表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
臨界(仮)  作者: vastum


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
85/100

85話

男は広場に立っていた。


中央の剣の束。


何十本も石畳に突き刺さっている。


鎖でまとめられていた。


風が吹く。


カチャ……


鎖が鳴る。


男はしばらく剣を見ている。


その時。


「重そうだな」


声がした。


男は振り向く。


男が立っていた。


「そうだな」


2人目の男は中央の剣を見る。


少し近づく。


刃を見る。


2人目の男

「似てる」


「何が」


2人目の男は腰の剣を少し抜く。


金属の音。


シャッ。


刃を見せる。


2人目の男

「これ」


男は見る。


確かに似ている。


古い剣。


「同じ型か」


2人目の男

「親父の」


風が吹く。


鎖が鳴る。


カチャ……


「剣士か」


2人目の男

「昔な」


2人目の男は中央の剣を見る。


「親父」


「こういう場所の話してた」


「ここか?」


2人目の男

「たぶん」


少し沈黙。


風が吹く。


2人目の男は剣を見る。


「似てる剣」


「一本くらいあるかなと思った」


「見つかったか」


2人目の男は少し笑う。


「わからない」


風が吹く。


鎖が揺れる。


カチャ……


その瞬間。


2人目の男が消えた。


男は中央の剣を見る。


一本の刃。


夕日が反射している。


次の瞬間。


男の姿も消えた。


広場には誰もいない。


夕焼けと風だけが残っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