表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

アケミ

晃一は、驚きながらも、その女性に連れられるままに、歩いていた。


景色が、グワーンと歪んだ気がした。


すると、見慣れた、いつもの駅の風景が、妙に活気づいた、ざわめく街になっていた。


「あれ、ここは、どこだ!?」


晃一が、呟くと、腕を掴んでいた女が言う。


「東京の郊外よ。郊外でも、晃一さんの地元より活気があるでしょ!」


続けていう。


「じゃあ、同伴で私の店にと、いうことで」


「えー!?何、店って!?」


そう戸惑う晃一の目の前には、一軒のキャバクラがあった。


『ニューパラダイス』と看板が上がっていた。ただただ言われるままに、店の中に案内させられて、席に座る晃一。


女も、席に座り、晃一に水割りを作って出した。

女が言う。

「改めまして、アケミです!今日は思う存分、楽しんでくださいね!」


「いや、楽しんでくれて言われても何がなんだか・・」


ごちょごちょ小声でボヤく晃一に、アケミは言う。

「え、なに?タメ口オッケーって言った?じゃあ、遠慮なく♪」


まぁ、ワタシ、昼は、アパレル関係の店で働いてて、この店は週に五回は入ってんのよ。


え、何で、そんなに働くかって?


テメー、もし、将来、子どもとかできて、音大に行きたいとか行ってきて、


金なかったら、ヤバくねぇ!?」


晃一は、

「そうだよね、その通りだ!!」

と水割りを飲むが、


(お前の話し方の方が、断然ヤバイと俺は、思うぞ・・)

心の中で、呟くのだった。


アケミが言う。

「あー、もう時間だ。次のコに代わるね!」


そう言ってアケミは席を立ち去って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