第四十二話 二人の姉妹
どうも、Mocha時雨です。
事前にも申し上げた通りかなりの期間が空いてしまったことお詫び申し上げます。
これからはなんとかベースを上げていきたいのでこれからも応援等よろしかお願いします。
では、ごゆっくーりー
さて、とりあえず座ったソファーのふかふかさを堪能しつつソファーの横で立ち尽くす女暗殺者をどうしようか考えた。自分で逃げてもいいと言ったけど、なんか効率の良い使い方がないかな?うーん、なかなか考えつかないしやっぱり逃すということでいいかな?あ!そうだ。
「その黒装束の覆面とってよ、詳しく顔が見たい。」
俺が急に話しかけたことでビクッとしながら覆面に手をかけるが外そうとしない。
何か理由でもあるのかな?
「私たちの仕事の都合上外す訳には行かないの。」
「命が代償でも?それにもしかしたら君たち二人の安全を保障するよ。」
俺が命が代償でも、と言い始めてる最中に二人は覆面を取った。
やっぱり美人だ。身体能力も優れていることから絶対かわいいか美人かどちらかって予想していた。
それに覆面を外して顔を確認したかって言われたらサラの護衛とかを任せたい。
フィルナやバースがいるから問題ないと思うんだけど、バースは基本俺の中にいるし、フィルナも少し自由人だから暗殺者のような判断力の優れた人にサラを見てもらいたい。それに二人もいたらサラも普通の人間として生きていけるだろう。
ついでに教育もしてもらいたいです。
以上。
というわけだぁ。
俺は少し考えたふりをして彼女らの方に振り返る
「うん、合格。君たち二人次第だが良かったら俺の妹であるサラの護衛兼教育係をしてもらいたいんだ。別に断ってもらっても構わない。断ったからといって殺すというわけではないから。だが、引き受けてくれたら待遇の良さは保障できる。なんだって俺の父さんはシンス・ソフィーっていう名前なんだから。」
いつも通りの反応が起こる。やはり父さんの知名度はどれだけ高いのだろうか?
そして、二人が本気で話し合って考えている。その間に俺は彼女らのステータスを確認する。
エイル・ドーク
レベル:42
体力:8096
魔力:3812
攻撃力(魔攻):1963
守備力(魔防):1937
俊敏力:3021
スキル
夜目(5) 望遠(4) 縮地法(4)
短剣術(6) 気配遮断(7)
エノア・ドーク
レベル:41
体力:7603
魔力:4621
攻撃力(魔攻):1852
守備力(魔防):1798
俊敏力:2914
スキル
夜目(5) 望遠(5) 縮地法(3)
短剣術(6) 気配遮断(7)
二人は姉妹のようだな。エイルが姉でエノアが妹かな。胸の大きさがそう言ってるからそうで違いはないだろう。
「で、エイルとエノアはもう決まったのか?できれば早く決めてくれ。向こうの様子も確認したいから。」
俺は再びソファーに深く座り背もたれにグッと体重を乗せてふぅーと息を吐く。二人とも話し合いが終わったのかこっちに歩み寄ってきた。
「「わかりました、バスタ様。妹のサラ様の護衛兼教育係を勤めさせていただきたいと思います。」」
二人の言葉が重なって俺に届いた。引き受けてくれて良かった。
「ありがとう。じゃあとりあえず俺のことはバスタでいい。年上の人に様をつけて呼ばれるのはあまり好きじゃない。それにメインはサラの世話役だ。それにタメ語で頼むよ。これは命令だからな。」
俺は彼女らの方を向いて言うと、エイルとエノアは微笑んで
「わかった、バスタ。」
と言った。
これが姉妹の強みなのか、、、。圧倒されてしまった気がする。
「さて、とりあえず座ってくれ。王座の様子を二人にも見せるから。」
「ありえない、意識共有魔法なんて。」
「そんな魔法存在しないでしょ?」
二人がびっくりして俺に食いついてくる。早速タメ語を使ってくれていて俺的には順応性の速さに驚かされている。二人はいきなりタメ語になっていることに
あっ、となっていたが俺は軽く手を入れて問題ないとサインを作った。
「あー言っておかないとだな。この話をすると二人には、いやエイルとエノアには一生俺たちといてもらうことになるがいいな?」
二人は問題という顔をしている。覚悟を決めてきているということか。
「まずはこの城に入るときに俺たちを見ていたから分かると思うがまず緑色の髪の毛の子がフィルナ・ヴァルドル。災害級の魔物の一角だ。確か童話とかだったらライトニングヴァルキリーって言われてた気がする。」
