限界のその先へ
それから────妖精大陸で、地獄の特訓が始まった。
「おい、どうしたお前ら。攻撃が止まってるぞ?」
「はぁ……はぁ……限界です……」
「1ヶ月間、ひたすら攻撃し続けるとか……きついんですけどー……」
この1ヶ月、ルナたちにはひたすら攻撃をさせている。
力を限界まで使い果たし、回復する。そうすることで体力や、魔力量が増加する。
つまり攻撃量の限界値がさらに上がり、より多くの攻撃を撃てるのだ。
「……限界」
フェリはデフォルメ化した俺の分身────“デフォルメ無宗”とひたすら格闘をしていた。
もちろん、ぶっ通しで“パワーブースト”を使用させながら。
食事と睡眠のとき以外は常に“大闘技場”で特訓だ。
ルナたちは何度も力を限界まで使い果たし、その度に回復させるエンドレス生活を送っている。
もう誰も笑っていなかった。
そして1週間ごとにテストを行う。
その内容とは────
俺が生成した一億体の魔物を、休憩なしで倒し切ることだ。
一体一体がBランク以上の魔物。攻撃は気を抜けない。
常に全力で攻撃し続ける必要がある。
「始めるよ!みんな。」
「はい!」
「弓王スキル“レイニーアロー”」
「全属性魔術“炎”ヘルフレア」
「“霊手”」
「“パワーブースト”」
一気に魔物の群れを消し飛ばしていく。
最初はスムーズに討伐を進める。しかし────
「や……やばい!」
「やっぱり多すぎます!」
「ま……まだやれるはず」
「処理しきれないんですけどー!?」
半分ほど魔物を倒したあたりで────
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
押し負ける。
俺がパチンと指を鳴らすと残りの魔物が消えた。
「……まだまだだな」
「うわぁぁぁ!悔しいんですけどー」
(でも絶対────)
みんなボロボロだ。だが……
(ここで終わるわけにはいかない!!)
誰一人、諦めるつもりはなかった。なぜなら……
────1ヶ月前
「特訓はする。お前らが強くなるように全力を尽くす。ただし────」
「ただし?」
「1年だ。……1年間で俺が用意する敵を倒せなければ、俺は一人で大罪魔人を討伐しに行く」
「……っ!?」
全員が息を飲んだ。
「無宗、その敵って?」
俺は小さく笑った。
「じゃあ、まず、その敵たちと戦ってもらおうか」
そして────
ルナたちの目の前には4人の男たちが立っていた。
「よう、お前ら」
「久しぶりですね」
「吾輩は貴様らを殺す準備が万端なのだッ!!」
「あぁ……だりぃ……」
ルナたちは言葉を失った。
「なんで……あなたたちが────」
「────魔王軍“四天王”」
4人は不敵に笑った。
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!?」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。
何卒よろしくお願いします。




