表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
59/70

強力な助太刀

更新が遅くなりました~。。

 ユウリたちがゼハード迷宮へ向かって数分後、ルーシェの部屋の扉がノックされた。


 ルーシェが返事をすることなく扉が開かれると、軽装備の青年が入ってきた。


「よお、ルーシェ。今帰ったぞ」

「ウルガー!帰ってきてすぐですまないが・・・・・・」

「分かってる。ゼハード迷宮に行けばいいんだろ?受付で聞いたよ」

「そうか。頼めるか?」

「ああ、任せておけ」


 それだけ言うと、ウルガーと呼ばれた青年は手を軽く振って部屋を出ていった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~





 ゼハード迷宮でユウリと別れたフェルカたちは、負傷した騎士たちに代わり、魔物の群れと戦っていた。


 魔物はフェルカとセリナに襲いかかるが、二人は攻撃を全て躱し、魔物の群れを順調に仕留めていった。


「魔物はかなり倒したね」

「そうね。でも、残党がまだいるのが面倒くさいわね」


 そうセリナが愚痴を漏らしていると、魔物の残党は負傷者の方に狙いを変えた。


 それに気が付いたフェルカたちは急いで魔物の残党を追いかけた。


「私が追いかけるから、セリナはダンジョンから出てくる魔物をお願いッ!」

「・・・分かったわ!そっちは任せたわよ!」

「うん!」


 指示が出ると、セリナは攻撃の目標をゼハード迷宮から出てくる魔物に変えた。


「少し大人しくしてね。《ストーム・スピア》ッ!」


 セリナは風の槍を複数出すと、一発だけゼハード迷宮の入り口の上部分に放った。


 すると、入り口の上部分が破壊された事で軽い崩落が起き、ゼハード迷宮から出てくる魔物を閉じ込めた。


 そして、残りの風の槍をゼハード迷宮内に放ち、残党を殲滅させた。


 フェルカの方は、負傷者を狙った魔物の残党を追っていると、突如、魔物たちの動きが止まった。


 見ると、足には氷の鎖が巻き付いていた。


 どうやら、魔物の残党に気が付いたアンナがやったそうだ。


「ーーフッ!」


 フェルカ魔物たちが動けなくなっている間に、魔物の残党を次々に倒していった。


 魔物の残党を倒しきると、アンナに「ありがとう」と合図を送ると、アンナも合図を返した。


 その後、フェルカとセリナは合流すると、ポイズンキャンサーが岩を破壊し現れた。


「あれ、まだいたんだ?」

「すぐに終わらせるわよ」


 フェルカとセリナはポイズンキャンサーの脚に斬りかかった。


 しかし、ポイズンキャンサーの脚は硬く、傷はつけたが完全には切れなかった。


「ーー硬ッ!?」

「フェルカどいてッ!《ウインド・カット》ッ!」


 ポイズンキャンサーが一瞬油断したフェルカに攻撃をすると、セリナは風の刃でポイズンキャンサーの攻撃をずらした。


 その隙にフェルカはその場を離れて、体勢を整えた。


「ありがとう、セリナ」

「コイツ強いわよ。油断しないで」


 ポイズンキャンサーは巨大な爪で猛攻を繰り返すが、フェルカとセリナはなんとか回避している。


「私が動きを止めるから、合わせて!」

「分かったわ!」

「《アクア・バインド》ッ!!」


 ポイズンキャンサーの巨大な爪を水の鎖で一瞬止めると、全部の脚にも水の鎖を巻き付かせると、鎖を引いて体勢を崩した。


 その隙にセリナはポイズンキャンサーの上まで跳び、《ストーム・スピア》を頭上から放った。


 風の槍はポイズンキャンサーの殻を勢いよく削っていくが、少しヒビが入っただけで貫けなかった。


「ーー嘘でしょ!?」


 セリナが着地をすると、ポイズンキャンサーは狙ったかのように毒を吐きかけた。


「《アクア・ウォール》ッ!」


 フェルカはセリナに毒がかかる前に水の壁で防ぎ、セリナはすぐさま後方へ下がった。


 水の壁が消えると、毒はかかった地面を溶かした。


「助かったわ、フェルカ」

「うん。・・・でもちょっと強過ぎない?」


 セリナがフェルカにお礼を言うと、ポイズンキャンサーは水の鎖を引き千切ると、咆哮を上げようとした。


 すると突如、何かが落ちるのと同時に、ポイズンキャンサーの片腕が切り飛んだ。


「ーーーーーーーッ!!!」

「ーー何ッ!?」

「・・・・・・ふ~、なんとか間に合ったかな。って、ゲホゲホ!!砂埃が凄いな~」


 落ちてきた何か立ち上がり、格好つけようとしたが、土煙でむせてしまった。


 何かは剣を振り土煙が晴れると、出てきたのはウルガーだった。


 フェルカとセリナは突如現れたウルガーに少しポカンッとしていた。


「よお、助太刀は必要か?」

「・・・・・・え?ああ!お願いします」

「了解!」


 フェルカがウルガーに協力を求めると、ウルガーは一気にポイズンキャンサーに詰めた。


 そして、硬かったはずのポイズンキャンサーの脚を、いとも簡単に切り落とした。


 ウルガーは体勢を崩したポイズンキャンサーの腹を、魔力を込めた拳で殴った。


 殴られた腹はヒビが全体に入り、身体も少し浮いた。


 ウルガーはポイズンキャンサーの下から出ると、剣に魔力を込めた。


「一気に決めるぜ!」

「ーーーーーーーーー!!!」


 激怒したポイズンキャンサーは巨大な爪をウルガーに振り下ろすが、当たる瞬間、爪のハサミ部分を切り飛ばし、流れるように腕を切り落とした。


 そして、ウルガーは切り飛ばした腕を踏み場にし高く跳ぶと、少し身体の回転を加えながら落ち、剣を振り抜くとポイズンキャンサーの頭を斬った。


 ウルガーが着地をすると、ポイズンキャンサーはユラユラと揺れると、ズンッと重い音を鳴らして倒れた。


「「・・・・・・」」


  フェルカとセリナはウルガーの圧倒的な実力に絶句していると、ウルガーは倒れたポイズンキャンサーの上に乗った。


「いや~、コイツ硬かったな~」


 ウルガーは手で甲羅を叩きながらその場に座り、丁度戦闘が終わったユウリの方を見た。

少しでも面白いと思ったら、ブックマークをよろしくお願いします!

pt評価もお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