第三十二話 黒服授与のハプニング
どうも、Mocha時雨です。
皆さん恵方巻き食べましたか?3日に食べ忘れてただの海苔巻きとして食べてしまって寂しかったです。
では、ごゆっくーりー
目がさめるとそこは見慣れた自分の部屋の天井ではなく、知らない天井だった。
起き上がり、伸びをする。久しぶりに快眠を得た気がする。ここ最近は魔力が回復しだい精霊魔法につぎ込んでたからな。
それにどこだろ、ここ。俺も知らない部屋だった。
少し、見回してみると薬品やベット白衣を着た人がいるから保健室だと大方予想はついた。
それと、シャルがベットの横のイスに座り、眠っていることから、運んできてくれたのだろうか?
「やっと起きたのね。君、ええと、、バスタ君ね。症状は魔力切れね。魔力切れを起こしすぎると魔力の量も減るし、最悪死に至るのだから注意してね。それで、そこにいるシャルさんは、君の倒れているところを発見して運んできてくれたの。それは必死そうな顔で。」
やはり、シャルが運んできてくれたのか。自分の部屋にテレポーテーションしたつもりが魔力不足ですぐ付近にテレポーテーションして気絶したってところか。
「それじゃあ、後ろの彼女にこってりと説教してもらうといいわ。」
と保険医の先生が言うと、後ろからちょっと空気の悪い感じが漂ってきた。
「バスタ、言い訳ぐらいは聞いてあげるわ。」
言い訳って俺何かしたか?魔力切れで倒れただけじゃないのか?
「いやいや、言い訳って魔力切れで倒れただけだろ?何もしてないはずだぜ。」
「あなたが姿を消した直後その風圧で本棚が一つ倒れたのだけど?」
マジか、今度からテレポーテーションも使う所を考えないとな。
「それはすまないことをした、本当にごめん。シャルの前で倒れて、不甲斐ない男って思われたくなかったから。」
もちろん今考えたら言い訳だ。ほら、言い訳していいって言ってたから。
「それはわかったわよ。それに本棚が倒れただけで、本にダメージが入ってなかったから。」
頰を赤くしながら言われても、しかも本にダメージが入ってないなら別にそんなこと聞かなくてもいいだろ。
「じゃあ俺は部屋に帰るけど、ありがとな、俺を運んでくれて、それに先生にも迷惑をかけてすいません。」
俺も保健室を後にし、自分の部屋に戻っていった。
「ねぇ、シャルさんそれで良かったの?彼は気づいてなかったようだけど。」
「な、なんのことですか?別に私は本の心配をしてただけなんですから。」
と言って、部屋を後にする。若いっていいなぁ。青春してるなあ。
俺は部屋に戻ると、フィルナが飛びついてきた。
心配にさせてしまった分仕方ないだろう。
「悪い、フィルナ心配させて。」
「本当だよ。魔力を多く持つ人は魔力切れになった時に普通の人より死ぬ確率が高いんだから。」
俺とかフィルナは魔力切れを起こした場合は死ぬ危険性が高いのか。これからはそうゆう面にも気をつけないと魔力切れによる自殺をしにかねないからな。
「そういえば、さっき校長から手紙が届いたんだけど、私たち黒服の生徒になれるんだね。これでデザート食べられるね。それで、明日の朝、式典があるから体育館に集合だって。」
さすが校長、仕事が早い。あの腕輪の活躍かな?
