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Regret Game ~忘却の彼方~  作者: 蒼凛
第5章 舞台
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29/31

~第5章 舞台~ 76~77

注意:殺人が起きます。

   登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。

   中学生の書いた作品です。

   無駄に長いです。

   似ている作品があったらごめんなさい。

   (本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)


一言:彼女が突然現れる。それは彼は理解していたようだ。今まで理解できなかった物も彼はついに理解した。

   ゲームの世界はこれで終わるとおもわれた。

76 『亡国の姫君』 翔大リリィ ユートピア


 「カイト。あいつ、わかってないぞ。」

「そのようですね。」

 ゲームが終了しない。それは当然のことだった。彼は前回のことを忘れてしまっているのだろうか。王がたりないというのに。

 俺があきれていると宙から声が響いた。

 「なにをやっているのかしら?実に滑稽だわ、その姿。同じ間違いを犯すなんて!」

宙から響くなぞの女のさげすむ笑い声。誰の声だ?俺には全くわからない。しかし、レンアは気づいているように瞳を閉じている。

「亡国の姫君は生きている。誇りと希望を胸に気高く強く歩き続けている。ライフを一つも失わずに。」

レンアが呟く。その言葉に俺はハッとする。

 「えぇ、生きているわ。わたくしは紫ノ国の第二王妃ではないわ。今では紫ノ女王よ。」

宙の声は徐々に近づいてきている。

 息を呑む。

 「久しぶりー!みんな!!!」

駆けてきた女王は美咲に抱きついた。

「お帰り。クレア。」

美咲は優しく微笑んだ。

 少しの間、驚いていたがレンアの行動はきっと彼がもっとも悩んでいた物の意味を理解したのだろう。

 そう、彼が1番理解に悩んでいた“女心”というもの。クレアの場合は少し異なるがクレアの心をはっきりと把握している。

 「やっぱり、翔大が赤ノ王だったね。」

「あぁ。おまえ、女王とか言ってるくせに何も変わっていないな。」

久しぶりに交わす会話。話したいことはたくさんあるはずなのに思い浮かばない。

「変わらないほうがいいでしょう。でも、あなたは変わった。」

「変わったほうがいいだろう。」

矛盾した言葉を交わして微笑んだ。

 「でも、俺はお前を殺したぞ。どうやって生き延びた?」

俺の率直な質問にクレアは迷いなどまったく見せずに口を開く。

「あのときに使えないワープポイントは会議所完成当事の地図に載っているポイントだったの。そして、政府側と反政府側のアジトを結ぶ2つのポイントしかないと思われた。でも、一つ残っていたのよ。」

