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負内無宗は負けません!!~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape
覚醒無双編

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38/74

世界が敵でも、善悪は俺が決めます。

“ルミナス・バスター”


ゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!


激しい光の波動が俺に向かって放たれ────



世界が白に塗り潰された。


「……もう十分かな」


俺は異空間から一振の黒い刀を取り出した。


「喰らえ……ベルゼリオン」


ベルゼリオンから放出された黒液が、一瞬で巨大な龍の頭に変化し、膨大な威力の光エネルギー波を喰らった。


「は……?」


シャルアは理解が追いつかず、動きが止まった。



ドカァァァァァァァァァンッ!


その瞬間、ベルゼリオンの龍の頭が巨大な腕に変化し、シャルアを叩き落とした。


「ば……バカな……僕の最大威力の攻撃だぞ……」


俺はゆっくりと起き上がった。


「自分の全力が相手の糧になった気分はどうだ?」


シャルアはうつ伏せで倒れながら、俺を見上げて睨みつけた。


「クソクソクソッ……クソがぁ!ふざけるな!僕のセフィリアをたぶらかし、僕が得るはずだった魔王討伐の功績も奪った。

さらには僕を見下しやがって……」


「自分を客観的に見なよ。

今のシャルア君にピッタリな言葉を教えてあげよう」


「“自業自得”これに限るね」


「……」


シャルアの額に青筋が浮かび、俺に殺意の眼差しを向ける。

シャルアはよろめきながら立ち上がると、大きな声で叫び出した。


「皆さん!これが全てです。魔王を喰らっただけでなく、神に与えられた聖剣の聖なる攻撃すらも喰らった。

これは神に対する反逆です。魔王を超える悪です!」


その瞬間、観客は俺に怒りや嫌悪の視線を向けた。


「この悪魔め!さっさと死ね!」

「疫病神だ!この国から出ていけ!」


頭上から降り注ぐのは、容赦のない罵声の豪雨だ。一言一言が毒を含んだ針のように肌を刺し、逃げ場のない視線が全身を()い回る。


シャルアは俺を見て笑った。


「あははっ。もうこの国に君の居場所はない。君は勇者である僕に逆らったんだ。この結果は当然のことだよ」


「……」


ザァァァァァァァ……


空は曇り出し、強い雨が俺を打ち付ける。

まるで神が、俺に敗北を告げているみたいだった。


ただ力を振りかざすだけでは何も守れない……

そんなことぐらいわかってる。何百、何千の前世を経験し、失敗して、敗北してきたからだ。

────わかっていたはずなのに。


……それでも、少しだけ胸が痛むのはなぜだ。


「この悪魔が!お前の企みなんか、シャルア様の前では無意味だ」

「この奴隷野郎!お前なんかが幸せになるなんて許されないんだよ!」





「聞こえるかい、負内無宗。これが世界の答えだ。僕は“正義”で、君は“悪”。最初から決まってたことだよ。────君の“負け”だ」


観客席から石やゴミが俺に向かって投げられる。

世界は俺の敗北を望んでいるようだ。



「────ご主人様!!」


その一言は、罵倒だらけの黒い霧で埋め尽くされた闘技場の空気を、一瞬で切り裂いた。


「……っ」


それはルナの声だった。

彼女はそれ以上何も言わず、ただ真っ直ぐに俺を見つめていた。その瞳には一切曇りがなく、俺の敗北など微塵も映っていなかった。


「……そうだったな」


俺は静かに笑った。


「あははっ。何言っちゃってるわけ?

君も、君の仲間も、もうどこにも居場所はない。

世界に仇なす悪だからだっ!!」



「あっはっはっはっはっは……」


俺の笑い声が闘技場全体に響いた。


「何がおかしい」


シャルアは不愉快そうな顔で聞いた。


「負け?世界の答え?居場所がない?悪?それは誰が決めた」


「……は?」


「俺は負内無宗。

俺に敗北など存在しない。

俺は世界に囚われない。

俺が歩く場所が道となり、俺がいる場所が居場所だ。

善悪は────

俺が決める。」


「俺に敵対する者が────“悪”だ」


その瞬間、世界が震え、眩い光がすべてを包み込む。

その光は観客も闘技場も、世界さえも飲み込んでいった。


「ま……眩しい!」

「なんだこれは!?」

「世界の終わりだ!!……いや、これは……」


シャルアは驚きのあまり動けなくなった。


「なんだその姿は……それでは、まるで────」


背後に開かれた四枚の翼は、この世のいかなる絹よりも白く、吹雪のように眩い光の粒を散らしている。白く透き通る長い髪は見るもの全てを魅了した。

その頭上に浮かぶ黄金のヘイローは、昇る朝日を凝縮したかのような輝きを放ち、見る者の視界を白銀へと塗りつぶした。


ただそこに(たたず)むだけで、周囲の濁った空気は浄化され、観客は皆、(ひざまず)いた。

誰一人として、顔を上げることすら許されなかった。





「それでは、まるで────“神”みたいじゃないか」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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