22話 エマの冒険 Viva! 冒険者登録編?
セシル「ランシェ?!何処で聖女の力を?!」
ランシェ「今聞く事じゃありません♪」
三歳「まぁここで知っても作中では関係無いからな」
サクヤ「それよりもエマ様の冒険は設定が多くないですか?」
三歳「使い捨て含めてな〜」
クレア「前書き長いのはNGです!(始めます♪)」
一同「「「続きは後書きで〜♪」」」サクヤ「...」
「アナタ!その顔はどうしたの?!」「大したことはありません」
長官との話を終え、案内役としてロイが呼ばれたのだが...
彼の頬が赤く腫れていた。
「先程の先輩ですね」「ちょっと待て!」
私の魔力波動でサミーとモールが縮みあがった為、セバスが私を宥める。
「ごめんなさい」「気をつけてくれ」「...今のは」
私がセバスに謝辞を示すと、ロイが目を丸くしていた。
魔力波動はある程度魔力適正が無いと感じ取れない。そういった意味で、衛兵としてロイは珍しい存在だ。
一瞬引き抜きする事を考えたが、今はやる事がある。
「ロイもごめんね」「...なっ!公女殿下!?それは?!」
私はロイの腫れた頬に自身の手を当て、聖女の力で癒やした。
ロイが自分の頬を横目で見ながら、驚愕から今度は目を見開いた。
「やはり伝説は本当だったんだ」
私の顔を見ながらロイがボソリと呟く。どうやら彼は元貴族の可能性が出て来た。
「ロイ、惚けてないで任務を全うせよ」「はっ!」
そんなロイを長官が一喝し、現実に引き戻す。私は振り向き長官の顔を見ると
「お気を付けて、行ってらして下さい」「え、えぇ」
言葉とは裏腹に、どこか優しげな表情を浮かべていた。
「ん―――…ふぅっ」「お疲れ様です」
衛兵の詰め所を出た所で私が伸びをしていると、ロイが気遣ってくれた。
「浮気かしら?」「髪色といいカーウィンに似てるしな」
「何を言っているのかしら?」「「何にもっ!?」」
だがそんな私たちを見て、二柱が揶揄してきた。
私が二人を睨んでいるとロイが
「行きましょうか?あまりノンビリしていると、夕方になってしまいます」
「そうね、皆行くわよ」「「「へ〜い」」」
セバスとモールが気の無い返事をし、他の面子は黙って付いて来た。
「ここです」「思ったより小ぢんまりしてるわね」
ロイに連れてこられたのは、繁華街から少し離れた小さな教会施設だった。
どうも寄付金が足りてないように見える。
私が視察めいた視線を教会全体に向けていると
「ようこそいらっしゃいました。クランドール家にはお世話になっております」
「アナタは?」「教会施設を取り仕切っている神父に御座います」
神父が含みのある出迎えをしてきた。暗にノースヴェール家からの援助は無いとでも言いたげに...
「自己紹介がまだでしたな。私はグレア=アインスと申します」「アインス?」
「警戒なさいますな。一星家とは、とうに縁を切っております」
そんな神父の自己紹介を受け、私も便宜上の挨拶をする。すると
「エマ様」「何か?」「私はそろそろ職務に戻りますので」
「そうですね。ここまで案内ありがとう」「勿体ないお言葉!!」
「エマ=クランドールです。本日は名代として伺いました。例の家族はどちらに?」
「デムの家族にございますね」「えぇ」「では、こちらに」
そう言ってグレアが案内したのは教会の横にある小屋だった。
「そろそろエマ様が来られるとの事で、こちらで待たせておりました」
「そうですか」「それでは...」
キ゚ィィ...