「フィルナ、今日の夜ご飯はいいや。疲れたからもう寝るよ。今日は一人で食べにいってくれないか?」
「いい!バスタが行かないなら私も食べに行かない。それに魔物は魔力を食べるから実際は食事しなくていいんだよ。人の料理が美味しいから食べてるだけなんだ。」
今まで焼き鳥とかいろんなの食べてきたけどあれ、いらなかったんだな。聞きたくない事実だな。
俺はささっと風呂を済ましてベットに入る、フィルナは今、風呂に入っているため部屋には俺一人しかいない。
寝る時はいつもフィルナを待つのだが、今日は出来そうにない。もう、瞼が重くて重くて仕方がない。そして、俺の意識はそこで、途切れてしまった。
「ファ〜、よく寝れた。」
今日は朝から体育館集合で、暇だから、精霊でも体に憑依させておくか。その場で精霊を出したら消したりしてたらヤバイやつだと思われてしまうからな。
それに先日、クワッドスペルを習得してからは、まだ、魔法を発動させてないから実際のところ楽しみだ。
『コール、オールエレメンタル』
俺は精霊魔法を詠唱をカットし、必要最低限な言葉だけを言う。ちゃんと詠唱すると、かなり長いので省かせてもらった。
火、水、風、土の精霊が目の前に現れ順番に俺の体に入っていく。精霊が体の中に入っても目立ったところはないので多分バレないはずだ。
それにどれぐらい俺の魔力が持つかもわからないし、そうだサーチに聞けばいいんだ!
オッケーサーチ、俺のこの状態でどれぐらいもつ?
『二ヶ月中旬ぐらいまで持ちます。今日の天気は晴れですが昼から雨が降るので注意をしてください。』
オッケーグーグ◯みたいに聞いたからかな、聞いてもない今日の天気まで教えてくれたんだけど。
閑話休題
俺の今の状態だと二ヶ月は持つらしいな。これが一年ぐらいまで伸びてくれると俺も文句ないんだけど。実際、精霊を憑依させた状態で魔法やらなんやらするから、結局、一ヶ月ぐらいで魔力切れを起こしそうなんだよな。
俺はベットから出ていつも通り準備を始める。だいたい俺が動き始めたら、フィルナも起きて準備をしだす。
ほら、フィルナがのそっと起き上がり、準備をし始める。
朝食を食べ終わってから俺たちは体育館に向かった。昨日の夜食べてなかったから、朝ごはんはガッツリと食べてきた。
今日の夜からはデザートが出てくるから、楽しみにしておかないと。
体育館に着くと校長が入り口付近に立っていた。入学式の時もそうじゃなかったっけ?まぁ、いいや。
「おはようございます、校長。腕輪を付けてくれているんですね。作った甲斐がありましたよ。」
「おはようバスタ君、君には本当に感謝しないとね。ウイング先生が仕事やればできるじゃないですかって褒めてもらえたからね。体も痛くないし、身体魔法もいいものだね。」
ウイング先生って、もしかして校長より偉いの?逆じゃない、立場?そんなことはいい、腕輪の評価も頂いたし、俺も指輪にでも付与させて付けておこうかな。
「バスタ君、フィルナさん、教頭先生が呼んでくれたら舞台の上に行って僕から黒服を受け取ったら終わりだ。ホームルーム終わりにでも着替えておいてくれ。」
「では、俺たちは席についておきます。」
「また、またねこうちょ先生。」
俺たちは校長と別れて自分の席に行く。俺の出席番号44番でフィルナが45番だ。バとフで以外と名前も近かった。
それにしても、フィルナが校長のことを呼ぶなんてびっくりした。こうちょって言ってたけど。
俺たちは席に着く。来ているのは全校生徒を入れても数えられる程度しかいない。
「フィルナ、昨日心配をかけたお詫びも込めてまた今度どこかに行こうか。」
「うん、今度は別のところにも行きたいね。」
別のところか、卒業したら別に行ってもいいんだけど、さすがに怒られると思う。
「フィルナそれは、ここを卒業してからにしよう。」
俺たちは恋人っぽい会話をしているといつのまにか人がかなり増えていて、先生もほとんど集まっている。
おっと、全員が静かになったから俺も静かにしておこう。
「全員、起立。これから授与式を行う。礼。」
教頭先生、保護者いない時あんな喋り方になるんだ。あんまり関わりたくないな。
