表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
臨界(仮)  作者: vastum


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
89/100

89話

男は広場に立っていた。


中央の剣。


何十本も石畳に突き刺さっている。


鎖でまとめられていた。


風が吹く。


カチャ……


鎖が鳴る。


男は手に小さな機械を持っていた。


スマートフォン。


画面を見る。


「……圏外」


指で画面を触る。


何も変わらない。


男は少し歩く。


コツ……コツ……


剣の近くまで行く。


刃を見る。


夕日が反射している。


男は小さく笑う。


「ほんとだった」


風が吹く。


鎖が揺れる。


カチャ……


男は空を見る。


雲がゆっくり流れている。


それからもう一度スマートフォンを見る。


「……ここでも」


男は少しだけ頷く。


その瞬間。


男の姿が消えた。


広場には誰もいない。


風だけが吹いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