ドM奴隷から拗らせ奴隷に進化しました。
ルナは両手を頬に添えて、狂った笑みを浮かべた。
「ごめんなさいご主人様……好きすぎて殺しちゃうかもです♡」
ルナの周りに数百のトゲが展開される。
「私の愛、受け取ってくださいね♡」
俺めがけて大量のトゲが放たれた。
俺は数十本のトゲをかわしたが、気づくと全方位をトゲで囲まれていた。
「追い詰められたご主人様も可愛い〜♡」
「甘いな。喰らえ……ベルゼリオン」
ベルゼリオンの黒液が渦を巻きトゲを全て吸収した。
「私のを吸収しちゃうなんて……ご主人様ったら〜」
なんかいつも通りのルナに見えてきたかも?
いや、違うだろ。落ち着け……
「ん?」
上を見ると、大量の霊手が降り注いできた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ!!!
俺は斬撃で全ての霊手を消し飛ばした。
「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない……」
そうだったな。俺の敵は1人じゃない。
「どーしたんですかご主人様。ボーッとしちゃって!」
ドドドドドドドドドドドドッッッ!
数百のトゲが俺に直撃した。
辺り一帯に煙が充満する。
ドォォォォォォォォォォォンッ!
凄まじい気合いとともに砂煙が消え去り、中から笑顔の俺が現れた。
「……!?」
ルナが目を丸くした後、ニヤリと笑った。
「そうですよ、それ!その余裕の表情、いつもしてますよね。最強で無敵で負けない。そんなあなただから私はいつも守られてばかり……」
「……」
「私の気持ちを考えたことがありますか?守られるばかりで何もできない。私だって大好きなご主人様を守りたいのに!」
口元は笑っているルナだが、その頬には涙が伝っていた。
「力不足を痛感するたびにご主人様の強さが羨ましくなりました。羨ましくて、妬ましくてどうにかなっちゃいそうですよ」
ルナの手は震えていた。
「ルナ……」
「あぁズルいですご主人様……そんなに強くならないでください。ずっとずっと私のそばにいてください!だから────」
「死んで……私に管理されてくださいね♡」
ルナが足元から突き出したトゲを掴むと、ロングソードの形に変わった。
瞬きの瞬間────俺はルナの斬撃で吹っ飛ばされた。
“飛翔”
俺の背に黒い翼が生えた。
俺は空中で体勢を立て直した。
俺は内心複雑な気持ちだった。
「これは……ルナの本音なのか?」
『そんなわけないじゃないですか!ずっとそばにいて欲しいから死んで自分に管理されろなんて……
常軌を逸してますよ!』
「いや、それは分かってるけどさ……」
『でも……シャーデンフロイデに操られていても、本心では無宗様を守りたいのかもしれませんね』
「だったら、なおさらだ。ルナを解放してやらないとな────」
ビュゥゥゥゥゥゥゥゥンッッッ!
勢いよく突っ込んできた霊手をギリギリでかわした。
「これじゃ、気を抜けないな……」
「死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで」
数千の霊手が俺を襲う。
ドドドドドドドドドドドドッッッ!
かわして斬ってを繰り返すが、数が減らない。
気づくと周りを霊手に囲まれていた。
数千の霊手がまとわりつき、身動きを封じた。
霊手で作られた球体の中に閉じ込められてしまった。
霊手の球体が暴れるように蠢く。
霊手の中から黒い手が無数に飛び出した。
黒い手が霊手を引きちぎり、全て喰らい尽くした。
厄介だな。
「あれ……」
上を見ると、数万の霊手が合体して巨大な腕が完成していた。
バァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッ
ゴォォォォォォォォォォォォッッッ……
その瞬間、俺の視界が黒に染まった。
俺は、超巨大な腕に叩き潰された。
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