その時点で二人とも驚いている。まぁ仕方がないか。
「ここで驚かないでくれよ。あとは赤茶色の髪の毛の子が俺の契約精霊のバース・ゴットノウズだ。土属性の精霊王だ。俺の手に出ている十字架の紋章が出ているだろ。これが俺とバースを繋ぐ証でもある。視覚を共有するっていうのはバースとの繋がりがあるからだ。」
「はぁ。」「うん。」
エイルは呆れているようだけど、エノアは興味津々で話を聞いている。
「で、もう一人の女の子は俺の妹のサラ・ソフィーだ。元鬼だが、俺の禁術で人間に転生させて、成長を早める魔法であれだけ成長させている。俺は人間としてやってはいけないこともしている。」
二人とも黙り込んでしまった。こんな話を聞かされてどうしようもないだろう。
「そんなこともありますよ。」「姉さんの言う通りそんなこともあります。」
サラのことは黙っておいたらよかったな。なんか二人には申し訳ないことをした。
「そんなところだ。じゃあ二人もソファーに座ってくれ。ただし俺を真ん中にしてな。」
俺がそう言うと二人は俺の横に座った。これには下心がないわけでもないが、ちゃんとした理由がある。
「視覚共有をさらに共有するために二人には俺の手を握ってもらいたい。じゃあ接続するぞ。」
俺は二人が手を少し強く握ったのを自分の手で確認してからバースに視覚を借りた。
〜バースサイド〜
アイツが役立たずの王どもに追い出されてから王座のドアがガチャっと閉められたのがわかった。何をしてくるかはもう分かりきっているがまぁ見ていればいいだろう。それに本当にアイツが嫌がっていれば遠くから魔法でも飛ばしてくるだろう。
サラに手を出して来るようだったら私もお灸を据えてやるけどな。
「さて、バスタ君には退出してもらったのは理由がある。単刀直入に言うと、君たち俺たちの妻にならないか?」
「バスタがいるからヤダ。」
「お兄ちゃんがダメって言うからダメです。」
「私の所有権はアイツだから無理だ。」
とフィルナ、サラ、私の順に言った。ほぼ即答だったように感じた。特にフィルナは。
「やはり予想通りか。だけどバスタ君はここで死んじゃうみたいだ。」
アイツは何を言ってるんだ?バスタが簡単に死ぬはずがないだろ。私でさえ勝てなかったんだから。それにアイツが死んだら契約が消えるからすぐにわかる。
「バスタ君が大事だと思うんだったら君たち三人が体を張る必要があるんじゃないのかい?」
私は溜息をつき横を見ると、サラは意味を理解したのか恥ずかしいのか顔が赤くなってきている。
フィルナは何を言ってるのかわかってないみたいだ。
まぁ誰もバスタが死ぬなんて思ってないだろうな。誰もアホ王の思い通りに動かないので少し苛立ちの色が顔に出てきているのが見える。
「君たちの大好きなバスタ君が死んじゃってもいいのかな?彼の元にはこの国のトップクラスの暗殺者のネオンとドーク姉妹を仕向けているんだぞこっちは。」
「へー、で?」
「うん、それで?」
フィルナも同じことを思っていたのか同じことを言う。正直、フィルナは飽きてきたんだろう。
「えっ、だから王都最強の暗殺者に彼が殺されてもいいのか?」
二人の王が驚いたかのように聞いてくる。実際は驚いているんだろうけども。
「バスタが死ぬわけないだろう。アイツは勇者にも匹敵するほどの強さだからな。」
〜バスタサイド〜
俺たちは今までの会話を聞きながらエイルとエノアと話しをしていた。
「まさか、二人が王都のトップクラスの暗殺者だとはな、もし俺でよかったらもっと強くしてやれるぞ。」
俺はバースと共有していた接続を一旦切り目を開けて俺の左右に座っている二人の目を見て言った。
正直なところだが、サラの護衛を任せるほどの実力は無いと思う。護衛なのに守られる方が強いってのは護衛として恥ずかしいと思う。
「「ほんとですか?」」
二人の目が輝いているように見えた。やりたいと思うのはいいことだと思う。
じゃ、二人の実力も詳しく見たいし、迎えに行って帰りますか。
「じゃ、早く戻るから三人を迎えに行くか。」
「「はい」」
二人は息ぴったりな返事を返した。
また、女の子キャラが増えましたね。
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