コトミ
晃一の隣に、次はギャル系の女が座った。
「はじめまして、コトミです」
晃一は、
「なんかテレビとか出てそうだね」
と思わず言った。
するとコトミは、
「まぁ、私は、これでも芸能人だから!」
「え、ホントに?」
「ホントだよ。通販のファッション雑誌にモデルで出てるし!まぁ、今は、それだけで食べていけず、こんな夜の仕事もしてるわけよ」
「はーっ、そうなんだ。なんか、昔から言われてるけど、そういうモデルからとかから、のしあがるために枕営業とかするの?」
晃一は、酔いが回っていて、自分でも思いがけない言葉が出ていた。
しかし、コトミは平然として言った。
「あー、なんか、そんな人もいるね。私は、そういうの嫌だからしないけどね。私の場合さ、なんか、初めに契約書、書いてさ、あんま深く読まないでいたら、何があっても2年は働いてもらうって、話で、今、辞めれなくて頑張ってるわけよ。私、田舎から出てきてダチに、芸能人なるから!って言って東京出てきた以上、おめおめ地元にも帰れないしさ・・」
「いや、なんかキツい事務所みたいで・・でも、もし、この先、枕営業とか強要されたら、どうするの?」
「はー!?テメー、それじゃ、レイプじゃねぇかよ!!アタシは、そんなの応じる気サラサラないから!!」
「だよね、そうだよね!そのとおりだ!!」
晃一は、ドキマキしながら、また水割りを一気に飲み干した。
「あ、時間だ。もう行くね!」
コトミは、席を立って去って行った。




