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乱入

最近、暑すぎ~。。まだ、8月の始まりでしょ?

ブックマークは増えてるけど、pt評価してくれる人が少ないよ~!!

ツイッターで掲載の予告などしてます。。

 夕方、宿屋を出たユウリたちは、王宮の前まで来ていた。


 王宮の前には警備兵達が立っており、ユウリたちが王宮に入ろうとすると、目の前に槍を突き出し止めた。


「貴様ら、王宮に何の様だ。今はシュカ様の結婚式の最中だぞ」

「そのシュカに呼ばれたんだ。中に入れてもらえないか?」

「嘘をつくな!貴様らのような奴を呼ぶものか!」


 ユウリが事情を説明すると、警備兵は怒鳴り声をあげた。


 すると、警備兵は奥から来た人物に止められた。


「お前たち、何をしている」

「ふ、副団長殿!?いえ、この者たちが嘘をついていたので・・・・・・」


 警備兵達に「副団長」と呼ばれた人物は、鎧を着たイアンだった。


 イアンはユウリたちを見ると、再び警備兵達の方を向いた。


「この者たちは、シュカ様の友人だ。それは、私が保証しよう」

「・・・・・・副団長が言うのでしたら」


 そう言うと、ユウリたちを王宮の中に招いた。


 ユウリたちが王宮に入ると、イアンが頭を下げてきた。


「来るのが遅くなりました。それと、シュカ様よりこれを預かっています」


 イアンはそう言い、ユウリに紐で巻かれた紙を渡した。


 ユウリは渡された紙の紐を解いて、書かれている内容を見た。


 ユウリは内容を確認すると、再び紙を巻いた。


「大丈夫だ、言われた通りの内容だったよ」

「では、急ぎましょう。こちらです」


 ユウリたちがイアンの案内で奥に進むと、大きな扉の前に着いた。


「ここから、式の会場です。どうぞ、ご武運を」

「おう、ありがとな」


 そう言うと、ユウリはフェルカたちの方を向いた。


「多分、フリヒードに顔が割れているのは、俺とフェルカとセリナ。あとイアンか。だからアンナは扉を開いたら、気配を消して客に紛れてくれ。それで、ルリを守りつつ、周囲の警戒をしてくれ」

「畏まりました。お任せください」

「よし、じゃあ行くぜ」


 アンナに指示をすると、ユウリは扉を勢いよく開けた。


 扉を開けて見えてきたのは、大勢の奥にアグナッド帝国の王様とドレスを着たシュカ、フリヒード公爵と思われる男だった。


 そこにいたシュカ以外の全員が、ユウリの扉を開ける音に驚きこちらを見た。


 ユウリがシュカと目が合うと、やっと来たかという態度だった。


「悪いがその結婚、少し待ってくれ」

「何者だ、お主らッ!?今は結婚式の最中であるぞ!」

「だからそれを待てって言ってるんだよ」


 ユウリたちがざわつく客達の間を通り、シュカたちの前に行った。


 ユウリたちが前に着くと、警備兵達がユウリたちを囲んだ。


「お前がフリヒード公爵か?」

「君は誰だい?結婚式に乱入とは、一体何を考えているんだ?」

「そういう犯罪者のお前が結婚とか、一体何を考えているんだ?」


 ユウリのその言葉に一瞬、表情を険しくした。


 シュカはその一瞬の表情を見逃さず、追い打ちをかけた。


「どうした、フリヒード公爵。何か心当たりでもあるのか?」

「そんなはずはなかろう!そうだろ、フリヒード公爵!」

「ええ。私には何のことか分かりませんね」

「へ~、じゃあこれは何だ?」


 王様の質問に平然とした表情で答えたフリヒード公爵に、ユウリはシュカから渡された紙を広げて見せた。


 紙の内容を見るとフリヒード公爵の表情が凍った。


「無差別殺人、詐欺、違法取引、人身売買等々。いや~、調べると意外に出てくるな」

「何を言っているのか分からんな」

「じゃあ、先日の人身売買の件はどうだ?」

「知らんな」

「それは嘘だな、フリヒード公爵」


 ユウリが先日の件を聞くと、フリヒード公爵はまたも否定した。だが、さらにシュカがそれを否定した。


 シュカに否定にフリヒード公爵は顔を歪めた。


「その場に私もいて、首謀者を聞いたのだ。言い逃れはできんぞ、フリヒード公爵」

「それは本当か、フリヒード公爵!?」

「それは・・・・・・」

(クソッ!あの場にシュカ様もいただと!そんな報告なかったぞ!いや、一人フードを被った女が・・・)

「・・・・・・そういう事か」


 フリヒード公爵は何か合致したようで、悔しそうに歯を食いしばった。


 フリヒード公爵はユウリを睨むと、その後ニヤリと笑った。


「はは、はははッ!そうさ!この私が指示し、白狼族の里を滅ぼした!白狼族は金になるからな!」


 突然態度を変えたフリヒード公爵に、その場の全員が驚いた。


 先程までの表情とは一変して、ゲスの顔をしていた。


「だが、まあ。バレてしまったのなら仕方がない。全員、皆殺しだ!お前ら出て来い!」


 すると、客達の中から悲鳴が聞こえてきた。


 どうやら、客達の中に賊を紛れ込ませていたらしい。


 辺りは騒然となっている中、シュカとユウリはそれぞれ指示を出した。


「警備兵は皆の安全を確保しろ!」

「フェルカ、セリナ、アンナ!敵を無力化してくれ!」

「うん、任せて」

「分かってるわ」

「承知しました」


 フェルカとセリナ、アンナは賊を倒しに向かった。


 すると、突然ユウリに火球が飛んできた。


 ユウリは咄嗟の判断でその火球を避けた。


「お前は報告にあった黒コートの男だろ。だからお前の相手はこいつだ」


 そう言ってフリヒード公爵の横に大剣を持った男が来た。


「こいつは私が雇ったAランク冒険者だ。少し前にシュペルヘイムに現れたグレウスドラゴンを倒した奴だ。貴様如きなど一瞬で殺してやるさ!」

「・・・・・・」


 男が大剣を構えると、ユウリは剣を抜いて構えた。

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