対Aランク
最近だんだん暑くなってきてるから、皆も熱中症には気を付けて~。。
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ユウリが剣を構えると、男は勢いよく大剣を振り下ろしてきた。
しかし、ユウリはその攻撃を受け流して反撃をした。
男はユウリの攻撃を防ぐと、再び大剣を振り下ろした。
だが、ユウリには当たらず、男は何度も大剣を振るが、それでもユウリには当たらなかった。
「クソッ!何で当たらない!」
「どうした、大振りになってるぞ」
ユウリの言葉にイラついた男は、全力で大剣を振った。
男の振った大剣はユウリに一直線だったが、ガキンッ!と音を鳴らして止められた。
「・・・・・・軽いな」
ユウリはそう言うと、受け止めている大剣を振り払い、反撃をした。
ユウリの反撃に、男は防ぐのが精一杯になっていった。
だんだんと圧されていく男に一瞬、隙ができた。
ユウリはその隙を見逃さず、攻撃と同時に男の大剣を弾くと、ガラ空きになった男の右の横腹を殴った。
「ーーうぐっ!?」
男は急に殴られたことに驚き、怯んでよろけてしまった。
男の体勢が低くなると、ユウリはすかさず、男の顔を蹴り飛ばした。
「ーーがはっ!?」
蹴り飛ばされた男は壁に強くぶつかり倒れた。
「ーーフッ!」
男は起き上がろうすると、ユウリは剣に魔力を流し、斬撃を放った。
斬撃は勢いよく男に当たり、再び男を倒した。
「本当にAランクなのか?弱すぎるんだが」
「弱いのではない、君が強くなったのだ」
シュカはユウリに、そう満足気に言った。
すると男が起き上がり、魔力を纏わせていた。
「まだ、負けんぞッ!《フィジカル・ブースト》ッ!!」
男は魔力を纏う代わりに、血管が浮き出て、目も充血していた。
狂人化した男は勢いよく大剣を振り、ユウリに飛び込んできた。
かなりの速さで詰め込まれたが、ユウリはなんとか男の攻撃を受け止めた。
すると男はすぐに離れて、移動しながら攻撃を繰り返した。
「・・・・・・うろちょろ、するな!」
狂人化したことによって身体能力が底上げされている男は、ユウリに猛攻を繰り返すが、ユウリは全て受け止めていた。
それどころか、ユウリは少しずつ男の速さに目を慣らしてした。
「これで、終わりだ!!」
男が大剣を突き出しユウリに突っ込むと、目を慣らしたユウリは難なく避けた。
そして剣の柄頭で男の背中を殴り、地面にぶつけた。
そのまま剣に魔力を流し、地面を跳ねた男に斬撃を三連続食らわせた。
斬撃が直撃した男は勢いよく後ろに飛ばされた。
倒れた男は、《フィジカル・ブースト》の効果が切れたようで血を吐いた。
「・・・・・・何でだ。Aランクだぞ!グレウスドラゴンを倒してるんだぞ!それがなんで、こんな小僧一人に負けるんだ!」
フリヒード公爵は、顔を歪めて後退りしていた。
「・・・・・・言い忘れてたけど、そのグレウスドラゴンを倒した奴って、俺だから」
「・・・・・・は?そんなはずないだろ!貴様のような奴が、勝てるわけ」
「ユウリの言っている事は本当よ」
すっかり戦意損失をして座りこんだフリヒード公爵に、セリナが答えた。
「あれ、セリナ。そっちは終わったのか?」
「ええ。すぐにね」
ユウリがフェルカたちの方を向くと、いつの間にか、賊が鎮圧化されていた。
ユウリの視線に気付くと、フェルカは嬉しそうに手を振っていた。
「さて、フリヒード公爵。貴様には数々の罪に今回の反逆の罪、色々聞かせてもらうぞ」
シュカは警備隊に命じて、フリヒード公爵を連行した。
シュカはフリヒード公爵を連行させると、こちらに来た。
「ユウリ、今回の件はありがとう。礼を言う」
「こっちも手伝ってもらったんだ、気にするな」
「正式な礼は、後日させてもらう。今日は色々、後処理があるからな」
そう言って、連行されるフリヒード公爵を見た。
「分かったよ。じゃあ、後で呼んでくれ」
「ああ。その時はイアンを向かわせるさ」
そう言うと、ユウリは今泊まっている宿屋をシュカに伝えて、帰る事にした。
「んじゃ、帰るか」
ユウリがフェルカたちの所に行くと、テーブルの下からルリがヒョコッと顔を出し、辺りをキョロキョロしてから、ユウリの下へ走ってきた。
ユウリはルリを抱き上げると、頭を撫でた。
「お兄ちゃん、終わった?」
「ああ。帰るぞ、ルリ」
「うん!」
そう言って、ユウリたちは王宮を後にした。
宿屋に帰った夜、部屋にはユウリとフェルカの二人だけだった。
他のセリナたちは、もう一部屋で今夜は休んでいる。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ユウリとフェルカはベッドに座り、お互いそわそわして手を繋いでいた。
互いに目が合うと、視線が固定され、吸い寄せられるように顔が近づいた。
そして少しずつ、互いの唇が触れた。
「・・・んっ」
フェルカの息が漏れると、ユウリは唇を離した。
月明りに照らされて、互いの顔が紅潮しているのが分かった。
すると、フェルカがユウリに抱きついた。
「今日はこれくらいいいよね?」
「ああ」
ユウリに抱きついたフェルカは、ユウリ唇に触れた。
そして少し長いキスをすると、フェルカはユウリをベッドに押し倒した。
ベッドに倒れた二人は、互いに触れながら一夜を過ごしたのだった。
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