第二十七話 試験の後のデート
どうも、Mocha時雨です。できる限り3日以内に一本投稿を心がけていきたいと思います。
では、ごゆっくーりー
俺たちは無事に一週間過ごしてきた。そういえば、フィルナのファンクラブが出来たらしい。中身はあれでも外見ではかなり上位の方にはいるだろうからな。俺の順位的に、フィルナ、会長ノアって感じだからなぁ〜。
あと、フィルナを無理やり奪おうとしてきた二組の生徒たちには地獄の入り口を見せてあげたりした。
この学校では休みは1日だけと日本の高校生からしたらかなりしんどいルールになっている。ろくに授業を受けていないが。でも、この学校では実力が全てなので態度とかは成績に響かないようだ。
そして今日は試験の日だ。
・・・確かお題は、ファイアーボールを的に当たるだったっけ?
この一週間は俺は大図書室で調べ物、フィルナは自由行動をとっていたから、そんなことは頭の片隅にも残っていなかった。
だが、大図書室に篭ったお陰で魔物の生態を学べて有意義な時間を過ごせた。
俺は授業を受けずに図書室に行ったりして大図書室の管理人と仲良くなれた。管理人といっても生徒なんだけど、本好きの女の子だ。どんな種類の本でも構わずに読んだりしていて、恋愛モノで顔を赤くしていたりする。
で、俺はグランドの魔法実技室という大広間で順番が来るのを座って待っている。この三年間の試験は受験番号と同じに行われるため、俺たちは最後だ。待ち時間は暇なのでもちろん魔物の本を読んでいる。とっとと終わらして欲しい。待ち時間の長さからフィルナは俺の膝枕を所定地かのように寝ているからな。ファンクラブから見られて本を読むことに集中できない、本当に勘弁して欲しい。
「バスタ君、フィルナを起こして、そろそろ呼ばれるから、並んで待ちましょ。」
俺は自己紹介の事件のあと何事もないわけでもないが友達を作ることに成功した。これは、フィルナのおかげだな。フィルナの天然が生きたようだ。
一部の生徒からは、俺とフィルナ共々嫌われてるようだ。その大半いや全て貴族だろう。平民上がりの生徒とは基本仲が良い。
「貴族に一泡ふかしてくれてありがとう」
と言った言葉をよくもらう。良いストレス発散になったんだろうな。
少し経ってから
「バスタ君、フィルナちゃん、君たちの番だ。ウイング先生から100%合格するから必要ないと聞かされているが、一応受けてくれ。ルールは簡単だ。五発中三発当てるだけで良い。では、始め!」
と指示を受け取ったので俺はカッコつけて指を鳴らしてからファイアーボールを放った。もちろん全弾命中。フィルナは俺が指を鳴らしてる間に素早く全弾当てて俺を待っていた。
「試験終了。問題なしだな。この歳でまさか無詠唱も完璧とは。コイツはのちのちの、、、」
ん?なんか言ってるな。別になんでも良いか。
「じゃ、先生戻りますよ?」
俺は早く戻って本の続きが読みたいので、そう問う。
「やはり、、ん?、あぁ、戻ってくれ。二人とも満点だ。」
コイツさっきから何言ってんだろ。これ以上めんどくさいこと持ち込まないでくれよ。
「バスタ?早く戻ろうよ。眠い。」
どれだけ寝るんだ、この眠り姫は。
「そうだな、早く戻るか。」
俺はフィルナのところまで早足で歩いてから並んで教室に帰っていく。
今日は試験だけだから昼までで終わりだ。フィルナは寮に戻ってまた寝るんだろうな。俺のベットで。
一応聞くか。
「フィルナ、午後の予定はどうなっているんだ?」
「バスタのベットで寝るけど、どうしたの?」
案の定知ってたけど、せめて自分のベットで寝るって言って欲しかったな。
「バスタはまた大図書館でしょ。たまには私にも構って欲しいなぁ。」
フィルナがここまで甘えてくるときは本当に寂しいときだ。この状態になったときは流石に構ってあげている。
「いや、今日は俺もフィルナといたいよ。」
と俺が愛の告白みたいなことを言うと、フィルナの頰が少し赤みを帯びてきているのが著しく見える。
「じゃあ、久しぶりに街にでも行くか!」
「うん、焼き鳥食べたい。」
フィルナとは、最近全然遊んでなかったからちょうどいいだろう。俺も最近図書室に篭っていたし。メリハリが大事だよな。フィルナも嬉しそうだし。
「一旦、寮に戻って着替えるか。」
『テレポーテーション』
安全安心の移動手段だ。フィルナも魔法範囲内にいたため一緒に寮の部屋に飛ぶ。この時空魔法をフィルナからもらえてよかった。
