口は災いの元。メスガキがSランク魔術師を怒らせた結果……
「ルナのばかぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァンッッッ!!
(ダメだ……私はここで死ぬんだ……)
「……ってあれ?生きてる……」
「アルマ……助かったってこと?」
「こ……怖かった……」
「きもT~~~~~~!!」
「………………」
空気が静まり返る。
「…………ルナ?」
「いや違っ……これはきっと陰謀です。きっとご主人様がそういうスキルを使ってるんです」
「俺を巻き込むな!お前を優先的に狙い撃ちしてやろうか」
「えっ///……ありがとうございます」
あ……こいつダメだ。
「ところで無宗。なんで私たちは死んでないの?」
「死なせないって言ってるだろ?この大闘技場では人が死なない設定にしてあるんだ。自由にルールを設定できる。つまり、俺専用のカスタムワールドってわけだ」
……まあ、死なないとはいえ、吹き飛ぶ姿を見るのは慣れないけどな。
「さすがですご主人様。これでリスクなしでダメージを受けられるわけですね」
「お前が考えてるような使い方はさせねーよ?」
「シュン……」
ルナが絵文字のような泣き顔になってしまった。
よし。こいつは一度、病院に連れていこう。
「とにかく、アルマたちで無宗を倒してやるんだから」
「が……がんばる……」
「ギャフンと言わせるからね」
「負けませんよ!」
それは俺のセリフだ。
……まぁいい。
とにかく、俺はこいつらを鍛えるだけだ。
「弓王スキル“メテオアロー”」
激しい衝撃波と共に、凄まじい勢いの矢が放たれた。
ドォォォォォォォォォォォォォォンッ!!
辺り一面を煙が覆う。
煙が晴れた瞬間、現れたのは────
「……!?」
「じゃあ、あとはクリアよろ」
「え?」
無傷で笑顔な俺と、超巨大なエネルギー玉だった。
「“エネルギーショット”」
超巨大エネルギー玉が轟音と共に、ルナたちに迫る。
「なんで私が防御壁みたいになってるの!?」
「が……頑張って」
「きゃははっ。だってクリアは壁って感じがするもん」
アルマはクリアの胸元を見て少し笑った。
その瞬間、クリアの雰囲気がガラリと変わって、とんでもない殺気を解き放った。
「アルマ…………。今宵…………処刑ね」
「ど……どうしましょうアルマ!これ……マジの目ですよ!!」
「アルマ……今まで……ありがと」
「ちょまっ……怖いんですけど!?」
「くっ……一か八か……全属性魔術“風”」
「“コンビニエンストルネード”」
クリアが生み出した特大の竜巻が超巨大エネルギー玉を絡め取る。
「あ……あれは!?」
それは、四天王戦で使用された技……
「“風天”アゼロラ・ストムウェルの……」
「うぉるぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
“トルネードカウンター”!!!」
「ちょっとクリア!向きが違うんですけど!?」
クリアは、エネルギー玉を吸収してより強力になった竜巻を、アルマに向けてぶっぱなした。
「宣言通り……
処刑じゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アルマは涙目になりながら、悟った。
口は災いの元だということを。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その瞬間────
バァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
アルマは凄まじい爆発と衝撃波に飲み込まれて、姿を消した。
「アルマぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「わ……わたし……アルマのことは忘れない……絶対」
「なんでこうなった……」
俺は一人で、ただ困惑するのだった。
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!?」
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