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少し昔話をしようか

豹士たちが去った後、取り残されてしまった奈央と三宅


「はいはーい、何ぼけっとしてんのよ」


明るい声で帝華が二人の間に割って入った


「あ、帝華」


「今までどこにいたの?」


「教室の中から見守っていたわよ」


「なんでそんなことしてたの?」


「面白そうだったから」


「だったらもう少し早く入ってきても良かったんだけどな」


「幸はだまっておけ」


「ウッス」


「で、奈央どうすんの」


「え?」


「だから、さっきされた告白!」


ぼうっと一気に奈緒の顔が赤くなった


(あー、これは忘れてたわね)


赤くなった奈央を見て、帝華は少しいじわるしたくなり口を開く


「あっれー?もしかして奈央ちゃん忘れてたぁ?」


「違うよ!!」


「えー?でもすっごい焦ってるじゃん」


「確かに忘れてたけど!それはインパクトが強かったからであって…」


「やっぱり!うわー酷いねぇ」

「告白されたことを忘れちゃうなんて奈央ちゃん薄情者〜」


「うぅ〜」


奈央は言い返す言葉もなくポカポカと帝華を叩く


「痛い痛い、ごめんごめん!」


「むうぅ」


「でも、マジな話どうするの」


「それは…」


「決めたほうがいいわよ」


「彼のためにも、奈央のためにも」


「……」


考え込んでしまった奈央


そんな奈央を見て三宅幸は何か思うことがあるのだろうか複雑な表情で見ている


「なあ、帝華」


「ん、何?」


「奈央ちゃんは確か純身が苦手だったよね」


「そうだけど」


「なぜか、聞いても大丈夫かい?」


「……」


「単純な話よ…」


「純身にいじめられたのよ」


「!」


「小学校の時にね仲が良かった子にある日突然突き放されたんだって」

「理由は今でもわからないらしくて、そのことが今でも記憶に残っているんだって」

「そして、いつの間にかクラス全員からいじめられていた」

「中には混身の子もいたけれど、その子たちも見て見ぬ振り」

「純身の子がひどくいじめてきて中には殴ったり蹴ったり、渾身だからってひどい暴言を吐かれた」

「私は小学校最後の年に会ったんだけどね、その時はもう目が死んでいたわ」

「何もかもどうでもいいという風に全てを諦めをしていたわ」


「…そんな二人がどうして仲良くなったんだい?」


「私がすごいお節介焼きなのを知っているでしょ?」


「そうだったね」


「まあ、その時の名残で今でも純身が怖いのよ」


「納得したよ」


奈央はまだ悩んでいるようだ


そんな奈央を三宅は慈愛に満ちた目で見つめる


「…だったらなおさらあの純身と付き合わなければいいのじゃないのか」


「私はそうは思わないけど」


「奈央は今真剣に悩んでいる、あの純身の子のことでね」


「でも…!」


「私たちが何を言ってもしょうがないでしょ」


「全ては奈央が決めることなのだから」


二人の内緒話が終わっても奈央は悩み続けていた


彼女の頭の中ではいろいろなことが一気に起こりすぎたためにパニックになっていた


しかし渦巻いている考えの中に純身の変な彼のことが大きく占めていた


そのことに対し長く悩んでいたがとうとう一つの結論にたどり着く


「帝華、三宅くん」


二人をまっすぐに見つめ、決意したことを口に出す

めっちゃ遅くなった上に中途半端な日時に上げてしまったことをここでお詫びします


次回最終回です


次こそは…!土日のどちらかに…!

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