「っと、じゃあ俺着替えて校門で待ってるから、ゆっくり来てくれ。」
俺はフィルナにそう言ってから私服に着替える。別に制服でもいいのだが、いかんせん、制服が白だから汚すわけにもいかない。
まぁ、デートに制服ってのもアレだからな。気持ちの問題だな。といっても、私服は母さんが入学式終わりに渡してきた袋に大量に入っているから選ぶのにも一苦労だ。もちろんフィルナの分もある。ついでにいうとフィルナには可愛い下着だとかで、俺の二、三倍は多い。
「フィルナ、先待ってるから好きなの着てこいよ。今日は時間もあるし。」
「うん、バスタが可愛いって服を着てくから待っててね。あ、変な想像したらダメだからね。」
せっかくだしからかってみるか。
「フィルナ、変な想像ってどんなことだ。俺わからないから教えてくれよ。」
と言うと、それはと言って頰を赤面させて口籠った。
「とにかく、私で、変な想像しないで。バスタの意地悪。」
最近、他の女子生徒のおかげでフィルナがどんどん常識を学んでる気がする。
村にいたときは俺の目の前で全裸になったりとやりたい放題だったからな。女の子らしくなってきて嬉しいよ。
「悪い悪い。じゃ、先行ってる。」
俺は校門までテレポーテーションで移動した。
5分ぐらい待ってると、フィルナが軽い足取りで走ってきた。それでもめちゃくちゃ早い速度だったけど。
「お待たせっと。どうバスタ、可愛いでしょ。お母さんの選ぶ服はどれも可愛いいから着るの迷っちゃった。」
「早かったな。うん、とても可愛いよ。やっぱり俺の中での一番はフィルナだよ。」
可愛い服を着ている。日本の服まではいかないが、それでも十分可愛い。フィルナと日本で会ってたらな。そうしたら、可愛い服とかいっぱい着てくれるのに。
そんなこといっても仕方がないな。フィルナに出会えたことに感謝なんだから。
「じゃあ行くか。先、焼き鳥か?」
金はまだだいぶ残っているから問題ない。俺は使うべき時まで金を使わない人間だからな。
「うん、焼き鳥の後は、、、バスタが決めていいよ。」
焼き鳥食いたいだけで、そのほかは全部俺任せかよ。俺はフィルナにアクセサリーを買ってあげたいんだよな。できればネックレスだ。
「わかった、予定は俺が組もう。と、そろそろ焼き鳥屋だったな。おっちゃん、久しぶり。焼き鳥20本ちょうだい。」
「おう、坊主に嬢ちゃん。久しぶりだな。またデートか?」
「まあ、そんなところかな。」
といって銀貨40枚を焼き鳥屋のおっちゃんに渡す。
「坊主また、おまけしてやるよ。こんな可愛い娘は今、滅多にいないからな。それに注意しとかないと今の王の嫁に持ってかれるかもしれないぞ?」
そういえば忘れてたけど王様の継承問題があるらしいな。確か二人の兄弟のどっちかに継がせるって。俺のフィルナを嫁にするには地獄のフルコースを受けてもらわないとな。
「おっちゃん、おまけありがと。男なら自分の女は自分で守るよ。」
フィルナの手を握る。フィルナは一瞬驚いた顔をするがすぐに嬉しそうな顔に変わる。
「ほう。小僧、じゃあそれは男の約束だな。」
「そうだな。俺は絶対に守るよ。じゃあね、おっちゃん。」
「おう、今度も贔屓にしてくれよ。」
俺は焼き鳥22本入った袋を受け取ってその場を後にする。もちろんフィルナはその袋に目を輝かせている。
「わかったから、はい。せめて五本は残してくれよ。」
俺は渡しながら言う。あらかじめ数を指定しとかないと全部食べられるからな。
久しぶりのサーチ、この近くのアクセサリーショップはどこかな?俺の金額で買えるやつ。
俺が所持している金貨は15枚だ。
『はい、ここから直線200メートルの位置にあるアクセサリーショップはどうでしょうか。そこの店のアクセサリーの評価も高いらしいです。』
最近、サーチを使ってなかったからか、サーチのアシスト音声がやけに生き生きしてる気がする。多分気のせいだと思うけど。
オッケーサーチありがとう。
『いえ、問題ありません。』
グー○ル先生ぐらいの情報量の性能を持っているかもしれないな。困ったらサーチ先生に聞くか。
俺はそう決めながらアクセサリーショップを目指した
サーチの役割って最近喋るようになったグーグルみたいになってるような気がします。
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