第二十四話 入学式前のあれこれ
どうも、Mocha時雨です。
1月も中旬になってきましたね。成人式の番組をテレビで見て今年も始まったなと思い始めます。
では、ごゆっくーりー
目覚めが悪い。なぜなら俺のベッドにフィルナがいるからだ。ベッドは二つあるのにな。
俺は暑苦しいから俺はフィルナを起こす。
「おい、フィルナ。いい加減に起きろ。それと俺のところで寝るな。」
意識をしないこともないから、心拍数がフィルナに聞こえそうだ。
「ふぁ〜、おはよ〜バスタ。やっぱり一人で寝るのは寂しいからバスタの方に来ちゃった。」
可愛いから許そう。
フィルナを起こしてから寝癖を整え、制服に着替えて大食堂に向かう。
やはり大きい寮だと思い俺は上を見渡す。すると、黒服の生徒たちが目に写ったので早足で、大食堂に向かう。
大食堂に着くとあまり人がいなかった。入学式までかなり時間があるからな。ここにいる人たちはみんな優秀な生徒なんだろう。朝から訓練場にでも行っているんだろう。昨日も俺のトレーニングタイムが失われたため体かまなまってる気がする。
ご飯を食べたら俺たちも向かおう。
「フィルナ、食べ終わったら食後の運動をしよう。2日間ろくに動いてないからなまってるんだ。」
「バスタ最近、戦闘狂みたいになってるよ?別にいいけど。」
え、マジで?確かに称号で戦闘狂はもらったけど。
まさか体が戦闘狂に取り憑かれてるんじゃ、、
久しぶりのサーチ俺の体の確認。
『異常は特にみられません。強いて言うなら欲求不満ってところでしょうか?』
欲求不満ってわけでもないんだけどな。とりあえず体に異常ないことがわかったから問題ないな。
俺たちは朝食を食べ終わり、今度は遠くの訓練場に赴く。黒服だらけのところでなんかやってられん。
それは建前で遠くの訓練場の方が広いからってのが本音だ。
訓練場に着きあたりを見渡すとちらほらと生徒が魔法を使ったり剣を振ったりするところが見える。
俺たちは訓練場に入る前に準備体操をしっかりしてから入る。もちろん柔軟もしっかりとする。
とりあえずはフィルナと組手だ。最近の俺のフェーバリットだ。組手は相手との至近距離での勝負となるため、瞬発力と判断力が大事になる。いくらステータスが高かろうがそれに体がついていかないとステータスが宝の持ち腐れになるってわけだ。
俺とフィルナのステータスですると、一秒に約10発の拳や足が飛び交う。お互いに後ろへの回避は無しとルールを作り、パンチなら受け流し、蹴りなら体を反らしたりガードをしたりしてどんどんと攻撃を加えていく。
俺は5回に1回はフィルナに勝てるようになった。始めたての頃はフィルナの異常な速度についていけず何度顔にもらったことか。
相変わらず、チャンスメイクができない。フィルナの守備の高さが異常である。お互いにまだ一発も入っていないが俺は当てれる気がしない。
しばらく、拮抗した状態が続いたが、俺の守りの姿勢が崩されて、腹部に一発入れられてしまった。
「ハァ、ハァ、粘った方なんだけどな。やっぱり長期戦になるほどフィルナが有利だな。」
「ふぅ〜。かなり防御も安定してきたけど、まだまだだね。防御に回りすぎてるところがあるから、パターンを変えないと長期戦になればなるほど不利になるから、パターンをどんどん組んで行かないとね。」
日常では何か抜けてるのに、こうゆう時だけ師匠だ。まだまだってことが思い知らされる。
組手をしてから大体十五分ってところか。次は剣だな。俺はフィルナに土魔法で作り上げた剣を渡す。
今度は勇者の剣、いや、フィスタ流の剣術の練習だ。
この練習メニューも大幅に変更されたところがある。
俺のステータスが、全体的に50万を超えたからだ。
フィルナの所持する重力魔法で、体に負荷をかけてお互いに打ち合うのだ。
俺は、まだフィルナが隠蔽スキルで隠してたことに驚いた。もしかしたらまだあるんじゃないかとふんでいる。
「グラビトンフォール」
フィルナが手を上に上げて唱える。さりげなくだが、周りの視線が痛い。最初は少数の人たちがこっちをみていたが、今は後から人たちも含め、全員がこちらをみている。組手のせいだろうか?
