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第七十二話 シルビアン王国

小説の下の方に「いいね」が新しく実装されたみたいです。

もしよろしければ「いいね」をしてもらえると嬉しいです。

「それじゃあママ、私たちはシルビアン王国に戻るぞ」


「気を付けてね、エルシーちゃん」


「お母さん、また今度、他にも魔法を教えて下さいね」


「行ってらっしゃい、リフレさん」


「それじゃあ、シルビアン王国に帰るとするか」


こうしてリンネたちはノンノ村を後にし、シルビアン王国に向かった。

魔力付与値も上がり、さらに移動速度も上がった事で、ノンノ村からシルビアン王国へ、たったの半日で到着したのだ。




「久しぶりの第十宮廷魔法師団だな」


「そうですね、ずいぶんと時間もかかりましたけど、ノンヘルン魔人領の件も完了しましたしね」


「それに、私たちのパワーアップも出来たし、私は満足だぞ」


「それではジーナさんに挨拶をしてから国王様の所に報告に行きましょうかね」


「そうだな。報告はリフレがしてくれるんだよな?」


「リンネさんもエルシーさんも、報告とか苦手ですものね。大丈夫ですよ、私が報告しますから」


リンネたちは、約半年の調査を完了してシルビアン王国へと帰って来た。

そして今、リンネたちは第十宮廷魔法師団の前へとやって来て、その扉を開けた。


「あっ!おかえりっす三人とも!」


「何でクロエがここにいるんだ?クロエは一年間バーバリアン王国に行ってるんじゃないのか?」


「それはっすね、私とうとう開発しちゃったっす!人にも使える長距離転移魔法具を!」


「それはまた、凄いものを作ったもんだな。それで毎日行き来をしてるのか?」


「そうっす!って言っても、毎日見る事も無いので、三日に一回行くぐらいっすよ。それよりノンヘルン魔人領はどうだったっすか?」


「ああ、エルシーの一族に会ったり、魔王をぶっ飛ばしたり、本当に色々な事があったぞ」


「エルシーさんの一族?魔王をぶっ飛ばす?色々意味が分からないっすが、これからアレクさんの所に行くっすか?」


「そうだな。報告はリフレがしてくれるが、行かない訳にもいかんしな」


「じゃあ、私も付いていくっすよ」


リンネたち三人に加え、クロエを連れて国王の元へ向かう事になった。

道中クロエの話を聞いていたが、バーバリアン王国の戦力強化は順調のようだ。

クロエ一人では指導に不安もあったが、同行しているスーが中心となって指導をしているようだ。

シルビアン王国に比べれば戦力はまだまだ劣るようだが、第一宮廷魔法師団団長のランスレベルの魔法師は複数育ったようだ。

それに加え、バーバリアン王国の魔法師帝の力もジーナと近いところまで成長したようで、ここまで成長すればある程度の均衡は保てるだろうと言った状況になっているようだ。

そんな話をしながら歩いていると、すぐに城へと到着した。

そして門番に話を通してもらい、国王への謁見が可能となった。




「ただいま戻りました、アレク国王陛下」


リフレが丁寧にあいさつをしたので、それに合わせリンネたち三人も頭を下げる。

前回、言葉使いに注意も受けているので、極力リフレに任せる予定だ。


「ノンヘルン魔人領への調査、ご苦労であった。それでは報告を頼むぞ」


「かしこまりました、アレク国王陛下。今回は調査が目的でしたので現状の確認を目的に行きましたが、状況は予想より悪く、現領主の魔王ホロは人類を支配下に置こうと動いておりました」


「そこまで状況は悪かったか。ではさっそく、ノンヘルン魔人領に対抗する為の会議を行う必要があるな。リフレさんには、その会議に参加してもらうぞ」


「その必要はございません、アレク国王陛下」


「その必要がないだと?どういう事だ?」


「はい。ノンヘルン魔人領、現領主の魔王ホロは後ろにいるエルシーさんがすでに倒しています。また、その後に私が交渉いたしまして、ノンヘルン魔人領との間に平和条約を結びました。これがその条約書です」


リフレは条約書をアイテムボックスから取り出し、国王の元へと持っていく。

国王はそれを受け取ると、内容を確認し再度話を進める。


「確かに平和条約の条約書じゃな。しかし、これをノンヘルン魔人領が守る保証はあるのか?」


「多分大丈夫かと。きちんとお話をさせてもらいましたので、ホロさんも納得してくれたと思います」


「いったい、どうやって魔王との交渉を成功させたのだ?」


「聞きたいですか、アレク国王陛下?」


「外交に関わる事だ、聞かん訳にもいかんだろ」


「では…」


リフレはリンネに説明した事と同様の話を国王にもした。

国王の顔色は、リフレの説明が進むにつれどんどん悪くなっていく。

説明を終えた頃にはこの数分でやつれたかの様に見えるほどに顔色が悪くなってしまった。


「これが交渉の内容です」


「それは交渉とは言わん。魔王が可哀そうだとすら思えてきたわい」


「それで、今後ノンヘルン魔人領は人類に対しての敵対はなくなりましたので、これで今回の調査は完了という事で宜しいでしょうか?」


「いや、調査は良いが他にも確認をせねばならん事がある。まず、エルシーさんが魔王を倒したという事だが、エルシーさんの力でどうやって倒したのだ?秘密裏に調査した内容だと、魔王はジーナ以上の力と聞いていたが、それをどうやって倒したのだ?」


「それはだなアレク国王!ぶん殴った!」


……………。

エルシーの一言で、なんとも言えない空気になってしまった。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

もし楽しんで頂けたなら幸いです。

ブックマークや評価をしてもらえるとモチベーションがあがりますので、もし良ければおねがいします。

なるべく毎日更新はしていきますので、良ければ今後も読んで頂けると嬉しいです。

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