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Regret Game ~忘却の彼方~  作者: 蒼凛
第5章 舞台
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30/31

~第5章 舞台~ 78~79

注意:殺人が起きます。

   登場人物が多すぎてグチャグチャしてます。

   中学生の書いた作品です。

   無駄に長いです。

   似ている作品があったらごめんなさい。

   (本読まないのでかぶっているものがあるかもしれません。)


一言:5章はこれで最後になり、次で物語りは終わります。

   チャンスを与えられた彼女。それは、チャンスなのか。破滅なのか。現実世界に帰った彼女たちは記憶は消えて新たな目的を見つける。

78 『ボーナス』 クレア 狭間


 目を開けると私は真っ白な空間に立っていた。誰もいない何の気配もない。私は死んだのか?という感覚に襲われる。私は真っ白な空間を歩いてみたが何もない。

 「クレアさん、ここはゲーム世界と現実世界の狭間です。クレアさんはライフをひとつも失わないませんでした。そのボーナスとしてどんな願いも1つかなえることができます。ここでの願いは現実世界に影響されます。」

突然響いた声に驚いたが、私は死んだわけではないようだ。しかも願いがかなえられるというチャンス。

 いくつかの願いが脳裏に浮かんだ。その中で最も早く思いかんだのは健太を生き返らせること。色々な欲が私の思考を遮る。私は深呼吸をした。落ち着く。

 よく考えると健太以外だって生き返らせたい人がいる。現実世界に影響するのならばもっと大きな事を願いたい。でも、やっぱり健太が忘れられない。彼を忘れないように。彼が“紫の弾丸”で教えてくれたことは・・・。

 私は天に向かって叫んだ。

「私の願いは・・・


79 『終了』 紅恋亜 教室


 「れあ・・・紅恋亜!」

美咲の声で我に返る。私は何を考えていたんだろうか。

「ごめんごめん。ちょっとぼーとしてた。」

私が笑ってごまかすと美咲は

「ぼーとしすぎ」

と笑った。

 何か大切なことを忘れている気がする。でも、思い出せない。と、いうことは重要じゃないんだ。私は自分に言い聞かせた。

 「サクラ、さっき先生がお前を探してたぞ。」

「えっ。ありがとう崇。」

いつも通りの会話なのに久しぶりに感じる。それに心に穴が開いたような感覚。これはなんだろうか。

 「紅恋亜じゃま。」

相変わらず夕菜は私を嫌う。理由もなしに。

「ご、ごめん。」

私は適当に言った。

 「紅恋亜。さっき先生が呼んでたぞ!」

「知ってるから、翔大の情報ふるい。」

いつもどおり笑って翔大をちゃかした。

『誓うよ。あの世界に戻ったら俺は君に手を差し伸べる。』

不意に思い出した言葉。誰が誰に向かって誓ったのかはわからない。でも、もしも私だとするのならば本当にどうにかしてくれるのだろうか。

 少し期待をしてしまう。でも、誓ってくれた人はもうこの世にはいない気がする。同時に自分が英雄だったような気が、女王だったような気がする。

 なんだかこの気持ちが私に自身を持たせてくれる。

 私は小走りで教務室へと向かった。

 教務室では先生とともに一人の青年が居た。その青年は佐々木君。先生曰く来週からこの学校の生徒になるようだ。だから学校の案内をして欲しいと先生は言う。

 いつも面倒なことは私に任せる。私は少し不満を抱きながら佐々木君を案内した。

「佐々木です。よろしく、櫻井さん。」

佐々木君は礼儀正しくお辞儀をしてきた。私も慌ててお辞儀をする。

「紅恋亜でいいよ、どうせクラスメイトになるんでしょう?」

「ありがとう。」

彼は微笑んだ。

 「紅恋亜じゃま。」

突然、夕菜が現れた。相変わらず夕菜は私を嫌う。理由もなしに。

「ご、ごめん。」

私は適当に言って通り過ぎた。

 「ねぇ、彼女は?」

佐々木君が尋ねてきた。

「あぁ、気にしないで。クラスメイトの夕菜。なぜか私を毛嫌いするのよ。」

「ふぅん・・・悔しくないの?」

「えっ?」

思っていたことが見透かされているような気がした。

「悔しかったりしないの?納得しているの?」

佐々木君が淡々と話す。

「まぁ、悔しいよ、納得だってしていない。でもね、どうしようもできないのよ。私は・・・弱いから。仕方ないのよ。」

作り笑いをしてみせる。

「ふぅん」

 このあと、佐々木君は全く夕菜の話題を出さなかった。


 一週間後。ホームルームの時間。

 「ちょっと、紅恋亜!」

小声で夕菜が私に悪口を言ってくる。私は無視して先生の話を聞いている。今日は佐々木君が正式にクラスメイトになるらしい。

「佐々木健太です。よろしくお願いします。」

彼は先生の隣にたち挨拶をした。夕菜たちは「カッコイイ」とはしゃいでいる。

 佐々木健太・・・?聞き覚えのある響きだ。なんだかとても懐かしい気がする。でも、全く思い出せない。

 - ガシャン! -

夕菜が自分の筆箱を床に落とした。夕菜は慌てて筆箱を拾おうとすると机に頭をぶつける。ドジな夕菜のよくある風景だ。

 「ちょっと、紅恋亜!なにしているのよ!」

夕菜がなぜか私に対して怒り出した。よくあることだ。自分の失敗を私に押し付けたいんだ。 

 私はいつものようにため息をつく。『佐々木健太』その言葉が脳裏に浮かぶと突然、強気になれた気がした。

「夕菜。前から思ってたけど、あなた私の何がいやなの?」

自分も気づかぬうちに行動していた。夕菜はいつものように私の問いを無視するかと思ったが私の雰囲気に圧倒されるかのような表情を見せて渋々口を開いた。

「理由なんか・・・ないわよ。」

 夕菜の言葉に数人が反応する。

「えっ!夕菜がいっていたから悪人なのかと、」「理由なかったの?」「今までの噂はデマ?」

と、いろいろな声が行き交う。

 夕菜は青い顔をしている。私は少し後悔してしまう。これでよかったのか?これが正解なのか?全員が仲良くなれるにはこうするべきなのか?それとも・・・。

 不意に左肩の痛みを感じる。左肩を見ると銃弾が当たったかのような傷跡。


 その後の学校生活は実に楽しく、充実したものになった。良き友人と前から思いを寄せていた恋人。すべてがそろった最高の舞台になったのだ。

 でも、心にあいた穴はこの舞台では塞がらなかった。それどころか、大切な約束を忘れてしまった気がする。“約束”絶対に果たさなければいけない。絶対に。


 私は今までずっと過去の自分の苦労を無駄にしない為に生きてきた。でも、目的が生まれてしまった。だから私は約束を見つける為、果たす為に生きよう。


ご覧頂ありがとうございました。

続きは5月5日時を予定しています。

そろそろ、話に矛盾点または人名ミスが出てくると思います。

今後もよろしくお願いします。

レビュー・評価をしていただくと幸いです

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