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フレンド0の俺が、MMOで居場所を見つけるまで  作者: 御門


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74/85

第74話 ただいま

……ここか

……これが“戦場”?


ルシアは新たな店の前で仁王立つ

フレンド作り店...見させて貰うぞ!


「たのもう!」


やあ、皆久しぶり。

元気してた?

誰に言ってる訳ではない、挨拶は大事だ。

それにしても...

俺もここで店を構えて1カ月...

色んなお客さんが来てくれた。

中にはロールプレイにはロールプレイだと言わんばかりに変なお客設定の人も来たりして...

まあ色々あったよ...ははは。

にしても...

チラリと入口方向を見る。

「たのもう!」で来たお客さんは流石に初めてだな...

新鮮というか斬新というか...どんな挨拶?

というか、道場破りか?道場破りなのか?

これはまた変わったお客さんが来なすったぜ...

しかし、何か問題を起こした訳じゃない。

ならば変わった新規お客さんだな!


「いらっしゃい、お好きな席にどうぞ」

「邪魔するよ」


スタスタスタスタ

ドカッ


ルシアは迷わず俺の目の前にあるカウンター席に座る。


(えらい豪快な人がきたな...)


「いらっしゃいませ、ルシアさんはうちのお店初めての方ですね?」


「ん?わかるのか?」


「一応店主ですから...まあ100%じゃないですけどねw」


(ふーん、まあ接客店としては合格か)


「では、ルシアさんにこのお店のルールを説明させてもらいますね」


「ルールだと??」


「はい、一応フレンド作りが目的の店ですから」


「それはそうか、説明を頼む」


「当店は配信禁止・有料店へ勧誘禁止・VCへ勧誘禁止です」


(結構禁止事項多いな、しかし筋は通っているな)


「了解した」


「あと当店での会話は個別チャットか一般チャットでお願いします、

一般チャットの場合はカウンターへどうぞ」


「え?一般チャット?普通こういうお店は個別チャットのみじゃないのか?」


「ああ、普通はそういう店多いですが...うちはフレンド作りがメインです。

なのでいきなり個別チャットは難しいでしょう?」


「確かに・・・道理だな・・・」


「初めてこのお店に来た人はどんな店なのか、どんな人達がいるのか、どんな雰囲気なのかわからない。

だから最初は見学でもいいんですよ、何もしなくていい、ただ見てるだけでもね、

参加したくなったら一般チャットから入ればいい、そんな店です」


(……見てるだけ、か)


「いらっしゃいませ~お好きな席へどうぞ~」


「ありがとうございました~、またお越しください~」


「ああ、そうなんだね大変だったね?」


(なんだこの店・・・店長1人で回してるぞ...しかも漏れがない、そんな事可能なのか?

いや現実に目の前で起きている)


客A子「店長~この前言ってたことなんだけどさ~こういう時はどうしたらいいの?」


(流石に...1人では対応しきれないか...)


客B男「あ~A子ちゃん。それはね、こんな感じにしたらいいよ」


(は?なんで客が手助けする?)


(というか...この店...よく見ると客もちゃんとセーブしてる感じがする、店主が1人でやってるのを気遣ってるようにすら感じる、なるほど...店主も確かにちゃんとしてるが、それだけじゃないな...店と客が自分の居場所を協力して作ってるのか...)


そのまま店を観察し続ける、そして気が付けば閉店時間まで座っていた


閉店時間となり店を後にするルシア、その顔はまるで...捕食者が獲物を見つけたような笑顔だった。


(……面白い)


「....ハハハハハ!」


心の底から笑うルシア。


「またくるぞ!店長!」


そう叫びながら帰路に付くのであった。

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