ガルドン火山 2
最近寒いよ~。。
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ガルドン火山で二手に分かれ、上の階層に上ったフェルカたちは、ユウリとセリナを探して階層を進んでいた。
そして、階層を進んでいくと、ひと際大きな扉が見えてきた。
「ここまで来たけど、どうしよう・・・」
「そうですね、ユウリ様たちを待ちますか?」
「でもここに来るまでに、一本道だったよね?」
「となると、この先に合流する道がありそうですね」
「そうだね、じゃあ行ってみよっか」
「はい」
フェルカは扉に手をかけると、扉に魔力が流れ、重い音を立てて徐々に開いた。
フェルカたちが中に入ると扉が閉まり、部屋の真ん中に突如魔法陣が現れた。
「ーーッ!?ルリは後ろに隠れて!」
「うん!」
アンナがルリを後ろに下がらせると、魔法陣からサラマンダーが召喚された。
サラマンダーは召喚されると、フェルカとアンナに向かってブレスで攻撃してきた。
「ーーッ!?」
「ーーヤバッ!?」
フェルカとアンナはサラマンダーのブレスが当たる前に、岩の影に隠れた。
サラマンダーから吹かれた炎は、先程までフェルカたちがいた場所を焼いた。
「・・・グルル」
「行くよ、アンナ!《アクア・バレット》ッ!」
「行きます!《アイシクル・バレット》ッ!」
フェルカとアンナが撃った水弾と氷柱弾は、サラマンダーに当たるが、あまり効いてまいなかった。
再びフェルカとアンナは水弾と氷柱弾を連発するが、今度はサラマンダーのブレスとぶつかり爆発を起こした。
ブレスはそのまま、爆発により発生した水蒸気の中を抜けて、フェルカたちに襲い掛かった。
「ーーくっ!?《アクア・ウォール》ッ!」
「《フローズン・ベール》ッ!」
フェルカが水の壁でブレスを防ぐと、アンナはサラマンダーを吹雪で包み込んだ。
《フローズン・ベール》により、サラマンダーは氷漬けになったが、自身の熱で所々溶けていた。
「フェルカ様!」
「うん!」
フェルカとアンナはサラマンダーが動けなくなった隙に走り出し、剣とナイフに魔力を込めて、氷が溶けている部分を斬った。
刃が通るとサラマンダーは咆哮を上げ、身体の熱が上がったことにより、氷が溶け始めた尻尾で打たれて、フェルカは壁にぶつかった。
「ーーがはっ!?」
「フェルカ様!」
「フェルカお姉ちゃん!」
フェルカが怯むと、サラマンダーはブレスを吹くために、口に炎を溜め込んだ。
「させません!《アイス・ピラー》ッ!」
アンナはサラマンダーがブレスを吹く瞬間、真横から氷の刺を出し、サラマンダーの顔に当ててブレスをずらした。
そのうちにフェルカとアンナは後ろに下がった。
「ありがと、アンナ」
「いえ。・・・また来ます」
フェルカたちはサラマンダーのブレスをギリギリ避けた。
岩に隠れると、フェルカは思いついた策をアンナに伝えた。
「・・・・・・なるほど、それなら倒せそうですね」
「じゃあ、行こうか」
「お姉ちゃん!来るの!」
「ーーッ!?《アクア・ブラスト》ッ!」
ルリの声でサラマンダーのブレスに気付いたフェルカは、《アクア・ブラスト》による放水をブレスにぶつけて止めた。
「アンナ!今!」
「はい!《アイシクル・ランス》ッ!」
フェルカがサラマンダーのブレスを抑えている間に、アンナは氷の槍を放ち、サラマンダーの左目に刺さった。
サラマンダーは氷の槍が刺さった痛みに咆哮を上げた。
「《アクア・ウォール》ッ!」
「《フローズン・ベール》ッ!」
サラマンダーが苦しんでいる間に、フェルカは水の壁を自分の前ではなくサラマンダーにかけた。
そして、アンナは《アクア・ウォール》に《フローズン・ベール》を重ねたことにより、サラマンダーにかかった水を凍らせたため、先程以上の威力でサラマンダーを凍らせていった。
「《アクア・アロー》ッ!」
「《アイス・ロック》ッ!」
凍らせられたせいで動けなくなったサラマンダーに、フェルカとアンナは水の矢と氷の塊で猛攻撃を仕掛けた。
猛攻撃を仕掛けながらフェルカは剣に魔力を流し、サラマンダーの所まで走り込んで、サラマンダーの凍った右前脚を砕いた。
フェルカは右前足を砕いた勢いで、凍った左後脚を砕いた。
顔の部分の氷が溶けたサラマンダーは咆哮を上げながら、ブレスをフェルカに吹いた。
「《アイス・シールド》ッ!《アイス・ピラー》ッ!」
だが、アンナがフェルカの前に氷の盾を出し、サラマンダーのブレスを防いだ。
そしてサラマンダーのブレスがやむと、アンナは氷の刺を出し、フェルカがその上を走り上った。
氷の刺を走り上ったフェルカは、刺の先端まで行くと跳び、そのまま落ちる力を利用して、サラマンダーの首に剣を振り下ろした。
フェルカはサラマンダーの首を切り落とすと、アンナたちの下に戻った。
「大丈夫ですか、フェルカ様」
「うん、大丈夫だよ」
「フェルカお姉ちゃん!」
アンナがフェルカの無事を確認すると、隠れていたルリはフェルカに抱きついた。
すると、サラマンダーを倒したことによって、奥の扉が開き始めた。
「・・・・・・開いたね」
「ですね。行きましょう。ユウリ様たちが待っているかもしれません」
「そうだね」
「うん!」
フェルカたちは開いた扉に向かって歩き出した。
その時、フェルカは何か思い出したようにアンナに言った。
「そういえば、アンナ」
「何でしょう?」
「今更だけど、私の事はフェルカでいいよ。仲間なんだし」
「・・・ですが」
「いいの!仲間なんだから、少なくとも私は呼び捨てね」
「・・・で、では。フェ、フェルカ?」
「うん!じゃあ行こ、アンナ!」
そう言って、フェルカはアンナの手を取って部屋を出た。
部屋を出て奥にあった階段を上ったフェルカたちは、最上階と思われる広場に出てきた。
そしてその広場には、ユウリとセリナが待っていた。
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