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負内無宗は負けません!!~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape
覚醒無双編

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高みの見物をしていいのは、俺だけです。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」




“消えたくない”と願うアルマの叫びは新たなる厄災をもたらす。

凄まじい威圧とともに世界は灰色になった。



「な……何が!?」


ゴォォォォォォォォォォォッ!!


凄まじい地震が起きる。

クロニスが目の前を見ると、白と黒だけになったアルマと目が合う。

アルマはニヤッと笑った。


「ねぇ……死んで?」

「……っ!?」


その瞬間、世界と共鳴するように(ささや)き声が響き渡る。


「死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んでslんdslんdじゃけkすdjwjすwkjwskjw」


グシャァァァァァァァッ!!


クロニスは突然潰れ、液体になる。


灰色の世界で不気味に白く光るアルマの背後に巨大な砂時計が現れる。

砂時計が回転し、砂が落ち始める。


ゴォォォォォォォン……


どこからともなく大きな鐘の音が鳴り響いた。


“怪奇現象”


それは“大災害”が始まる合図だった。


「アルマ……」


立っていられないほどの凄まじい揺れが続く。


「なんなんですかこれは!

早くあの幽霊を殺さなければ────」


グシャァァァァァァァッ!


クロニスの分身が次々と潰れていく。


「くそっ!!」


クロニスは次々と大量の分身を作り出す。その増殖スピードは凄まじく、一瞬で数百万まで増えた。


クロニスの目的はただ1つ。魔王に影響を及ぼす前に、なんとしてでもアルマを消滅させること。


クロニスの大軍はアルマめがけて走り出した。


その瞬間、クロニスの足が引っ張られる。


「……っ!?」

「ねぇ……死んで?」


グシャグシャグシャグシャグシャァッ


次々と何人ものクロニスが潰れていく。




「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない………………死にたくないから……代わりに死んで?」


アルマは完全に暴走状態にあった。


「あ……アルマを……とめなきゃ」


フェリが起き上がろうとした時、右腕に冷たい感触が走る。


「……っ!?」


白い人のようなものがフェリを掴んで笑っていた。


「ねぇ……死んで?」


「やばい……」


ズバッ


その瞬間、フェリを掴んでいた手が断ち切られた。


「大丈夫か……フェリ」

「む……無宗」


「じゃない……女の子?」


今回の分身はただのデフォルメ無宗ではない。デフォルメ無宗(女子)だ。これは完全に俺の遊び心である。


「安心しろこの見た目でも俺は無宗の分身だ。強いぞ」

「そんなことより大変なの。アルマが……」


「わかってる。これはさすがにとめないとやばい」


ザワノス、アルマの状態は?


『はーい。個体名アルマは、スキル“怪奇現象 SS”を発動中でーす。能力詳細を確認しますか』


頼む。


俺の脳内にスキル詳細情報が表示される。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


怪奇現象 SS


術者の変化……

能力効果範囲内の色を奪い、灰色の世界を展開する。灰色の世界は時間経過で拡大していく。

術者の背後には巨大な砂時計が現れる。(砂時計の時間はランダム)


発動条件……自身の存在維持の危機に陥った時に限定。


解除条件……敵の完全消滅または砂時計の砂が全て落ちきること。


能力……

効果は状況によって変化。自身でも制御不能な大災害を巻き起こす。

確定された効果は1つ。それは敵と認識したものを殺すこと。

怪奇現象での破壊で生じたエネルギーは術者の回復と存在強化に使用される。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「これはまさに災害級のスキルだな」

「無宗……何かわかったの?」


「アルマのスキル“怪奇現象 SS”の解除方法……それは敵の完全消滅または後ろのでっかい砂時計の砂が全て落ちきること」


「それって……」


「時間経過での解除は期待しない方がいい。見たところあの砂時計は約一週間かかる。その間にも怪奇現象が広がって大量の死者を出すことになる」


「じゃあクロニスを倒すしかないってこと?」

「そうだ」


「でもクロニスは何度倒しても死なない」


あぁ……それはそうだろうな。だって……


「見えてるんだろ?クロニス・フロミラー。魔王城で優雅(ゆうが)に紅茶なんかすすってないで、さっさとこっち来いよ」


「あはは……バレてしまいましたか」


クロニスの本体はマジで魔王城で紅茶を楽しんでいた。

そして、水晶に映る俺たちを見て笑っていた。


「ですがあなた方はここにたどり着く前に、お仲間さんのスキルで死んじゃうでしょうね。せいぜい頑張ってください。私はスキル効果対象外のここで、優雅に見物させていただきますよ」


仕方ないなぁ。やっちまうか。

俺は異空間魔法でこことクロニスがいる場所を(つな)げた。


「な……なんですかこれは?」

「ハロー」


異空間の渦からデフォルメ無宗(女子)が登場した。


「ば……馬鹿な!?」


俺はクロニスの胸ぐらを掴んでアルマの前に引きずり出した。


「オラァ!」


そのままクロニスをアルマの方へ投げ飛ばす。


「せいぜい頑張れクロニス。俺たちはここで見物させてもらうよ」


「ふふふふざけるな!!いらないことしやがって……はっ!?」


クロニスの足を無数の手が掴んでいた。


「ねぇ……死んで?」

「……っ!?“アクアカッター”」


クロニスは水の刃で霊手を切り離し、空高く飛び立った。


「“アクアランス1000連”」


クロニスはアルマに向けて千本の水槍を放った。

しかしアルマの回りに展開されていた超重力結界で全て地面に落とされた。


アルマがクロニスを見てニヤリと笑った。


「みーつけた」


「……っ!?」


同時に地面から数百万本の霊手が伸び、クロニスに襲いかかる。


「や……やめろ!来るなっ!来るなぁぁぁぁっ!!」


クロニスは全力で逃げるが、怪奇現象状態のアルマの前では無力だ。


「た……助け……やめてくれぇぇぇぇっ!!!」


1本の霊手に掴まれた瞬間、一気に大量の霊手が襲いかかる。

クロニスはそのままアルマの方へ引っ張られていく。


「嫌だ……嫌だっ。なんで私がこんな目に……ふざけるなぁぁぁぁっ!!」


アルマを目の前にしてクロニスは震えが止まらない。


アルマはクロニスの両頬を掴む。


「助け……」


「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない……」


何重にも重なったような声は、聞く者全てを恐怖のどん底に叩き落とした。


「死にたくない……だからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー代わりに死んで?」


その瞬間、クロニスの生命力が吸い取られシワだらけになり塵と化した。


こうして“水天”クロニス・フロミラーは死を迎えたのだった。


そして世界は色を取り戻し、アルマは地面に倒れ込んだ。


「アルマ!」


俺とフェリが急いで駆け寄る。

怪我も何もなく、(いた)って平常だ。むしろ強さが格段に上がっている。


「あれ……アルマ、一体……」


アルマの瞳からは涙がこぼれていた。


「アルマ。もう戦いは終わったぞ」

「ぐすん……怖かったよ無宗……。私、刺されて……もうみんなと会えなくなるんじゃないかって」

「アルマ……」

「約束しただろ。誰一人死なせないって」


アルマは俺に抱きついた。


「良かった……またみんなと一緒にいられる」

「あぁ」

「ところで無宗……」

「どうした」

「その見た目どうしたの?」


あ……そういえば俺、デフォルメ無宗(女子)だったわ。






そしてその頃、俺(本体)は……



「はぁ……はぁ……」

「大丈夫?無理しなくていいんだよ」


「うるっせぇ黙れ!なんで攻撃が効かねぇんだよ」


皆さんお察しの通り、四天王をブチ切れさせていた。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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