「では、手早く行こう。今から呼ばれる生徒は舞台に上がること。一学年一組、バスタ・ソフィー、フィルナ・ヴァルドル、以上だ。」
雑いな。あんなのが先生でいいのか?俺たちは舞台に向かう。あ、そうだ、俺今精霊纏ってるからその実力を見ておいて損はないな。身体能力がどこまで上がっているかが気になる魔法を使うわけにもいかないからな。ここから舞台までだいたい20メートルぐらい。
フィルナをお姫様抱っこをする。
「ちょっ、バスタ、何してるの?」
「まぁ、見てろって。」
俺は舞台に向かってジャンプする。予想をはるかに超えるジャンプ力が出て焦る、天井まで、50メートルあるのに、頭が天井とスレスレだった。そして、綺麗に着地し、フィルナを降ろす。
「もう、ビックリした。次からはちゃんと言ってよ。」
「ああ、悪い悪い。俺もビックリしたよ。」
そして、生徒たちから、
「すごいジャンプ力だな。」
「カッコいいー。」
と声が聞こえてくる。
「ゴホン」
教頭先生が俺たちに早くしろと訴えてくる。生徒たちも静かにする。せっかちな女にいい男は寄ってこないぞ。
「バスタ君と、フィルナさんはあるものを作ってくれたため、黒服を授与することになりました。その内容は見てもらったらわかるかな。バスタ君防いでくれ。」
そう言って、腕輪を外してから俺にファイアーボールを打ってくる。俺はそのファイアーボールを握りつぶす。核をつかむ原理と同じことだから容易にできる。
生徒からおおーと言う声が聞こえる。
そして、校長が腕輪を付けてからファイアーボールを放ってくる。さっきのファイアーボールの40倍ぐらいの大きさになって飛んできた。俺はそれを風の精霊に起こしてもらった風で打ち消した。やはり、精霊がいればかなり便利だ。
「まぁ、このようにこの腕輪には魔法の威力を格段に上昇させる効果が入っている。また、この腕輪には、身体魔法も付与されていて、大気中の魔力を消費するという、自分の魔力を使わずに身体魔法を常に使えるという効果も入っている。正直に言うとこの腕輪は異次元だ。それを評価して、黒服を授与することとする。」
俺の血を使えばどんなしょぼいアクセも立派に変わるからな。
《精霊魔法のレベルが10に上がりました。》
へっ?俺を囲うように魔法陣が展開される。
「ば、バスタ君、大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。フィルナ、これが何かわかるか?」
「大、精霊、魔法、。これ、大精霊魔法だよ、バスタそれ、転移陣だと思う。」
生徒たちがガヤガヤとなる。いきなりのことで何が起こってるのかわからないのだろう。
まさか、こんな簡単にレベルが上がるとは思っていなかった。
「フィルナ少し、待っていてくれ、すぐに戻ってくる。俺は死なないからな。校長、黒服はフィルナに渡しておいてもらっていいですか?」
「わかった。バスタ君も無事でね。」
世界が切り替わった。
俺の目の前は、巨体な砂漠や岩石地帯など、色々混ざり合った場所に飛ばされたようだ。
『お、久しぶりだな。私の元に飛んでくるのは。私は土属性の精霊王だ。まぁ、ここにきた理由わかるか?』
後ろから声が聞こえたから振り返ると、幼い少女がいた。石まのアクセサリーみたいなのを付けていることから、多分精霊王だとわかる。
「もちろん、わかっている。俺はお前を従えにきた。大人しく俺に従ってくれたら1番楽なんだが?」
「へぇ〜言うね君。仮にも私、土魔法の最強の座についてるんだけどな。名前は?」
土魔法だけだろ。なら問題ないな。土魔法は発動に若干のロスタイムがあるからその隙を確実に突けば勝てる。
「俺は、バスタ・ソフィー。お前を従える者の名前だ。」
すっごい、カッコつけてます。いいじゃんカッコつけたって。仮にも精霊王、久しぶりに胸踊る戦いが出来そうなんだから。
「私はバースだ。力を示すならばバスタに従おう。では行くぞ。」
今回の終わり方が打ち切り漫画みたいになっていると書き終わってから思いました。
次の話はVS精霊王(土)ってところですかね。
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