全てを見通す少女────ポラリスの真実
残る大罪魔人は五体。強欲、色欲、怠惰、傲慢、憤怒。次の標的は────
「無宗、君は全ての大罪魔人を倒すのかい?」
「一応そのつもりだが」
ライムは少し考えてから口を開いた。
「じゃあ、妖精大陸なんてどうかな?」
「妖精大陸ですか?」
「一度だけ行ったことがあるんだけど、妖精大陸は自然豊かだし、この辺では見かけないような生き物もいっぱいいるんだ」
「ちょっと……楽しみ」
妖精大陸か。いいかもな。
「あそこの勇者は少し怒りっぽいですが、悪い人じゃないと思うので……たぶん?」
なぜ疑問形なんだ……
少し引っかかるが、どの道全部の大陸に行くんだから、やることは同じだ。
「確か、妖精大陸にいた大罪魔人は────」
「強欲の魔人────プレオネクシアですね」
「よし、じゃあ決定だな。次の目的地は────妖精大陸だ」
「って……ご主人様、場所わかるんですか?」
「あ……」
軽く場所の説明を受けたあと────
ポラリスに“嫉妬の意志”を渡した。
「確かに受け取りました。それでは無宗さん、ご武運をお祈りします」
「ああ……じゃあ行ってくる」
そして俺たちは妖精大陸へと一歩を踏み出した。
「……行ってしまいましたね」
魔王城にはライムとレバルト、ポラリスだけが残された。
「ねぇ、ポラリス」
「はい、なんでしょう」
「どうして、無宗たちに大罪魔人討伐をさせたのかな?」
「……どういう意味でしょう」
「私としては大罪の意志を集める理由も気になるんだけど、一番の疑問はこれなんだよね」
「────君なら」
一拍置いて、ライムは続けた。
「無宗に頼まなくたって、全ての大罪魔人を倒せるでしょ?」
「……。」
少しの沈黙が流れた。
「どうでしょうか……ただ、理由があるとしたら────」
ポラリスは振り返り、少し微笑んだ。
「その方が“面白い未来”になると、知っているから……でしょうか」
「確かに、星導の勇者らしい理由だね」
ポラリスが手をかざすと、宇宙のようなゲートが現れた。
「それでは、わたくしはここで失礼しますね」
そう言うと、ポラリスはゲートの中に消えた。
「ライム……どういうことだ、今のは」
レバルトは信じられないような表情を浮かべていた。
「何のことかな?」
「とぼけんな。あの弱そうな奴が全部の大罪魔人を倒せるって話だ」
「そうだね、レバルト。一つ君に忠告をしておこう。彼女は、甘く見ない方がいい。
なぜなら、ポラリス・アルネーラは────」
「七聖剣“最強”の勇者だからね」
「着きましたね、ご主人様」
「ここが……」
俺たちの目の前には、広大な自然に囲まれた都市が広がっていた。
「ここが……妖精大陸か」
「面白かった!」
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