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負内無宗は負けません!!~敗北=全ロストの世界で、俺だけが“負けない”最強~  作者: Zawape
覚醒無双編

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【四天王戦②】“水天”クロニス・フロミラー

「初めまして。私は魔王軍四天王“水天(すいてん)”クロニス・フロミラー。あなた方を始末しに来ました」


水色の髪を後ろで結び、銀のフレームのメガネをかけた男は静かに、そして冷徹(れいてつ)な目をしていた。


「……っ」


「は?始末するとかウケるんですけどーw。

アンタみたいなメガネかけて丁寧口調で髪を()ってる系のクールぶった陰キャさんに負けるなんて絶対ありえないんですけどぉー」


「はぁ……もう死んでるのに、随分(ずいぶん)と口が回るガキですね」


「ん?」


クロニスの足に2本の霊手がまとわりついて、身動きを封じた。


「その生意気な口から二度とガキなんて言葉が出ないようにしてあげる。きゃはははっ♡」


大量の霊手が合体し、巨大な腕となってクロニスを殴り潰した。


グシャァァァァァァァッッッッッ!!!


そこには血ではなく水が溢れ出していた。


「なるほど。たしかに大口を叩くだけの実力はあるようですね」


「……っ!?」


アルマの背後には拳を構えたクロニスの姿があった。


「アルマ危ない!」


フェリがアルマの手を引っ張ろうとするが、霊体だから掴めない。


「そんな……」


バゴォォォォォォォォォォンッ!


「きゃぁぁぁっ」


凄まじい衝撃波と共にアルマが殴り飛ばされる。


「くっ……なんで……」

「あ……アルマには物理攻撃が効かないはず……なのに」


「私は四天王ですよ?幽霊だから物理攻撃がすり抜けるなんて都合がいい考え方をしてはいけませんね」



フェリがクロニスとの距離を一気に詰め、凄まじいパンチを繰り出す。


ドォォォォォォォォォォォォンッ!


しかし片手で受け止められてしまう。


「くっ……」


そのままフェリはラッシュ攻撃を開始した。


ドドドドドドドドドドドドドドッッッッッ!


無数の衝撃波が生じる。

しかし、攻撃は全てかわされ、強烈なカウンターが決まる。


バゴォォォォォォォォォォンッ!!


フェリは近くの大木に叩きつけられた。


「フェリっ!」

「だ……大丈夫……」


「これではもう寿命が短いですね。親に別れの挨拶はしましたか?あ……それとも親はもう死んじゃいましたか」


「アンタ……ムカつくんですけど。そのクソみたいな思考してる頭、捻り潰してやる」


約100本の霊手がクロニスを襲う。


ダダダダダダダンッ!!


クロニスは凄まじいスピードで回避し続ける。しかし1本の霊手に足を掴まれた瞬間、一気に大量の霊手に捕まり全身を引きちぎられる。


「きゃはははっ。あんたみたいなクソ陰キャにはお似合いの末路ね」


「アルマ……あいつまだ死んでない」

「そ……そんなわけ……」


霊手が引きちぎったのは、クロニスそっくりの水の塊だった。

霊手からこぼれた液体が、再び人の形を作ってクロニスになった。


「あなた方は私に勝てませんよ」


そう言うと足元から大量の水が溢れ出して、新たに10体のクロニスが現れる。


「え……マジでキモっ。どれが本体?」

「アルマ……全部倒すよ」


「きゃはははっ。じゃあやるよ。泣いて土下座しても許してあげないんだから」


アルマが再び大量の霊手を解き放つ。

しかし、六体のクロニスはそれを全てかわす。


「まぁ好きなだけ足掻(あが)いてください。その方が、後の絶望が大きいですからね」


一方フェリは、五体のクロニスと対峙(たいじ)していた。


「“パワーブースト”」


フェリが赤いオーラを(まと)い、凄まじいスピードで一体のクロニスの頭を蹴り飛ばした。その威力は今までとは段違いだ。

しかし、そのクロニスもまた、液体化して元の形に戻った。


「偽物……」


すぐさま攻撃を再開するが、五体のクロニスを相手にするのは少し厳しいようだ。


フェリは空高く蹴り飛ばされもう一体のクロニスに思いっきり叩き落とされる。


ダァァァァァァァァァンッ!


「ぐはっ!?」


そのままクロニスの腕に残りの4体が合体し、巨大な腕となって、フェリを叩き潰した。


ドカァァァァァァァァァァァァァンッ!


「フェリッ!!」


「おっと……よそ見はいけませんね」


「……っ!?」


アルマには大量の水の手がまとわりついていた。


「クソ……動けな……」

「それではさようなら」


グサッ……


「え……」


クロニスの右手が鋭く変化し、アルマの腹部を(つらぬ)いていた。


「ぐはっ……」


アルマの口元から血が溢れ出した。


「あはは。幽霊でも血は出るんですね。では、二度目の“死”を楽しんでください」


(体が……熱い。熱いのに……寒い……。アルマ……死ぬの?せっかくみんなと一緒にいられるようになったのに……。初めて心から好きだと思える人と出会えたのに……)


アルマの体が弱々しくかすれていく。


「嘘……いやだ……。アルマ死なないで」


ボロボロで瀕死(ひんし)のフェリから一筋の涙が流れていた。


「……やだ。まだ……」

(消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくない消えたくないまだ────)


ドクン……


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」




その瞬間……

凄まじい威圧(いあつ)とともに

世界の色が、灰色に塗りつぶされた。



────アルマの中で、何かが壊れた。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!?」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。


何卒よろしくお願いします。

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