが、衛兵の中から(下位貴族共が)私に侮蔑(ぶべつ)の言葉を投げつける者が居た(湯水の如く浴びせる)


「泣いてんじゃねぇよ」「飾りの腰巾着にぶら下がるしか能が無い癖に」


「貴様ら!真面目にやらんか!!」「...仰せのままに(イエス・マイ・ロード)


それを見ていたヴァンが、そんな下位貴族共に怒号(どごう)()びせる。それでも奴等(やつら)は態度は変えず、仕方なく返事をしただけ...といった態度を取った。


「申し訳ありません。殿下」「構いません。今はそんな事よりも、やるべきことがあります」「仰せのままに(イエス・ユア)...閣下(・ハイネス)


ガラガラガラ...


焼け付く炎のせいか、その時近くの壁が崩れた。私は反射的にそちらを見ると...そこには!!


「エマ様ぁ―――…!!!」


バシュッ―――…


そこには、紅い眼をしたデルが居た。手に...衛兵の剣を(たずさ)えて...


だが、そんな事よりも...


「ロ―――イ…!?」「ロイ?!」


挿絵(By みてみん)


私の眼の前でロイの腕が舞った。血飛沫(ちしぶ)く鮮血に...私は今にも、気を失いそうになる。

だが、血を失いつつある...私なんかよりも先に、気を失っても可怪しくないであろうロイが


「お下がり下さい!エマ様!!」「ロイ、あなた...」


左腕を飛ばされた事など感じさせない顔で、私の事を気遣ってくる。私は血の気を取り戻し、ロイの元に駆けつけようかと...そう思った時、紅い眼のデルが(伝え聞く悪魔族)本人では無い(に操られている)と私は気付いた。


「なんともまぁ...前回ドール家を襲った時といい...こうも良い所で邪魔が入りますかねぇ」


「やはりアナタは、母と祖父を殺した...」「おや?中々勘の良い小娘ですね。姉とは大違っ?!」


悪魔族に操られたデム(トイフェラッセの傀儡)が突然後ろに飛ぶ。


「相変わらず趣味が悪いっすねぇ」「変質者(マルバス)か?こんな所で何をっ!?ぐはっ!」


だがそこにはサミーが居た。鉱魔石で作られた魔槍(ハイミスリル製の槍)を突き付けて...


「【怠惰を貪る者(サミジナ)】まで...まさかセシル、いや上位精霊の差し金か?...」


「【誘惑し盗む者(ファレフォル)】?アナタ何処まで知って...って、逃げたわね」


悪魔族たちが良く分からない会話をしているが...そんな事よりも、私には今直ぐやらねばならないことが!


「セバス!ロイの腕を!サミーはその槍を私の声に合わせて!ゆっくり抜くのよ!!!」


必死で声を張り上げながら、私はなりふり構わず力を行使する。


それが徒労だと、この時私は...気付けなかった。

セシル「ランシェ〜…」

ランシェ「ごめんなさいお姉様!もう何を謝って良いやら」

三歳「セシル?まだ一度も」

リア「言うてやるな」

クレア「まだ序の口ですよ」

セシル「(サ―――…)嘘でしょ?」

クレア「続()ます♪」


読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