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第三十三話 VS精霊王(土)

どうも、Mocha(モカ)時雨です。

投稿期間が少し空いてしまい申し訳ないです。

では、ごゆっくーりー



バースと名乗った精霊王との戦いが始まった。

初めて、フィルナ以外との強敵と戦うから体が武者震いする。

さて、安定しない場所での戦闘は初めてだから気を引き締めないとな。


とりあえず俺は高低差の激しい場所から出来るだけ平坦な場所を探す。さすがにこれだけ激しいとペルーのコルカ渓谷を彷彿とさせる。


「バスタ、逃げてばかりじゃ私に力を示せないぞ?それともこれも戦略なのか?」


最初の場所から1000メートル位離れてみたが、平坦な場所が見つからない。それにさっきから精霊4体を憑依させてる俺の速度にホイホイとついてこられては俺も気が滅入る。


「ちょっとした鬼ごっこをしてただけだ。仕方ないな、それじゃ始めるか。」


もう俺は、安全な戦闘場所探しを諦めて、バースの方に振り返る。


「やっと相手をする気になったか。

『ステータスコンプリート』」


そういえば、まだバースのこと鑑定していなかったな。




バース・ゴットノンズ

レベル♾

体力:♾

魔力:♾


攻撃力(魔攻):♾

防御力(魔防):♾

俊敏力:♾


スキル

身体魔法(10+1) 斧術(10+1)

土属性魔法(10+1)

ステータスコンプリート


称号

【土魔法の始祖】【土属性精霊の親】






案の定、フィルナより強いよね。っていうか♾って何?ステータス無限なの?フィルナでさえ、本気のステータスで1億弱ぐらいなのに、無限って。

それにスキルのレベルに+1ってあるけどあれ何?

それに斧持ってないけどあのレベルは絶対使うよね。

あと気になるのは、称号かな?


ステータスコンプリート:ステータスを極限状態まで引き上げる

制限時間は五分、クールタイム五分

精霊王のみ習得可能。人間やそれ以外は体が崩壊する。


スキルレベル+1:精霊王だけに付く

精霊王のスキルを契約者が持っていれば契約者に+1と付与される。


バースの持つ土魔法+1の内容は、覚醒魔法の

《グランドデスペラード》の習得


《グランドデスペラード》:自分含む半径3キロの範囲に核相当の地震同時に地面から追尾機能つきの地面が何十万相当で飛んでいく。

【土魔法の始祖】神以外に一番最初に土魔法を使った者に送られる称号

これを持つものは精霊王となる

効果:土魔法発動時、最大100倍まで、威力上昇


【土属性精霊の親】土属性の精霊王となることで取得可能

効果:全土属性の精霊に土属性のサポート



こんなのに勝てる気がしないな。逆にどうやって勝つの?『グランドデスペラード』には注意しなければならない。集団の敵にはかなり効果がありそうだから絶対にバースは必要だ。勝つためにはサーチに頼むしかないな。

オッケーサーチ どうやったらバースに勝てるの?


『五分間耐えないと勝てません。

多少の情報ですが精霊は人を殺すことを神様によって禁じられています。精霊は基本、主人がいることで力を発揮します。

主人がいない精霊は魔法を発動させることができますが殺すまでには至りません。ですが精霊王はそのルールが反映されないのでそのルールが効きません。

とりあえず回避に専念してください。

五分過ぎるまで回避してから、戦略を組み立てることをオススメします。

回避する場合は全力の回避を心がけてください。バースのステータスは基本的に1億前後なので、油断しない限りは特に気になるところはないと思います。

ちなみにこの場所の天気は仮想空間のため天気はありません。』


勝てないのか〜、断言されたら辛いものがあるな。

だが、精霊の特性について知ることもできた、精霊王は無効だけど。とりあえずはサーチの言う通り、回避に専念してそこから戦略を考えるしかないな。回避は全力でいかないと駄目らしい。それに五分耐えればクールタイムの間に決着をつけられればいいな。天気のことは触れなくていい?


