第一章 四色の世界 13~15
注意:殺人が起きます。
登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。
中学生の書いた作品です。
無駄に長いです。
似ている作品があったらごめんなさい。
(本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)
13 『王の秘密』 美咲 黄と赤の国境
ミサの時折見せる微笑。顔立ちが綺麗なミサはとてもかわいらしい。しかし、この笑顔は一定の人にしか見せない。
見せるのはファクト、真央、クレアそして死んだレイだけだ。そして、笑顔が減ったのはレイの死からだ。レイの死によって何かを知ったようだ。紫のレイピアと関係があるのだろうか。
「ミサ。なにか隠しているでしょう。とても大切なことを。」
「どうかしらね。もしあったとしても誰にも教えられないのよ。」
ミサはツンとしている。
「レイとの約束というのが最も近いかな。」
ネイミもミサに鋭い言葉をぶつける。ミサは無表情だった。
青が原因で戦争になるのが最も確率的には近いのかも知れない。
「赤の王が決まるまでムリだろう。王は私も含め最近結成されたんだ。私は4色の王を探すのが役目。例の5色戦争や宝争奪戦争の時には上に立つものがいなかった。だからあそこまで大事になり、変な形で幕を閉じた。だから、4色戦争の前に王を決めろといわれているんだ。」
レンアの意外すぎる言葉に私は唖然としてしまった。王はレンアが決めていることもそうだがレンアはもっとまえから“4色戦争が起こることを知っていた”ことだった。そしてそれは隠していた訳ではないようなのにみんなそのことは知らなかったため唖然としていた。
しかし、もう一人驚いていない人がいた。
「おいクレア!なんでそんな大事な内容を知っているのに教えないんだよ!いつも言っているだろう。なんか情報が入ったら言えって!!!」
私よりも早く翔大はクレアに迫った。
「えっ!だって、みんなもう知っていると思っていたし。いまだって、レンアは秘密はでない様子で言ったでしょう!私が聞いたのは…いつだっけなぁ。」
相変わらずクレアはニコニコとやっている。
みんなはため息を漏らす。世界的な問題なのにみんなが知らないと思っていたり、世界の常識が分からなかったりと彼女は本当にすごい。いろいろな意味でひたすらに。
「万能士だから分かることではないはずだよな。」
ネイミはファクトに問いかけた。
「あぁ。王になるとき3つ願いがかなうだろ。その時にお願いして未来を訪ねたとか?」
またまたすごい情報が耳に入る。
「ば、万能士って?願うが叶うって?」
私はつい大声を上げてしまう。
「クレアまた知っていたりした?」
夕菜は翔大よりも先に冷静に問いかける。
「万能士のことは知ってたよ。言ってなかったけ?願いが叶うのは初耳。」
クレアの発言には赤ノ国だけでなくみんな呆れている。
「秘密にしていた訳ではないのだ。な?」
「う、うん。内緒にしてはいないぞ。」
「でも。言う必要も無かったしな。」
王はしらばくれている。こんな情報早く教えろよ。
「でも、万能士だからといって全てが万能のわけではなくて、銃剣士、看護師、作戦部、そして、わらわに昔からある魔術師の能力が手に入るだけなんだ。」
ネイミはこれまたサラリと言ってしまう。王には秘密は無いが謎は多くある。質問しないと答えてくれないのならば質問しなければ。
「じゃあ、宝の攻撃を遮るシールドは何ですか?魔女の私が張ってもすぐに壊されるので王だけの力でしょう。」
ミサは王に質問をする。ミサも気づいたようだ。
「あぁ。それは、確かにそうですね。ファクトもできたような?」
「僕も出来るよ~。」
「わらわは宝を操るの専門ね。元銃剣士ならば出来るのかしら?元魔術師だとねぇ。宝を跳ね返すことしか出来ないのじゃ。」
またまたずいぶん話が進む。元の役職によって能力が変化したり性別によって変化したりと王にも分からないようだ。
「ほかに言っていないことは?」
面倒になってきたのか、黄ノ魔女雫があくびをしながら言った。
「わ、わらわは全部言ったつもりだが。1つを除いては。」
「ぼ、ぼくも言ったと思う。1つを除いては。」
「私が知っている情報ではあと2つあったなぁ。確か王になって願いが叶うときにみんな共通していることがある。まぁ。あまり必要な情報ではないのだが次のダメージを減少できるように言っておこう。“仲間を守りたい。自分が守る”ってね。ネイミの場合は“私がみんなを守るから。その為ならば私の名前を汚しても構わない”って言ったね。ファクトの場合はもっとすごいんだよな!」
ネイミの顔は真っ赤だ。
「おい!言うなよ!」
ファクトも言っていないのに耳まで真っ赤だった。ミサはまた笑っている。
