ガルドン火山 1
久しぶりにPV数を見たら、10000PVを超えててビックリした。。
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ユウリたちがアグナッド帝国から馬車に揺られて一日が経った。
ユウリたちが馬車の中で軽く寝ていると、馬車が少しずつゆっくりになり、次第に止まった。
「ユウリさん、着きましたよ」
「・・・・・・んん?着いたのか?」
馬車を動かしていたイアンがユウリたちを起こし、ユウリが馬車から顔を出すと、蒸気を上げる大きな火山の麓まで来ていた。
火山の麓には小さな街があり、ユウリたちは丁度、検問所を超えたところだった。
「じゃあ、降りるか」
「うん」
そう言うとユウリたちは荷物を持ち、馬車から下りた。
「ありがとな、イアン」
「いえいえ、シュカ様の命令ですので。それでは皆さん、お気を付けて。また会いましょう」
イアンはそれだけを言い残し、馬車を動かして来た道を引き返していった。
「・・・よし、行くか!」
ユウリたちはイアンを見送ると、火山を目指して街を抜けることにした。
火山に向かうため街を歩いていると、ユウリたちはとある商店街の店主に話しかけられた。
「おい、そこの兄ちゃんたち!お前さんたち、今からガルドン火山に向かうのかい?」
「ああ、そうだけど・・・」
「昨日、あそこに入って行った人達がいるんだよ。そこから少し火山が荒っぽくなってるんだ。お前さんたちも気を付けて行ってきなよ」
「ああ。情報助かるよ」
ユウリたちはそのまま街を抜けて、ガルドン火山の前まで来た。
ユウリがガルドン火山に入る為の扉を開くと、扉の奥から、熱風が一気に吹き込んできた。
「熱ッ!?」
しかし、ユウリたちは、熱気を我慢してガルドン火山の中に入った。
そして、中に入ると一層熱気が増した。
「最初からこれは、少しキツイわね」
「私に任せてください。《アンチ・ヒート》」
アンナはそう言うと、氷魔法で、一時的にユウリたちに熱耐性を付与した。
熱耐性を付与されたユウリたちは、そのままガルドン火山の中を進んでいくと、明るさと熱気がだんだんと増してきた。
少し進んだあたりをよく見ると、地面は所々ひび割れており、その下にはマグマがグツグツと音を上げていた。
「これ、少しでも落ちたらマズイな」
「慎重に行かないとね」
「お兄ちゃん、あっちから何か来る」
ルリはそう言って、ユウリの袖を引っ張った。
ユウリたちもルリが指差した方を見ると、赤色の蛇が数匹こちらに這いよって来ていた。
「ゲッ!?あれはファイアスネイクよ。火を吹いたり、巻き付いて自分たちの体温で焼き殺したりしてくるわ」
「何それ、エグ過ぎる・・・・・・」
そんな事を言っている間にも、ファイアスネイクはどんどん距離を詰めて、火を吹いてきた。
ユウリたちは上手く避けるが、ユウリが着地した瞬間に足もとのひび割れていた地面が崩れた。
「ーーくっ!」
「ユウリ!?」
「シャアアーーッ!」
「させない!《アクア・バレット》ッ!」
ユウリは地面が抜けて落ちそうになったが、ギリギリで地面を掴み、マグマに落ちずに済んだ。
そんなユウリをファイアスネイクは見逃さず、ユウリに襲いかかるが、フェルカの《アクア・バレット》によって弾き飛ばされた。
「《錬成》ッ!今のうちに上ってください、ユウリ様」
「すまん!」
ファイアスネイクが怯んでいるうちに、アンナは《錬成》でユウリの足もとに足場を作り、ユウリはなんとか上がって来れた。
「ここは足もとが不安定過ぎる。この場は出来れば戦わないで、走って先に進むぞ」
「うん」
「かしこまりました」
すると、ルリが鼻でスンスンと嗅ぐと、耳がピンと立った。
「お兄ちゃん、向こうに出口があるの」
「マジか!偉いぞ、ルリ!」
ユウリは走りながらルリの頭を撫でた。
そんな中、ユウリたちはいつの間にか、他の魔物たちに囲まれかけてしまっていた。
どうやら、先程の攻撃で他の魔物たちが反応してしまい、こちらに向かってきてしまったようだ。
「これは、本当にマズイわね」
「仕方がない。俺とフェルカで少し前を走りながら、敵を斬る。セリナとアンナで援護を。ルリは出口の案内を頼む」
「了解!」
「うん!」
ユウリは皆に指示を出すと剣を抜き、フェルカと共に前にいる魔物たちを斬ってどかした。
セリナとアンナも後ろから援護をするが、敵が多いせいでキリがない。
すると、ルリが止まり、とある方向を指差した。
「あっちとこっち!」
ユウリたちはルリが指差す方向を見ると、上り階段が二つあった。
しかし、そこまで行くのに魔物たちが邪魔だった。
そして、ユウリたちの足が止まると、魔物たちは攻撃を仕掛けてきた。
「ああ、くそ!敵が多い!これならまだあのクズ公爵の方が楽だったよ!」
「ユウリ!危ない!」
「・・・・・・え?」
ユウリが魔物たちを倒していると、突然フェルカがユウリを押した。
すると、先程までユウリがいたところに火の球が降ってきて、爆発が起こった。
「悪い、フェルカ!」
「大丈夫!」
ユウリとフェルカは起き上がって、再び剣を構えると、どこからか振動が生じてきた。
そして、突如先程爆発した場所が割れ、その割れ目が大きくなっていき、ユウリとフェルカの間の地面が二手に分かれてしまった。
その割れ目のおかげで、魔物たちもマグマに落ちていった。
「フェルカ!そっちは大丈夫か!」
「うん!こっちは大丈夫!アンナとルリちゃんも無事だよ!」
「こっちも俺とセリナは無事だ!」
突如生じた地割れに戸惑ったが、お互い安否の確認をしっかりと取った。
ユウリたちはなんとか合流しようとしたが、どうやら完全に二手に分かれてしまっていて、合流するのは難しそうだった。
「フェルカ!ここは無理だ!上で合流しよう!」
「うん!分かった!」
お互いそう伝えると、フェルカはアンナとルリと共に階段を上って行った。
「俺達も行こう」
「そうね。早く合流しないと」
そう言うと、ユウリとセリナも残りの魔物たちをくぐり抜けて、こちら側にある階段を上って行った。
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