バースの『ステータスコンプリート』の発動を確認してから先手を取り土の剣を作り出し、バースの目の前まで走り出す。土といえど、賢者のスキルで発動させた土の剣は、そこらの剣より性能は格段に上だ。


「ハァッ」

俺は声を出して斬りかかる。今回は土の剣を軽くして密度を大きくしているから軽くて硬い作りになっている。今回はフィスタ流剣術の受け流しをメインにやっていこうと思う。魔法が飛んできた場合は少し離れたところに、テレポーテーションで移動すれば時間も稼げれるだろう。



「遅すぎるぞバスタ、そんなのじゃ当たらないぞ。それにしてもその剣の振り方、懐かしいな。アイツが蘇ったみたいだ。」


俺の剣の振りを見てから軽々と避けながら呟く。

やはりオールステータス♾(インフィニティ)が強力すぎる。


「では、こちらからいくぞ。」


土魔法で斧を作り出して俺に斬りかかってくる。

だが、受け流しには自信があるので、重い斧の一撃を素早い動作で避けていく。


「むっ、小賢しいな。ならこれだけ早ければどうだ?」


と言いながら姿が目の前から消えた。だが、俺も精霊の憑依させてるだけあって、感覚的に来る場所が分かる。精霊を憑依させてなくても、これだけの魔力の塊が動いてたら嫌でも魔力の流れから場所の特定ができる。


だが場所が分かってもその斬撃に対応しなければそもそも意味がない。だから今だって、降り注ぐ斬撃の雨に対応するので精一杯だ。俺は必死に受け流しをしているが時々頰をかすったり、制服に切れ目が入ったりする。


「うおおおおおお、なかなかやるな、やはりあいつの剣と一緒だ。なら余計にお前を殺す。」


いや、どうゆうことやねん。理不尽すぎないか?

おい勇者なにやったんだよ。


さらに斬撃の速度が上がる。もう無理だ。対応しきれん。

俺は少し離れた場所にテレポーテーションで移動する。だがさっきの斬撃を受け流してる間に4分は経った。あと少しだ。それが終わればバースの付近で水の最上級魔法の『大海嘯』を打ち込んでやる。


そして、バースの方を振り返ると、バースを原点として、地面に亀裂が入り出した。

『グランドデスペラード』か?いや、それしかない。


「おい、バスタ。ちょこまかと動くんじゃねぇよ。殺せねぇだろうが。だからそんなお前にプレゼントだ。楽に逝けや。」


なんか知らんけどめっちゃキレてるんだけど。

そして、この魔法を知っているので俺は風魔法の『フライ』で空に上がる。

だがここで終わりじゃない。

まだ地震の後に追尾で地面が飛んでくる。俺一人がその数を受けるのは少々、骨だ。



ピキピキピキピキピキピキ

ドゴォーン


バースを中心にして地面が壊れ始める。そこまでは良い。だが問題はここからだ、数十万相当の飛んでくる岩石をいかに当たらずして避けるかだ。いや別に避けなくていいか、ガードすればいいんだ。時空魔法で障壁を俺の周りに作ってガードする。



ガガガガガガ


全方位から飛んでくる岩石が障壁に当たって砕ける。このペースなら余裕で持つな。そんなことより気になるのは、すでに空中で展開している障壁の上にいて、ガン、ガン、と障壁に斧を叩きつけている。


「おい、バスタ、出てこいよ。こんな砂にあたってもいたくないだろ。」


砂なわけないだろ。思っきり岩石じゃねぇか。しかも俺よりデカイ岩まであるし。





『グランドデスペラード』が収まったのを見越して、障壁を解除する。そして、俺は先、地面に戻っているバースの所に降りてから一気に突っ込む。


バースも『ステータスコンプリート』の効果も切れているので、そんなに早く動けない。むしろ速さだけならフィルナの方が早い。俺はフィルナの速さでいつも、相手をしてもらっていたから、バースぐらいの早さなら体が反応できる。


俺は最高速度で駆け寄り、大海嘯を発動させる。

その瞬間少し遠くから高さ20メートルぐらいの波が大量に押し寄せてくる。この魔法は俺も巻き添いを食らう自滅魔法ってところだ。使う機会がないと思っていたがこんなところで使う機会があるとは思っていなかった。