「僕は自分で言う・・・・。僕はいや俺は“みんなを守れるのならば命を落としてでも守り続けよう。みんなが笑いあえる国で、いや世界を作り上げたい。”って言った。」
ファクトは狂ったかのように川のなかに飛び込んだ。
「もう一言続いたな。“世界を作り上げたい。俺がみんなを守る。この世界が終わるまで”っていったのよねぇ。」
ネイミはの立場を忘れてルナに戻ったときのように笑っている。
「さぁ、お遊びはおしまいだ。君たちはもう半分の人には悟られている。中途半端はきらいだ。姿を現しても良いのではないか?」
レンアは左手を振り上げた。同時に物凄い光で目を瞑る。
目を開けたときには、ルナと健太がいた。
「さぁ、赤の諸君!君たちの中で王になりたいものはいるか?!」
レンアの越えは響くが赤は無反応だった。
当然だろう。王は退屈と聞く。みんなでいればみんなを守り続けられる。
「いないか。もう少し先になるかなぁ、赤ノ王を見つけるのは。私も早くいい人材を探さなくてはならないな。まともな人材がいないんだよなぁ。赤ノ国は。」
「健太!あなた無事だったのね。」
メイのうれしそうな声がする。
「心配したんだぞ。まぁ、薄々は感じていたが本当だとはな。」
ジュンもうれしそうだ。
「無事ならばそれでいい。本当によかった。」
黄ノ国は本当に仲がいい。これが健太が作りたかったものなのだろう。
「ルナ。ごめんね。裏切ったけど。陰ながら守ってくれてたんだ。」
真央は泣きながら言っている。
「ルナ。ありがとう。」
次々とみんなが言っている。もとからルナだと知っていたのだが願ったことを聞くとうれしくなったのだろう。
赤ノ国にはいつ王が出来るのだろうか。そしてどんな願いをかなえるのか。大きな謎に包まれた4色戦争の謎は解けないままこの集会はお開きとなった。
14 『クレアとレンア』 レンア 青ノ国王宮
久しぶりに王宮で生活を送る。レイはいないが、変わりに看護師のナミがレイの仕事をしている。ナミの仕事を大樹がしたりとみんな位を一つ繰り上げた。
「レンア様ぁ。この前の召集でネイミ様やファクト様の正体は明かしましたがなぜレンア様はみんなに正体をばらさないのですか?」
紅茶を持ってきたナミは俺の私情に迫ってくる。レイでは考えられない行動だがそれもまた楽しい。
「私は王の中でも上に立っている。しかも、私には魔法がかかっていて絶対にばれないようになっているんだ。」
ナミは何もいわずに俺の隣のイス(玉座)に座って自分の持ってきた紅茶をすす啜っている。俺は玉座に座るのは嫌いだからいいのだが、ほかの国だったら問題になるだろう。
「失礼。レンア様。」
扉のほうにはミサが見えた。
「なにかあったのか?ミサ。」
赤ノ国から帰って来て感じたがミサの目の色は青ではなく青に近い紫色に見える。美咲が問いた俺にも言えない秘密にはミサと紫ノ国は確実に関係しているだろう。
「紫色のレイピアの件についてネイミ様から手紙が。」
ミサは俺のほうに向けて何かを送った。
内容は簡単だった。“紫のレイピアは紫ノ国と関係があるということだが、ミサをはじめ数人は元紫ノ国の出身者。誰かの手によって本人たちの記憶と私達の記憶を操作されてる。唯一それを知っていたのはレイだった。しかし、その死によって記憶が移動してミサが紫ノ国での記憶を思い出したと思う”ということだった。
俺も同感だ。
「あっ!明日は満月ですよ~。レンア様」
ナミは気楽に言っているが少し眠そうに見える。確かに夜も更けている。俺が起きている限りナミやミサなどは睡眠できないのだろう。
「そろそろ休むとしよう。」
俺は部屋を出た。
俺は寝床に入っても寝ることは出来ずにミサが時折漏らす“紫色のレイピア”と言う言葉。それは、レイピアの本名なのかもしれない。ネイミと俺の意見が一致していることを考えると確率的には高い。
しかし、今はレイピアや紫ノ国ではなくて早く赤の王を決めなければ。そのうえ、過去のことよりも未来のことを、“4色戦争”の心配をしなければならない。一応兵の準備や武器の整備をしておこう。神のお告げではそうでたんだ。
俺が願った3つの願いは。みんなを守りたい。調和された世界。そして、未来を知ることだった。3つ目の願いは正解だと思っている。しかし、世界の調和よりも過去を知ることを選択しておけばよかった。または、誰一人欠けない事を願えばよかった。そうすれば今もレイは生きていただろう。俺は結局みんなを守れなかったのだ。
大勢を救うためならば1人の命は惜しまないなんて俺は絶対にいやだ。大事な使用人をいや、友人を奪われたのはとても辛い。
そんなことを考えていたら、もう夜は明けていた。夜明けは嫌いだ。
不意に思ったがクレアに俺が監視しているということを気づかれたのはなぜだろうか。妙に気になる。剣の色で気づいたのは、剣に俺がかけた宝を触れるものを排除する魔法であって、俺が気づかれるわけがない。なにか、特別なものでもあるのだろうか。
