【魔王戦】魔王ホボロスは、即死が通らない相手に遭遇しました。
「待っていたぞ………………勇者ならざるものよ」
その男は、微笑んでいた。
「我は魔王、ホボロス・オールマイン。この世界を統べる者だ」
ドォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
魔王が放った凄まじい威圧は一瞬でルナたちを気絶させた。
ルナの体が崩れ落ちる。
……。
俺は、視線だけを魔王に向けた。
「ほう……我の威圧を耐えるか。負内無宗……やはり四天王程度では足りないようだな」
「そうか……」
パチンッ
ホボロスが指を弾いた瞬間、宇宙のような空間が展開された。周りには大量の星が浮いている。
“大闘技場”
「さぁ……聖剣も持たぬお前がどう足掻くのか見せてもらおう」
俺は再びデフォルメ無宗の分身を作った。
「ルナたちを頼んだ」
「OK」
「任せろ」
デフォルメ無宗二人はルナたちにバリアを展開した。
ホボロスの足元から黒い影が広がる。
“黒影領域展開”
「“シャドウナイト”」
広がった影から十体の黒騎士が現れる。
一体の黒騎士が一瞬で俺を蹴り飛ばす。
バァァァァァァァァァァァァァンッ!
俺は近くの星に衝突する。
「四天王レベルの騎士ってところか」
俺は一体の黒騎士に手をかざし遠隔で握り潰した。
「やるではないか」
残りの九体の騎士が俺に飛びかかり、連撃を仕掛ける。俺は全てかわし続ける。
一体の黒騎士が背後に回り、俺の腹を貫いた。
……ように見えたが、それは残像だ。
俺は少し離れた位置で膨大なエネルギーを凝縮した弾を放った。
“パワーショット”
ドカァァァァァァァァァァァァァンッ!
大量のエネルギーを凝縮した弾は凄まじい爆発を引き起こし、黒騎士を全滅させた。
ホボロスの背後に、十万の黒騎士が浮かんでいた。
一体一体が四天王級の力を持っている。
「……っ!?」
ふと後ろを見ると、十体の黒騎士がルナたちに攻撃をしようとしていた。
すぐに念力で、十体の黒騎士を同時に握り潰した。
俺はホボロスに冷たい視線を向ける。
「……触るな。俺の仲間だ」
巨大な鱗が空間を軋ませる。
俺は巨大な龍へと姿を変えた。
かつて“始祖龍”と呼ばれた存在の姿。
“龍の息吹”
ドォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!
十万の黒騎士を魔王ごと焼き払った。
すぐに黒い塵が集まりホボロスが復活した。
「面白いな。しかし我は聖剣以外では倒せぬのだぞ」
ホボロスは手を上に向けた。超巨大な黒い星が現れる。
「“ダークスター”」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ
黒い星が俺めがけて放たれる。
だが、俺の口からさらに巨大な龍の頭が飛び出し、黒い星を捕食した。
「このエネルギーは有効活用させてもらおう」
その瞬間、ホボロスを囲うように無数の魔法陣が展開された。
無数の魔法陣からは龍の頭が現れる。
キュィィィィィィィィィィンッ……
大量のエネルギーがチャージされる。
「喜べホボロス。全方位からの攻撃だ」
“万龍葬宴”
バキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!
「甘いな。“黒渦”」
ホボロスの周りに五つの黒い渦が現れ、全てを吸収する。
「吸収するのか……厄介だな」
特大ブーメランである。
俺は変身を解除した。
「さぁどうしよっかな」
「もう十分だ。我は楽しんだ」
「もう終わりか?」
「そういうことだ。だから死ね」
ホボロスは俺に向かって手をかざした。
「“即死”」
ホボロスの目の前に文字が表示された。
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⚠ ERROR
対象:干渉不可能
理由:悪意的干渉無効
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「は?」
魔王の顔が、初めて困惑に歪んだ。
「無駄だ」
「なんだ……こいつ……」
「じゃあ俺はこれで……」
別に倒す必要はないからな。
それに、今はルナたちが心配だからな。
……もう二度と失うのはごめんだからな。
「おい待て。何をしている」
「見てわからないのか?帰るんだよ」
「わかっていないのはお前だ。我を倒さぬ限りここから出られないのだぞ」
「……。」
俺は、気絶したルナを見た。
「……解除する気はないんだな」
「ない」
「そうか……」
視線を戻す。
「なら――消す」
「それがお前の遺言か。もっとよく考えておけば良いものを」
“絶対破壊形態”
空間が、軋む。
周りの星が砕けた。
魔王の威圧が、段階を上げる。
ホボロスは黒い鎧に身を包み、微笑んだ。
「さぁ……ファイナルステージの始まりだ」
「面白かった!」
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