俺は、逃げられないように、バースの後ろから脇を締めて動けなくしてある。




ザザザザザザザザー

バシッシャァン


俺とバースを巻き込んで波が俺たちを飲み込んだ。

俺はすぐさま、テレポーテーションで空中に移動する。そして、俺は魔力の流れからバースが流されていくところがわかるので、『フライ』で上からついていく。あと、魔力が小さくなっていってる感じからダメージが入っているのだろう。




魔力の流れが消えてしまったので魔法を解除して、バースを見に行く。

バースは案の定、土の精霊王だから水が弱点だった。

それに溺れたせいか水が体の中に入って窒息死もあり得る。

死なれては俺の精霊王がいなくなる。それに体育館に戻れないかもしれない。

俺は仕方がないので、人工呼吸をすることにした。だがこれは救命救急のためにするのであって、決して邪な考えがあるわけではない。それに俺のファーストキスはフィルナだ。と自分に言い聞かせながら、人工呼吸を行う。何気に人工呼吸は初めてする。


「ガハッ!、ゴホッゴホッ!」


お、俺は人工呼吸が成功したらしい。

まぁ、マジで死なれたら精霊王を仲間にできず終わってしまってた。


「バース、この勝負は、俺の勝ちだ。大人しく俺に従ってくれ。」


「ふん、仕方がないやつだ。私はお前が死ぬことを早く願うばかりだよ。じゃ、これからよろしく。」


バースは俺の手を掴み手の甲にキスをする。派手な女の子だ。もしかしてツンデレか?


「これは契約のためだ。断じてお前に気があるわけじゃない。勘違いをするな。引きちぎるぞ!」


俺の疑問に答えてくれたのはいいけど、口悪すぎやしませんかね?引きちぎるぞ!って初めて言われたわ。


俺の手に十字架の紋章が浮き上がってきた。


「これで私はお前の契約精霊だ。基本私はお前の体の中に入って眠っているが、よほどのことがない限り呼ぶんじゃねぇぞ。」


バースは、俺の中に入っていった。


『???スキル解放

七つの大罪を解放しました。


賢者→賢者+1に進化しました。

精霊魔法(10)→大精霊魔法(1)に進化しました。

身体魔法(10)→身体魔法(10+1)に進化しました。


【土属性精霊王の支配者(グランドエレメンタル)】の称号を取得しました。


おっ、一応精霊王を倒したっていう判定になっているからか、かなりの経験値が入ってきた。それによって???シリーズもまた一つ解放できてよかった。明らかにやばそうな名前してるけど。


それにかなりスキルも進化してまた一歩フィルナに近づいたんじゃないんだろうか?一応、スキルと称号の確認をするか。




七つの大罪:「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」の七つのスキルの獲得で入手可能。


傲慢:ステータスに五倍のブースト

嫉妬:自分の全て攻撃に五倍のブースト

憤怒:体力が10%を切ると、ステータス10倍

怠惰:俊敏力−10%、攻撃、防御共に3倍

強欲:自分のステータスに五倍のブースト

色欲:状態異常を受けている敵に対しての攻撃が五倍

暴食:奪取によって奪うスキルレベル、ステータスが共に2倍


賢者+1:賢者のスキルに『グランドデスペラード』

の追加


身体魔法+1:身体魔法の消費魔力75%カット


俺のステータスヤバイぜ。人類最強決定戦に出れるぐらい強くなったと思う。かなり化け物クラス何体かを同時に相手できるぐらいには強くなったと思う。

それはまた学校に戻ってから考えればいいか



最後の方な戦闘シーンが雑になって申し訳ないです。

また、ここどうゆうこと?と思ったらコメントして聞いてください。


???シリーズが解放されるたびに次、バスタのステータス表示するのめんどくさ〜ってなります。





おもしろいと思ったら、ブクマやコメントなどをしてくれると嬉しいです。また、誤字・脱字がありましたら報告してくださると嬉しいです。

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