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負内無宗は負けません!!~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape
大罪魔人編

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64/74

暴風の勇者を倒したら、街ごと味方になりました。

キラリオスのエアリアスと俺、二体の龍の息吹。

強大な2つのエネルギー波がぶつかり合い────

世界が弾けた。




ピカッ……

ドカァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!




辺り一帯が爆炎に巻き込まれた。



「やばっ……巻き込まれて────ない?」

「た……助かりました」


ルナたちは、ほっと胸を撫で下ろした。




ドサッ……


負傷したキラリオスが地面に落下した。


俺は龍化を解除した。

辺り一帯が砂煙で覆われている。


ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ……


俺が手で振り払うと、衝撃波で視界がクリアになった。


「クソッ……」


俺は、大の字で横たわるキラリオスの前で立ち止まった。


「これで……満足か?」


「……。」


え……死んだ?いや……手加減はしたはずだ。


少しの沈黙の後、キラリオスが口を開いた。


「あぁ……大満足だ……」


「そうか……」


“ヒール”


俺が手をかざすと、キラリオスの傷が癒えていく。


「……っ!?」


キラリオスは飛び起き、体の状態を確認した。


「くっ……!」


その瞬間、キラリオスが拳を振り上げた。


「……っ!?」


俺が構えると────


キラリオスが俺の手を握った。


「すげぇなテメェ!!」


「え……!?」


俺は突然の一言に驚いていた。


「今までで俺をぶっ倒したのは、“あの女”以来だぜ」


「怒ってたんじゃ……」


「いつもの事だァ。それより、お前戦いの途中で闘技場にバリア張っただろ」


「あぁ……よく気づいたな」


戦いが激化する気がしたから、“ワールドプロテクト”で、闘技場と観客を保護していた。


「正直言うとこの闘技場はァ、元々結界が張られてるから意味がねぇんだが……テメェの優しさが伝わったぜ」


「強いだけじゃねぇ……ちゃんと守って戦ってやがる」


キラリオスは大きな声で宣言した。


「俺様はァ……負内無宗とその仲間を歓迎する!!」


「うぉぉぉぉぉっ!!」


その瞬間、周りから歓声が上がった。


「な……なんだ!?」


観客が一気に俺のもとに押し寄せてきた。


「おい無宗!さっきの凄かったな」

「まさかドラゴンに変身して戦うとは思わなかったぜ」

「しかも、キラさんを回復までしてくれるとはな」


「お前ら……怖がったりしないのか?」


「怖がる?なんでだ?」

「強くて性格もいいやつを怖がる必要はないだろ」


「そ……そうか」


少し意外だった。

……見た目ほど、悪い連中じゃないのかもな。

何より、自分が素直に認められて嬉しかった。


こういうのも……悪くないな。



それから俺は、妖精たちに質問攻めされた。



「やっと解放された……」


「でも良かったですね、ご主人様!」

「いい人……いっぱい」


「戦闘狂だけどね〜。きゃはっ」



向こうからキラリオスが歩いてきた。


「テメェら、まだここにいたのかァ?」

「まぁな」


「そういやァ、ここに来た目的を聞いてなかったなァ」


「まぁ、大罪魔人の討伐かな?」


「はァ!?もしかして、プレオネクシアかァ?」


「そうだが……」


「あいつはァ、先代の勇者でも倒せなかった厄介者だぞ……」


先代の勇者でも倒せなかった……か。まぁ、俺が倒してしまえば問題ない。


少しの沈黙の後、キラリオスが笑った。


「でも────テメェならやれそうな気がするぜ」


「まぁ、とりあえずはァここでゆっくりしていけ。ここの奴らはァ、テメェらを歓迎してるからなァ」


「ありがとな。借りは、魔人討伐で返す」


俺は、キラリオスにおすすめの店や宿を教えてもらった。


「あ……そうだ。強欲の魔人を殺りに行く時はァ俺様も呼べ。外の奴らに任せっきりってのはごめんだからなァ……」


そう言い残してキラリオスは去っていった。



「それじゃぁ大罪魔人は、ちょっと休んでからにするか」


「はい!」




こうして、妖精大陸最初の“波乱と歓迎”の一日が終わりを迎えた。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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