むかし、誰かに聞いた話がある。誕生日が同じ人とは心が繋がっている。誕生日が同じということは運命的なことだと。
「運命なんて無い。」
俺は、自分に言い聞かせた。
カレンダーをみると、今日は10月2日。俺は一週間前に俺は16歳になっていた。誰にも誕生日は言っていない。少し、むなしいような気がした。
15 『願い』 クレア 赤ノ国
今日から10月だ。それなのにとても寒かった。万年樹には葉はあまり残っていない。
「クレア~、夕菜と智が作戦会議するから来てって言ってるよ~。」
美羽の優しい声が聞こえた。
「え~!めんどくさいなぁ。」
私はしぶしぶ作戦会議室に向かった。
「クレア遅いぞ。あっ剣持って来てくれないか?」
隆人の目は妙に輝いている。美咲もだ。なにかあったのだろうか。私は仕方なく来た道を戻る。みんなはもう話を始めているようだ。
私は剣を左手に私は作戦会議室に戻った。
「持ってきたよ~。で?これで何かするの?」
私は机の上に剣を置こうとした
「あっ、さや鞘から出して。クレア。」
翔大は私に剣を見せろといってきた。仕方なく私は刃の部分を見せた。あまり使っていないだけありうすべにいろ薄紅色に輝く刃はピカピカだった。
「なぁ。クレアどこら辺が“ブラッド色”なんだ?」
優斗が不思議そうに聞いてきた。無理もない。
「あぁ。ここの刃先の細いところだよ。」
私は、そっと指を指した。みんなは首を横にしている。私は苦笑いする。
「レイピアと鋏が合体するときにね。レイピアには血がべっとりと付いていたんだけどね。噂によると、誰かが5色の王を倒したとかで…。」
私は詳しく知っているレイピアと鋏の説明をした。みんなは怒っているかのように見える。
「ちょっと!クレア、なぜそんな大切な情報を黙っていたのよ。5色の王が昔いたってこと?しかも、5色って!?」
夕菜には平常心のかけらも無かった。だから嫌なんだ。作戦会議は。
「だって、御伽噺みたいなものだしさぁ。血といってもDNAとかは、」
私は無実を一生懸命に主張してみた。
「まぁいいわ。」
美咲は言ってくれた。
「そろそろ夜も更けてきたし、床に着くとするか。」
葵の言葉で今日の会議は解散となった。私には何のためにやったのか、なんの必要があったのかなどはまったく分からなかった。
私は床に着いて考えた。明日で、16になって一週間が経つ。もし、私の願いを3つ叶えられるのならば何をお願いするのだろうか。
1つ目は確実だ。4色の人。みんなが誰一人として欠けない事。2つ目は過去を知ることだろうか。心にぽっかりと開いているいくつかの穴を塞ぎたい。どんなに悲しい事実でも、事実をそむけて生きることは私には出来ない。全ての歯車を揃えるには過去が必要なのだ。
そして重要な3つ目はどうしても思い浮かばない。それ以前に、王になるのは誰なのだろうか。レンアはもう決めているのだろうか。
しかし、今そんなことを考えている暇ではなかった。4色戦争、信じたくは無いが起こらないとも言い切れない。武器の準備をするべきなのだろうか。私はそう思い立ち上がった。部屋を見渡す限り色々な剣や銃を始めとする武器が大量にあった。
机の引き出しを見た。無造作に置かれる銃の中で1つだけ目立つものがある。ファクトにもらったリボルバーだった。なんとなくリボルバーを手に取る。1つだけ弾がおかしかった。私はそれを出してみた。
中身は手紙だった。内容は『クレア、君ならば気づくと思っていたよ。この銃の最後。最後の弾は1つ願いが叶う。まぁ、願いが叶うといっても100m先から屍に命中させたい。急所に当たるようにしたい。といったようなものだ。もちろん屍の逆も大丈夫だ。僕が持っているのよりも君の方が上手に使うだろう。残りの弾は普通のものだ。』と綴られていた。最後の弾を良く見ると他3つとは違い薄い紫色だった。
「へぇ。便利。これなら宝を破壊することもできそうね。でも、屍の逆を願うことなどあるのかしら。」
私は言葉に出して自分に問いた。
「私、こんな素晴らしいもの使えるかしらね。いろいろな意味で。」
最近平和ボケしている世界に“戦争”という言葉は聞かなくなった。本当の銃剣士の目的は、人を殺め、宝を奪うものなのだ。しかし、今の私は違う。戦争など起きてほしくない。できれば人は殺したくない。四色戦争本当にくるのだろうか。
ご覧頂ありがとうございました。
続きは2月27日9時を予定しています。
そろそろ、話に矛盾点または人名ミスが出てくると思います。
指摘・評価をしていただくと幸いです。
本編の制作を終えました。全五章、78区切り144427文字の作品となり、
予定をはるかに越えた長さになってしまいました。
これからも、よろしくお願いします。




