第七十七話 ユグドラシル神国
おかげさまで3万PV!?
感謝感謝です!!
新しく見始めたって人は、これを機会にブクマして貰えると嬉しいです!
感想や評価などして貰えると泣いて喜びます!
いいねも貰えると嬉しいです!!
空を飛び約二週間、リンネたちの目の前には世界最大の樹木、世界樹がそびえ立っていた。
話で聞く限りは非常に美しい森の中心、そこにそびえ立つ美しく力強い聖気で満たされた樹木こそ世界樹。
しかし、現在リンネたちが見ている世界樹からは聖気より邪気の方が強く感じられる。
そして、その周辺も森も焼け焦げ、とても美しいとは表現出来ない見た目をしていた。
「どういうことだシャロン。あれが世界樹なのか?」
「うむ。確かに世界樹のハズじゃが、どうも様子がおかしいのう。世界樹の周りはユグドラシル神国がありハイエルフもおるはずじゃから、先ずはハイエルフを探すとするぞ」
「ああ、手分けして探そう。クロエ、全員に通信用の魔法具を配ってくれ」
「了解っすよリンネ君。シオンさんはそのままシャロンさんに乗って、イミルちゃんは私の上に乗るっすよ」
『真竜化』
クロエはここに来るまでは背中に翼を生やすだけの変身だったが、手分けして探す必要がある為全身をドラゴンへと変身させイミルを背中に乗せる。
組み合わせは、【リフレ・シャロン・シオン】【クロエ・エルシー・イミル】【リンネ】の三組だ。
ある程度戦力を平均化する為この組み合わせとなり、クロエから通信用魔法具を受け取ると三方向へと散っていった。
【リンネ】side
「ずいぶんと荒れてるな。それにハイエルフもどこにも見当たらないな」
『小型人形(100万)×20』
リンネはドラゴン型の小型人形を20体作り、自身を中心に全方向へ四散させ周辺の探索を行う。
探索を始めてからしばらくの時間は、周辺からは生物の気配が全くなく、ただただ荒れた森がある状況だ。
しかし、何も掴めていなかったところで突然異変が起きた。
一瞬にして10体の小型人形が何者かによって消滅させられたのだ。
それも、戦闘した気配も無く、一瞬にして消されたのだ。
その事態を不信に思い、消滅した内の1体がいたところまで移動する。
そして、リンネが到達した所には1体の生命体が存在した。
肌は紫で頭には禍々しく漆黒の角が生え、背中には漆黒の翼が生えている。
その姿は昔ノンノ村にあったおとぎ話の本で見た事がある。
そう魔族だ。
今、リンネの目の前にはおとぎ話に出てきた魔族がいるのだ。
更に別の方向、他に消滅した小型人形がいた方向からも同様に魔族が表れ、計10体の魔族が目の前に現れた。
【クロエ・エルシー・イミル】side
「クロエ団長下がってくれ。こいつは私が相手をする。勝てるかわからないから、一応みんなにも通信を頼んだぞ」
「了解っすよエルシーさん。ただ、中距離や遠距離の支援はするっすよ」
「わかった。支援は任せるぞ、クロエ団長、イミルさん!」
リンネたちと分かれクロエたちも探索をしていると、突然目の前に見たことも無い生命体が現れた。
リンネの所に現れた生命体と同じ魔族だ。
そして、イミルの鑑定魔法、完全鑑定眼でその生命体を確認した所、その生命体が魔族だという事が発覚した。
そして驚く事に、その魔族の放出魔力量が2000万と、リンネの魔力付与値と同等だ。
伝承にある通りであれば、魔族は人類と比べ魔力量が膨大だ。
魔法は一切使えず、魔力を全身に纏わせたり拳に乗せたり飛ばしたりするだけだが、その放出量が膨大なのだ。
「エルシーさん、気を付けるっすよ。放出魔力量が2000万もあるっす。おそらく二級魔族っす」
「ああ!油断なんてしないさ!最初から全力で行くぞ!」
そう言ってエルシーは七色のオーラを発する究極級魔法の七種同時発動をした。
しかし、魔族から思っていたのとは違う言葉が返って来た。
「私が二級?恐れ多い。私は三級魔族のザリア。今この周辺には私と同等の三級魔族が私含めて12体来ているわ。二級魔族になるには、最低でも魔力放出量が5000万は必要。一級魔族も魔力放出量は5000万以上だけど、一級魔族は固有の魔法が使えるのよ」
「5000万なんて出鱈目な数字っすね。それに固有魔法っすか。三級魔族なら大丈夫っすけど、そんな魔族が大群で来たらたまったもんじゃないっすね」
「一級魔族も二級魔族も個体数が少ないわ。それより三級魔族が大丈夫?人間やドラゴン風情がずいぶんと生意気な口を利くようになったわね」
【リフレ・シャロン・シオン】side
「ダメですね。死んでから24時間以上経過していますね」
リフレたちが探索を始めると、そこには複数のハイエルフの死体が見つかった。
リフレの死者蘇生で蘇生を試みるも失敗に終わったのだ。
死者蘇生の制約の一つとして、死んでから24時間以内と言った内容があるのだ。
「ハイエルフはどの個体も保有魔力も魔力付与値も高いはずじゃ。いったい何者がやったのじゃろうな」
「そうね、ハイエルフは人間の数十倍の魔力付与値と言われているし、いったい」
シオンがハイエルフの死体を見ながら話をしていると、突然その言葉が止まった。
リフレが不信に思いシオンの方へ身体を向けると、そこには首が切り落とされたシオンの身体があった。
「!?」
『死者蘇生』
一瞬戸惑うも、リフレはすぐにシオンに死者蘇生を施し、シオンは死ぬ前の姿へと戻った。
「大丈夫ですかシオンさん?」
「今、私は死んだのか?」
「はい。気配も無く首を落とされていました」
「そうか。いったい誰がそんな事を」
リフレとシオンが話していると、今度はシャロンの右腕が飛んだ。
『完全回復』
リフレが今度はシャロンに回復魔法を施す。
完全回復の効果は絶大で、一瞬にして切り落とされた腕が復活した。
「ずいぶんとご立派な回復魔法師がいるようね。それにその回復魔法師の貴女。すでに10回は殺しているはずなのに、何で普通に生きているのかしらね?」
リフレたちの前にも他と同様、魔族が現れた。
そして次の瞬間、クロエから全員の通信用魔法具に伝達が入った。
≪連絡っす。私たちの前に三級魔族が現れたっす。その魔族曰く、計12体の三級魔族がこの周辺にいるみたいっす。私たちもこれから応戦するので、しばらくは通信が出来なくなるっす≫
「これが三級魔族ですか。でも私も殺せないような雑魚が三級魔族だったなんて、正直期待外れですね」
「生意気な小娘ね。何をやったかは知らないけど、その生意気な口がいつまで出来るかしらね」
リフレは現在2万体の身代人形をアイテムボックスに収納している。
なので10回死んだぐらいでは痛くも痒くもない状況だ。
しかし、相手に対しての決定打も少ない為、どうやって倒せば良いのかを思案しているところだった。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
もし楽しんで頂けたなら幸いです。
ブックマークや評価をしてもらえるとモチベーションがあがりますので、もし良ければおねがいします。
なるべく毎日更新はしていきますので、良ければ今後も読んで頂けると嬉しいです。