「あっ!あの時のお姉ちゃんだ!」「これ!デル!」
グレアが扉を開けると直ぐに、あの時の男の子が私を見て飛び出してきた。
デルと呼ばれた男の子に抱きつかれながら、私は息子を叱ろうとする母親を制する。
「構いませんよ」「「すみません」」「へへっ♪」
母親と共に父親も揃って頭を下げてきた。そんな家族を見ながらグレアが
「デル君?君の両親はちょっとお話があるので、少しの間皆の所に行ってようか」
「えぇ〜!?お姉ちゃんにお礼が言いたい!お話もしたいよ!」
多分教会に居る孤児達の事だろう。デルにそこまで行くように言うが、私と話したいと言うので
「デル君?君のご両親とのお話が終わったら会いに行くから、それまで皆の所で居てくれないかな?」「ん〜...分かった!絶対だよ?」「えぇ♪」「待ってるからね!」
説得するとデルは元気に皆の所に走って行き、振り向いて手を振った。
私も手を振ってから両親の方へ向き直る。
「さて、具体的なお話を聞かせて下さい」
「はい。申し遅れました。私はデルの父親で、デムと申します」「母のエメルです」
そんな二人の紹介を受け、私は二人の話を聞いた。概ね報告されていた内容と同じだったので、私は実際にどのようなものなのか確認したいと言ったが
「それが...いつそうなるかまでは...」「申し訳ありません」
「確かにそうかもしれませんね」「本当に「構いませんよ」有難う御座います」
思った通りの回答に私は満足し教会を後にする事にした。
「えぇ〜!?遊ばないのお〜?」「それは...「ちょっとデム!」まぁまぁ」
約束を守らない大人『大人?』『黙りなさい』『...』だと思われない為にもデムに一声かけて帰ろうとすると、デムの中ではお話ではなく何故か一緒に遊ぶ事になっていたようだ。
「流石に遊ぶ時間は無いかな?」「えぇ〜お姉ちゃんも嘘吐く「いい加減にしなさい!」あはは...」
私はデムに「また明日来るからその時ね」と言うと「絶対だよ!約束ね?!」と念を押され、苦笑いしながら教会を後にした。
「んぁ〜...長かったぜ」「そんな事ないで?」「マルヴェラは言葉使いの練習も兼ねてたんじゃないの?」「うっ!皆の前ではええねん!」「それじゃ練習にならないわよ?」「エっちゃんまで言う?」
そんな他愛もない会話をしながら「ちょっと買い出しも必要では?」と私は偽装工作を開始した。すると
「うへぇ...女の買い物になんてついて行けねぇぜ」「まぁ酷いわ?叔父様ったら」
ゲビックが予想以上に早く商会の宿屋に戻るみたいだ。
「護衛を分けるのも手間なんですけどね?」「独りでも帰れらぁ〜な」
「そんなぁ〜」「「俺たちが着いてくッス」」「仕方ないですわね」
セバスが余計な一言を言うも、叔父様が意見を変える様子は無かった。私はモールを見ながら残念がると二柱がゲビックの護衛を買って出た。
「セバス?」「いやぁ...俺っちは姉御の部下ですからね?」
ゲビックが離れていく中、私はセバスを上目遣いで睨める。
すると両手を広げながら、セバスは大袈裟にアリバイ工作をした。
「さて、準備が整ったところで、冒険者ギルドに行きますか♪」「おぉ〜!」
私が片腕を突き上げながら言うと、何故かマルヴェラも掛け声と共に空いた手を私と同じように突き上げた。
「本日は...」「...?どうかなさいました?」「い、いえ...」
冒険者ギルドに初めて入るも私は時間が無い為、観察は明日以降にでもしようと考え受付に足を運ぶと...
なぜか受付の人が私の顔を見て固まった。内心(ひょっとしてカーウィンの同業か)と思ったが
「本日は冒険者登録でしょうか?」「どうしてそう思ったの?依頼かもしれませんよ?」「あっ、その可能性も「登録で合ってます」...そ、そうですかぁ...」
なんとも歯切れが悪い。私は別の職員に頼もうと辺りを見渡すと
「あっ!二階の登録部屋が使えるみたいなので、ソチラに参りましょうか?自己紹介がまだでしたね!私は受付のネメリア=フェネスと申しますぅ〜♪」
その畳み掛けるような自己紹介を受けて私は
『あぁコレ内緒に出来ないわ』『ぶっ!はははっ!痛い!』
サミーの足を踏みしめながら観念した。
ネメリア「ちょっとアポ無しで来ないでよ!」
ランシェ「普通アポって要らないんじゃ?」
セシル「私もアポなんて」
アレク「取ったに決まってるじゃないですか!?」
サクヤ「本当に皆様気苦労が堪えなかったんですね」
カーウィン「過去形にしないでくれ」
サクヤ「そうでしたね」
セシル「二人して遠い眼をしないで!」
ランシェ「もう少し我儘言えそうですね♪」
セシル&カーウィン「「やめてあげて!!」」
クレア「まだまだ続きます♪」
カーウィン「(かすれるような声で)何が?」
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