組手は日常過ぎてこんなの当たり前に思っていたが、一介の人たちからしてみると、あんな光景ありえないだろうな。しかも魔法を使わずにあの速度だからな。
閑話休題
フィルナが唱えた、グラビトンフォールは重力の滝という意味でまさしくその通りである。今は体に250倍の負荷をかけてやっている。フィルナは750倍だ。もちろん俺の触れているものすべてにかかるので、今持っている土の剣や靴、服全てにかかるわけである。俺がこれを初めてした時は土の剣が重過ぎて右腕が折れた。正直何が起こったかわからなかったな。剣を持った瞬間腕が逆向いてたからな。もちろん、フィルナの回復魔法で治療してもらった。
だが、今はかなりこの重さにも慣れてきて、土の剣が満足に振れるようになってきた。
で、今教えてもらっているのはフィスタ流剣術の攻撃についてだ。過去の勇者はカウンターがメインだったため、自分からの攻撃がほとんどなかった。だから勇者自身が考えついた、自らの攻撃方法をフィルナに習っている。
そして、一通り終われば復習を兼ねて一本勝負をする。それが今の剣の練習メニューだ。
もちろん。その一本の勝負はフィルナの勝ちだ。やはりまだまだ、剣の振りが甘いようだ。
「じゃあ、そろそろ終わって体育館に向かうか。フィルナしっかりと覚えてるよな?」
俺は土の剣をフィルナから受け取りながら聞く。もちろん土の剣は解除するとただの土だから地面に落としてておく。
「覚えてるって。私のところ覚えるところ少なかったでしょ。あれぐらい余裕だよ。逆にバスタは読むところかなりあったけど大丈夫なの?」
あれぐらいの文章を忘れろって方が無理あるな。頭の中でぐるぐると、挨拶の文章が回っているのだからな。
「もちろん大丈夫だ。それじゃ行こうか。」
俺たちは体育館に向かう。数十名の視線を浴びながら。
体育館に着くと入り口で校長が待っていた。入学式とあって、校長の服にも気合が見える。っていうか普通にかっこいい服を着ている。いかにも私、魔法使いですという服を着ていた。
「おはよう、バスタ君、フィルナちゃん。昨日いきなりのお願いして悪かったね。それで挨拶の方は大丈夫かな?」
「問題ないですよ、校長。だだ殺気を飛ばすってところが意味わからないですけどね。」
俺はわけのわからないところについて質問を加える。
「あぁ、それね。一年生の威圧ってのを上級生に見せつけて欲しいんだ。別に殺気じゃなくても、魔力を体から放出するだけでもいい。君たちなら魔力を放出するだけでも、かなりなんだろうから。」
下克上でもするんじゃないだろうか?確かにそれによって、上級生は危機感を覚えてさらに自分を磨くだろうな。校長はそれを求めているのだろうか?
「バスタ君の考える通りだよ。二人で一気に魔力を出して欲しい。」
「わかりました。フィルナ俺が合図を出したら十分の一の魔力を体から出してくれ。」
それでも多すぎると思うけどな。フィルナの魔力は数千万は軽く超えてると思う。なぜなら、ステータスも隠蔽してると俺は思ってるからだ。俺がそう思った理由はスタンピードの時のSレートの魔物でさえ、魔力が100万を超えてる奴がいたのだ。だからだ。
「わかった。でも十分の一も出したらここ、壊れるかも。」
「大丈夫、フィルナちゃん、フィルナちゃんがここに結界を張ってくれたら体育館が壊れることはない。」
「わかった。」『ガードブロック』
「これで壊れないと思う。」
まぁ、フィルナが貼った結界だから大丈夫だろ。よっぽどじゃない限り壊れないと思うし。
「ありがとう。じゃあ二人とも席についててくれ。受験番号と同じ席だからどこかわかるだろう。では、また後で。」
校長と別れて、俺たちは席についた。保護者の人もすでに座っているようだ。
はあ、物事を覚えることはできても、人前では緊張するから、結局はしんどいことに変わりはない。
と、思いつつ俺たちは自分の席に座り時間が来るまで待った。
次回に入学式ですね。焦らすようなことしてすいません。
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