俺は首を傾けた。

 気づくと全員が俺らの会話に耳を済ませている。

 「誰も覚えていないの?あの、完成式典の日に私がミサに頼んだでしょう。」

「あぁ!宝の練習場のすぐ脇に。」

ネイミの言葉に「確かに」と口をそろえた。

 「そう、あそこには制限がかかっていなかった。だから、あそこにワープして私は逃亡生活を送ったの。時にはステラに化けて崇に会ったことも歩けどね。」

クレアの話にみんなが頷いた。でも、俺には疑問があった。

 「なら、あのときの血は?」

この言葉とともにクレアの表情がにごり、クレアはいつもの戦闘服のボタンをはずして左肩を出した。

「本物よ。あなたが撃った弾丸が左肩の少し下のほうに命中して大変だったわよ!!!しかも撃たれたのは元は自分が持っていた拳銃だったなんて情けない。」

確かに左肩には弾丸の後が痛々しく残っている。

「生きているんだから問題ないだろう。」

俺が笑って言うとクレアはよい一層怒り出した。

 「はぁ?死ぬところだったわよ。あのときにあなたのシモベが来なかったらライフを失っていた。」

「じゃあ、結局俺に助けられたんだろう。カイトは俺の命令に従う。」

「私の命令にも従うわよ。」

俺たちの会話を理解している人は少ない。まず、“カイト”という存在を知っている人が少ないのだ。

 ― ヒュンッ ―

 急にクレアが短剣を取り出しカイトの首元に襲い掛かる。

「おい!クレア、何を!」

俺の質問など無視してクレアはカイトに向けた短剣をおろさない。

 「あなたはなぜ朽ちないの?comは全員朽ちたはず。それなのにあなたは死なない。と、言うことはあなたも私たちと同じ世界の人間。あなたは誰なの?」

「あなたは・・・私が誰であってほしいですか?」

質問を返されクレアは黙ってしまった。

「もう、いい。」

そう言い放つとカイトから目を背けた。

 クレアは引き下がったが俺はそんな簡単に下がりはしない。

「命令だ。カイト、今すぐここで俺の目の前から消えろ。死ぬんだ。」

周囲のざわめきは俺の耳にも入っていたがそんなことは気にしない。

「できないのか?comに心は存在しない。ならばなぜお前は。」

俺の誘導でカイトは重たい口を開く。

 「マスター・・・。さっきクレア様もおっしゃっていましたが、変わりましたね。意地が悪いですね、あなたは。私は、このゲームの製作者ですよ。」

― シャキン! ―

― ガシャ ―

 剣を構える音、銃を向ける音がした。

 俺もカイトの屍に銃を向ける。

「おまえ!何がしたかったんだ?許さない、なぜこんなゲームを作り出した!」

レンアの罵声が響く。

「記憶はないのです。ゲームの製作者という記憶は存在しますがそれ以外の記憶は存在しないのです。」

 「何だよそれ・・・ありえないだろ。」

レンアは怒りを抑えた。でもきっと内心は・・・。


77『合言葉』 クレア(ルイ)ユートピア


 「まぁ、どうでもいいわ。そんなこと」

私は静かに言い放った。

 ちがう、クレアではない彼女は紫ノ女王ルイだ。

「紫ノ王ってね、ファーストネームは変化しないの。だから今の私はルイ・グレットだから。今日で最後だけどね。」

黄色の髪に緑の瞳、青い髪飾りに赤い武器。そして純白のドレス。これが、紫ノ女王なんだ。圧倒されてしまう。

 「さぁ、王もそろったことだし、もう一度はじめましょうレンア。」

 私は自分の立つべきところへと向かった。カイトのことは気になるけれど仕方あるまい。現実世界に帰れば正体がわかるだろう。きっと学校の先生か政府の人間だ。もしも、政府の人間だとしたら私は殺したいほどの衝動に駆られてしまうだろう。でも、それはこっちの世界だからできることであって現実世界では勇気が出なくってできない。

 結局私は弱虫なんだ。向こうの世界では美咲以外の友人ができずに孤独な生活。こっちの世界は英雄として、女王としてクレアとしてたくさんの友人がいた。でも紅恋亜には友人と呼べる人は少ない。

 小さくため息を漏らす。

 「ルイ。そろそろ時間だ。」

レンアが私をあせらせる。

「そうだな、終わらせよう。」

私はレンアに返事をする。同時に自分への説得もする。

 「みんな!帰るよ。」

私は笑顔で、明るい声でみんなに言う。

 みんな、うなずいている。私も本当の笑顔になる。


「真実は正義の希望と後悔の謳」


 真実の答え。真実は正義の希望という明るいものと暗い後悔。昔からこの国ではそう謳われた。だから、レンアは最後まで答えをわかっていなかった。“の”ではなく“と”そして、“唄”ではなく“謳われる”という意味。これが真実。正義の希望と後悔が真実。

 ― キィィィィィィィィィィ!!! ―

さっき私が影で聞いていたときよりもずっと大きい音。そして光。耳をふさぐ人や眼を瞑る人もいるが私は最後まで見つめた。

 『ありがとう。この世界は私に楽しい体験をさせてくれた。友人もたくさんいたし笑顔で暮らせた。時には涙を流したり、殺しあったりしたけれど・・・。現実世界よりも愛おしい。健太もいないけれど、たくさんの友人が消えていったけれど。大丈夫。だって私は英雄だから女王だからそして・・・クレアだから。』

 心に誓う。現実世界でも生き抜くと。

 よりいっそう激しい光が目の前を襲った。懸命に目を開けようとしたが無理だった。しかし、私の体が光の中へと入っていくということは感じられた。

 「サヨナラ」

私は心からのお礼をこの一言にこめた。


ご覧頂ありがとうございました。

続きは5月2日時を予定しています。

そろそろ、話に矛盾点または人名ミスが出てくると思います。

今後もよろしくお願いします。

レビュー・評価をしていただくと幸いです

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