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運命に振り回されやすい性向は、

運命に振り回されやすい性向は、実は受けた教育の結果であることが多い。

教育が正しくなされない場合は、運に振り回されやすい性格になる。

反対に、それが正しくなされていれば、逆境にも動じない人間になる。


何故なら、教育は人間社会を知ることを教えてくれるものなので、その変転の激しさを理解できるようになり、そのいかんにかかわらず、動じない性格をつくりだすことになるからである。


一個人に言えるこのことは、国家においても適用可能なことである。

ただし、国家の場合は、精神上のことだけで論じているだけでは不完全である。

逆境に立っても、動じないですむような、制度づくりが必要になって来るのである。


「政略論」


国家の場合は、精神上のことだけで論じているだけでは不完全で、逆境に立っても、動じないですむような、現実的な制度づくりが必要になるのは、当然である。


さて、本当の実力を持たない人間は、少しの好運で過信慢心し、傲慢になり怠惰に走る。

少しの好運が離れてしまえば、多いに動揺、うろたえて、破滅への道を歩むのみ。


「運命に動じない人間」を作り出す「教育」は、知識を教え込む教育というより、物事の受け止め方・心の使い方を育てる教育だと言える。

「なぜ起きたか」より「起きたあと、どう考え・どう行動するか」に焦点を当てる。

結果評価よりプロセス評価を重視し、「うまくいかなかった=自分がダメ」という短絡を許さない思考訓練を行う。

 これは感情を抑え込む教育ではなく、感情と距離を取る理性的習慣を育てる教育になる。


別次元の話になるが、里中哲彦氏著の「池波正太郎 粋な言葉」から引用する。


職人の仕事の「肝」は、「段取り」である。

職人は「段取りが悪かったから、うまくいかなかった」と反省することはあっても、能力や才能、ましてや「運命」をむやみに問題視することはない。

段取りがまずかったら、それを経験値や身体知として、次の仕事に生かせばいい。

それが職人の思考法だ。


失敗に慌てず、次の段取りを考え、実行する。

なかなか、参考になったので、紹介してみました。


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