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オルガノン幽館 5

だいぶ長らく更新してなくてすみません!

これからなるべく更新できるように頑張ります!

 ユウリたちは再び戦闘を開始した。


 先程の戦闘のようにスカルナイトを倒していき、スカルジェネラルのもとまで来た。


 そして、スカルジェネラルを再び倒したが、もう一度復活をしたのだった。


 ユウリたちは剣での攻撃、魔法攻撃、あらゆる攻撃方法で撃破を試した。


 しかし、どんなに倒しても元通りに復活してしまった。


「はあ、はあ…。クソッ!!キリがないぞ!」

「…確かに。こっちの魔力もそろそろ尽きそうなんだけど」

「剣もダメ、魔法もダメ、打撃もダメ。……他にどうしろってんだよ」

「ユウリ様ッ!頭を下げてくださいッ!」


 アンナの言葉に咄嗟に反応し、ユウリは頭を下げると、すぐ上をスカルナイトの攻撃が通った。


 ユウリは体勢を低くしたまま回り、後ろ脚でスカルナイトの足を蹴り、体勢を崩した。


 そして、倒れたスカルナイトの頭部にアンナはナイフを刺した。


「大丈夫ですか、ユウリ様」

「ああ、助かった」


 ユウリは他に活路がないか見出す為に、スカルナイトの攻撃を避けながら周囲を確認していた。


 しかし、特段怪しいものはなく、だが疲れでそれが逆に怪しく見えてきてしまう。


 試しにスカルナイトの腕を掴んで壁にぶつけるが何も反応はなく、スカルジェネラルの攻撃を誘導させて壁に当てさせたが、崩れるだけで何も起きなかった。


(…攻撃がダメだから周囲に攻撃をさせたけど、何の反応もなし。……これは詰んだかな?)

「——危ないッ!《ライトニング・ボルト》ッ!」

「——ッ⁉」

ユウリが打開策を模索していると、スカルジェネラルの攻撃が振り下ろされており、慶太の声で地面を蹴り、スカルジェネラルの後ろへ転がり込んだ。


 そして、ユウリの逃げる隙を作る為に慶太は、雷魔法の電撃をスカルジェネラルの顔面に叩き込んだ。


 その間にユウリは目を見開き、少し考え込むような仕草をすると、即座に慶太たちの元へ戻った。


「ユウリ、大丈夫か?」

「……なるほど、確かにあれは盲点だった」

「…ユウリ様?」


 隣でブツブツ呟いていたユウリを慶太とアンナが心配をして顔を覗き込むと、ユウリは不適に笑っていた。


 ユウリは剣を握り直して、再び走り出した。


 だが今回は考え無しに走り出したわけではなく、無いか考えがあるそうだった。


 大量のスカルナイトの攻撃を剣でいなしたり、スカルナイトの間を抜けていった。


「——皐月、光魔法をッ!」

「——ッ⁉《フラッシング・ライト》ッ!」


 ユウリの指示で皐月は部屋の中央に光を放つと、ユウリはスカルジェネラルの影に向かって剣を突き立てた。


 すると、スカルジェネラルの影から黒い靄が激しく出始めた。


「フェルカ、アンナ、慶太ッ!影に向かって魔法をぶち込めッ!」

「——うん!《アクア・スラッシュ》ッ!」

「——《アイシクル・ブラスト》ッ!」

「——《ライトニング・スピア》ッ!」


 ユウリが影に剣を刺して耐えながら、他の三人が影に向かって魔法を撃ちこんだ。


——ボシュンッ‼


 影に攻撃が当たると、勢いよく黒い靄が爆発し、ユウリは後ろへ吹き飛ばされた。


 上手く受け身を取り体勢を立て直すと、黒い靄の中からフードを被った魔物、ネクロヴァンシーが現れた。


 その手からは赤い紐のようなものが垂れており、スカルナイトやスカルジェネラルに繋がっていた。


 どうやら、ネクロヴァンシーの能力でスカルナイトとスカルジェネラルを自分の傀儡とし、倒された都度、復活させていたそうだ。


「道理で何回倒しても死なない訳ですね」

「んじゃ、まあ。敵の正体が分かったからには、しっかり倒さないとな」

「ユウリ、見て!アレ、また影に入ろうとしてるよ!」

「させない!——《フラッシング・ライト》ッ!」


 ネクロヴァンシーが再び影に隠れようとした瞬間、皐月の光魔法が放たれ、ネクロヴァンシーの影への潜伏を防いだ。


 ネクロヴァンシーもこれ以上は潜伏できないと気付いたのか、大量のスカルナイトとスカルジェネラルをユウリたちに向かってぶつけてきた。


 だが、ユウリたちは散々スカルナイトとスカルジェネラルと戦っていただけあって、簡単に突破することができた。


 ネクロヴァンシーは最後の抵抗として魔力弾を連発してきたが、そんな単調な攻撃はユウリたちには当たらなかった。


 しかし、大量にばら撒いた魔力弾のせいで起きた砂埃のせいで少しの間、ネクロヴァンシーを見失ってしまった。


 ユウリたちが視界が悪い中でネクロヴァンシーを探していると、後方から突風が吹き、土埃を吹き飛ばすと、見失っていたネクロヴァンシーはまた影に逃げ込もうとしていた。


「——ッ⁉皐月、もう一度光魔法を頼むッ!」

「うん!《フラッシング・ライト》ッ!」


 それを見つけると皐月はもう一度、光魔法を放った。


 光魔法を浴びたネクロヴァンシーは苦しそうにその場にとどまると、ユウリはその隙を見て、剣でネクロヴァンシーを刺し、上に向かって掬い上げた。


「今だ!トドメをッ!」

「はい!」

「ああ!」


 ユウリの指示に合わせるように、アンナが氷魔法と剣技で追撃し、最後に慶太がネクロヴァンシーにトドメをさした。


 討伐されたネクロヴァンシーは黒い塵になり消えていくと、スカルナイトとスカルジェネラルもその場に崩れ落ちた。


「……倒したんだよね?」

「ああ、お前が倒したんだ」

「…僕が倒した?…やった」


 慶太はダンジョンのボスであるネクロヴァンシーを倒した事で自信の成長を感じとり、小さくガッツポーズをした。


「ユウリ君、お疲れ様!」

「フェルカ、援護ありがとうな」

「えへへ」


 ユウリはフェルカが駆け寄ると、頭をポンポンと撫でた。


 すると、雅が不満げな顔をしてユウリに近づいてきた。


「…ユウリ君、私も頑張ったんだけど」

「お、おう。雅もありがとうな、助かったよ」

「うん!」


 雅にも頭を撫でて機嫌を戻すと、ウルガーの事が気になり、入り口の扉に向かった。


 すると、扉が開き、そこには床に座り、ボーっと遠くを眺めているウルガーがいたのだった。


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