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負内無宗は負けません!!~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape
覚醒無双編

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魔王を捕食したら勇者に宣戦布告されました。

ルナたちの全力攻撃が、俺を中心に炸裂した。

しかし、俺は平然として笑っていた。



「うん。みんなすごいじゃん。やっぱり複合スキルは戦闘の質を上げるんだなぁって実感したよ」


「……っ!?」


凄まじい気合いと共に、辺りを渦巻く煙が全て吹き飛ばされた。


ルナたちの顔は絶望に染まる。


「強くなったな……お前ら」


「で……出たぁぁぁぁぁぁっ!?」


アルマが悲鳴をあげた。


「人をおばけみたいに扱うなよ……」


傍から見れば、アルマの方がおばけっぽい気もするけどな。俺の方が怖いらしい。


「嘘……でしょ……」

「あんなに頑張って攻撃しても無傷なんて……

ど……どうしましょう」



「お前らの頑張りは、しかと見届けた。

だから、安心して敗北しろ」


俺がルナたちに手をかざすと、それに応えるように、擬似宇宙空間が震えた。


「え……何!?」


「複合魔術“炎”、“風”、“雷”」

「“シンセサイズ・イリュージョン”」


ゴォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!


轟音の雷を纏った、炎の嵐がルナたちを飲み込んだ。


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」


そして、理不尽な戦いに終止符が打たれたのだった。






「あーもう。負けた」

「ねぇちょっと。無理ゲーなんですけどー」

「疲れた……」

「すごくE(いい)っ!!」


やっぱり一人だけおかしい。


だとしても、俺相手にここまで戦えるなら十分凄いことだ。特にフェリとクリアの雷神化(ゼウスモード)が桁違いに強い。

四天王と同等……いや、それ以上の可能性すらあり得る。


しかし、エネルギー消費が激しいのが課題だな。

今の段階では、短期決戦や切り札として使うことになりそうだな。


「よしお前ら。休憩だ」


俺は“大闘技場(バトルワールド)”を解除した。


「もう……ヘトヘトだよ……」

「ゆっくり休め」


俺たちは、家の広いリビングのソファーでくつろいでいた。


みんなぐったりしているな。……ちょっとご褒美をやるか。


俺はリビングのテーブルに手をかざした。


「何をするんですか?ご主人様」

「絶対的幸福領域、発動っ!“甘味大集結祭(スイーツパーティー)”」


広いテーブルに大量のお菓子が出現する。キャラメル、チョコ、グミ、スナック菓子、パフェ、ケーキ……

この世界に存在しないようなものまで全部。


その瞬間────

甘い香りが部屋中を満たした。


「っ!?」

「なにこれ!!」

「これはもしかして……」

「お菓子!?」


「好きなだけ食っていいぞ」


ルナたちは目を輝かせてお菓子に飛びついた。


「いただきまーす!」


みんなと一緒に俺もお菓子を楽しんだ。


「それじゃあついでに、さっきの戦いの分析をしちゃいましょう!」

「うん……いいと思う」

「えー。アルマ、お菓子食べるので忙しい」

「いいからやるよ」


真面目な表情で話し始めるルナたちだったが、お菓子を食べる手は止めなかった。


「と……とりあえず……敗因とか考えてみたらどうかな」

「負けた理由ってことですか?」

「きゃははっ。それ考える意味ある?」

「あー……確かに」


ルナたちは意見が一致したかのように互いに見つめ合う。

自分たちが負けた理由……それは────


「相手が無宗だったから」


声がそろう。

ルナたちが、一斉に俺を睨みつけた。


「え……俺!?」



「原因……」


そう言ってフェリが俺を指さす。


「なんで無宗は攻撃が効かないの!?」

「マジで謎なんですけどー」


俺は少し微笑んだ。


「まぁまぁ……」


「なんでダメージ受けてないんですか?白状してください!」


俺は再び微笑んだ。


「まぁまぁまぁ……」


俺はひたすらはぐらかした。

だって“悪意的干渉無効”で俺にとって害があるスキルや攻撃は全部無効化されるなんて言ったら、どうなるかわかったもんじゃない。


「じゃあ、もう一回俺と戦って解析とかしてみれば?」


ルナ以外の動きがピタリと止まった。


「やりましょう、ぜひ!!」


「やめろドM!!」

「マゾは静かにしてて」

「うん……」


「どえ……まぞ!?……酷いです皆さん!!」


ルナが潤んだ瞳で俺を見つめる。

俺は黙って首を横に振った。


「もう諦めろ……」


「うわ~ん……なんでぇ~」



俺は咳払いをする。


「そうだな……ルナ以外は俺の特訓が厳しそうだから、ダンジョンとか行ってみるか」


「絶対そっちの方がいいって!理不尽バトルはもうこりごりだし……」

「確かに、そっちの方が現実的だね」


フェリがコクリと頷いた。


「そうと決まれば、ギルドに直行だ」


「ぐすん……ぐすん……」


俺たちは、悲しそうなルナを引っ張って家を出た。




ギルドに着くと、何やら騒がしくなっていた。

ギルド中の冒険者が俺に視線を送る。

俺は、受付嬢に話しかけた。


「受付嬢、何かあったのか」

「あの……それが……」


受付嬢は言いづらそうに目を逸らしながら告げた。


「光天の勇者シャルア・フレトリスが無宗さんに……宣戦布告しました」


「はにゃ?」

「ご……ご主人様!?顔文字みたいになってます!」





少し前、王都の広場では……



勇者シャルアが大規模な演説をしていた。


「魔王とは聖剣で浄化するべき存在です。負内無宗は倒すどころか、魔王を捕食したと言うではないですか。

つまり、魔王を自身に取り込んだのです」



「そ……それは本当なのか?」

「でも……だとしたら……」

「負内無宗は……人類の敵なの?」


「だから、僕が実際に戦って善か悪かをこの目で見定めたいと思います。

悪と判断した場合は────

正義の名のもとに、負内無宗を処刑します」


「シャルア様……」

「頑張ってください!」


「この僕、光天の勇者シャルア・フレトリスは────負内無宗に宣戦布告します」




どうやら勇者は、本気で俺が嫌いらしい。



お……俺は一体どうなってしまうんだ!?

……なんてね。これで勇者をシバく口実ができたな。

※雷神化フェリのイラストを載せ忘れました。見ようとしてくれた方、本当にすみません。

ちゃんと活動報告に載せたので、良ければ見に来てください。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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