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異変の原因

少し遅くなっちゃいました。。

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 ユウリたちは魔物の異変の原因を調べるためにポイズンビーが来た方向に向かっていた。しかし先に進めば進むほど、先程のポイズンビーのように獰猛になった魔物が襲ってきて、現在ユウリたちはその魔物たちに追いかけられていた。


「くそっ!なんか数が増えていってないか?」

「倒そうにも数が多くて倒しきれないよ!」

「ユウリ、フェルカ!右に跳んで!」

「「っ!」」


 走りながら魔物から逃げているユウリたちは、右にある草むらに飛び込んだ。


「一旦ここでやり過ごすわよ」

「ああ」

「ふえ~」


 ユウリたちは草むらへ隠れると、魔物たちはユウリたちはの横を通り過ぎていった。そして、魔物たちが通り過ぎてから少し経つと、ユウリたちは草むらを出た。


「行ったね」

「ああ、にしても魔物の数が多すぎんだろ」

「間違いなくこの先に何かあるわね」


 ユウリたちは魔物に警戒しながら先に進んでいった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~





 ユウリたちが先に進むと、とある場所に出た。そこは一面に花が咲いていて、とても綺麗な所だった。


「わあ!花がいっぱいだよ、ユウリ!」

「何でこんな場所に花畑が?」

「凄い・・・・・・」


 ユウリたちはそれぞれこの花畑の探索を始めた。しかし、そこは他の場所とあまり変わらず、ユウリたちは次に進もうとしていた。


ーーメキメキッ!


 ユウリたちが先に行こうとすると、木の根のような触手が生えてきて、前にいたフェルカの足に絡まり持ち上げた。さらに、地面から大きな花も生えてきて、こちらに向かって咲いた。花の中心からは粉のようなものが出ていた。


「な、何これ!?離してよ!」

「フェルカ、じっとしてて!《エア・スラッシュ》ッ!」


 セリナは《エア・スラッシュ》を木の根のような触手に撃つが、切込みは入ったが完全に切れはしなかった。


「嘘!?硬すぎでしょ!?」

「俺がやる!」


 ユウリは勢いよく跳び、剣に魔力を流した状態で触手を斬り裂いた。そして、そのままフェルカを抱えて地面に着地した。


「ありがとう、ユウリ」

「おう」

「大丈夫、フェルカ?」

「うん」


 フェルカの無事を確認していると、触手を斬られた花の魔物は突如奇声を上げた。花の魔物が奇声を上げると、先程ユウリたちを追いかけていた魔物たちが草むらから次々と出てきた。


「おいおい、マジかよ」

「これ、かなりマズイよね」

「ええ、マズすぎるわ」


 ユウリたちは大量の魔物に囲まれながらも、どうにかしてこの突破口を探していた。そこでユウリはある事に気付いた。


「・・・・・・粉?・・・・・・なあ、セリナ。何かおかしいと思わないか」

「え?」

「何であの花の魔物が奇声を上げたら、種類がバラバラの魔物がこんなに集まるんだ?そんでもってこの周り漂っている粉は何なのか?」

「・・・・・・まさか」


 どうやらユウリの言葉でセリナもある結論に至ったようだった。


「・・・・・・思い出したわ。敵に粉を吹き、相手の意識を乗っ取る植物型の魔物がいるって前に読んだ本に書いてあったわ」

「多分、それがこいつなんだろうな」


 ユウリがそう言いながら花の魔物を見ると、花の魔物は奇声を上げた。すると、他の魔物たちが次々にユウリたちに襲い掛かってきた。


「セリナ、こいつら止める方法はないのか」

「一つ、手ならあるわよ。花の魔物がもしこの魔物たちを操っているのだとしたら、あの花の魔物を倒せれば」

「こいつらも止まるって訳か。・・・・・・なら手っ取り早くいくぞ!フェルカはなるべくセリナを守る形で動いてくれ!」

「うん!」


 ユウリはフェルカとセリナに指示を出しながら襲い掛かってくる魔物を次々と斬っていった。


「それじゃあ、いくぞ!」

「ええ!《ストーム・バレット》ッ!」


 セリナがユウリの前の魔物に《ストーム・バレット》を撃つと、ユウリは走り出して魔物の間を抜けていった。


「ユウリは行ったわね。ここが踏ん張りどころよフェルカ」

「うん」


 セリナとフェルカはお互いに顔を見合わすと、背中合わせになった。


「フェルカ、後ろは任せたわよ」

「セリナも信じてるよ」

「ええ、任せなさい。《ストーム・ハリケーン》ッ!」

「《アイシクル・ブラスト》ッ!」


 セリナとフェルカはそれぞれ魔法を放ち、危ないところはお互いに助け合いながら魔物を次々に倒していった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~





 魔物の間を抜けて花の魔物まで辿り着いたユウリは剣を構えた。後ろでは魔法が放たれた音と魔物の悲鳴が鳴り響く中、ユウリは花の魔物に向かって走った。花の魔物もユウリに向かって触手で攻撃をしようとしてきた。


「《シャドウ・ミスト》ッ!」


 ユウリが《シャドウ・ミスト》を放つと、辺りは黒い霧に覆われた。花の魔物は黒い霧の中でユウリを探そうと躍起になっていた。そして、花の魔物は黒い霧の中で何かが動いたところを触手で連続で攻撃し続けた。


 花の魔物の攻撃の勢いで黒い霧は晴れたが、先程まで攻撃していたところには何もなかった。


「馬~鹿。俺は後ろだよーーッ!」


 後ろに現れたユウリに花の魔物は反応できず、ユウリに背中を斬られた。花の魔物は苦しそうに奇声を上げ、触手でユウリに攻撃をした。


「動きが単調になってるぞ」


 だがユウリは勢いよく跳び、触手攻撃を躱した。そしてユウリは剣に魔力を流し、そのまま花の魔物の首元を狙い剣を振りぬいた。


 花の魔物は首が飛び、身体はだんだんと萎びていった。


「面倒なのは能力だけだったな」


 ユウリによって花の魔物が倒されると、獰猛だった魔物たちが次々にその場に倒れていった。花の魔物が倒された事によって、指示を出すものがいなくなったからだろう。


 魔物たちが倒れていくと奥にフェルカとセリナの姿が見えた。フェルカとセリナもユウリの姿が見えるとこちらに駆け寄ってきた。


「花の魔物、倒したの?」

「ああ」

「よくやったじゃない」

「お前らもな」


 ユウリたちは辺りを見ると魔物たちが倒れていて、割と無残な光景でもあった。


「先に進むか?」

「少し休みたいわ」

「うん、少し疲れたよ」

「分かった、ここで少し休むか」


 セリナとフェルカは大量の魔物を相手にして体力がかなり削られていたので、ユウリたちはここで少し休む事にしたのだった。

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